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読書雑記/2023.08

9月です先月と変わらず暑いままだけど吹く風は少し秋めいてきた感
それはそうとやっとリアル更新できそうでめでたいバンザイ
予定では今月分から週記にしていきたいと
けど体調の事もあるので無理せず負担にならないようにやる

ここ数年で大手SNSがああいう事になりblogの大切さを更に実感したのでnoteに来る前からずっと好きなこと書き続けてきて良かったと思う
昔から長文書くのが好きだったしね

アナログの読書ノートから購入した本リストを淡々と記載する2023年8月分
記憶から消え去る前に読んだ本たちをてきとうに振り返り
※2023年分をこちらでざっとリライト
※(電書)=電子書籍
※(古)=古本
※(同)=同人誌
※(私)=私家版
太字=読み終わり

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【購入本】
・ガールフレンド 伊藤人誉ミステリ作品集/伊藤人誉(私)
・Fate/strange Fake 1~8/成田良悟(電書)
・ドリフターズ 7/平野耕太
・みすず 2020年1・2月合併号
・みすず 2021年1・2月合併号

みすず 2023年8月号(休刊号)
・空想街雑貨店の旅する塗り絵 POSTCARD BOOK/西村典子+西村祐紀
・泡の女/笹沢左保
・葉山宝石館の惨劇/梶龍雄
・毒入りコーヒー事件/朝永理人
・村でいちばんの首吊りの木/辻真先
・赤虫村の怪談/大島清昭
・奇病庭園/川野芽生
・本の雑誌 2023年9月号
・あなたは月面に倒れている/倉田タカシ
・断片的なものの社会学/岸政彦
・紙魚の手帖 vol.12
・本の幽霊/西崎憲
・アーモンドの木/ウォルター・デ・ラ・メア
・8つの完璧な殺人/ピーター・スワンソン
・蔭桔梗/泡坂妻夫
・怪異猟奇ミステリー全史/風間賢二(古)
・新本格ミステリを識るための100冊 令和のためのミステリブックガイド/佳多山大地(古)
・九龍城の殺人/月原渉(古)
・三人の日記 集合、解散!/植本一子+金川晋吾+滝口悠生(同)
・瑠璃の宝石 4/渋谷圭一郎(電書)
・すみれ屋敷の罪人/降田天(電書)
・焔と雪 京都探偵物語/伊吹亜門
・処刑台広場の女/マーティン・エドワーズ
・最後のユニコーン〔新版〕/ピーター・S・ビーグル
・ロード・エルメロイII世の冒険 6 フェムの船宴(上)/三田誠
・惑星まほろば/太田忠司(私)
・林檎の種/エドウィン・ベアード(同)
・英国犯罪実話集2(同)
・角川ホラー文庫・カバーデータ・インデックス1 黒い背の本棚(同)

・CRITICA vol.18(同)
・猫と紳士のティールーム1・2/モリコロス(電書)
・暁の密使/北森鴻(電書)
・SFマガジン 2023年10月号
・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク・チク・タク/ジョン・スラデック
・魔女推理 嘘つき魔女が6度死ぬ/三田誠
・レイトン・コートの謎/アントニー・バークリー
・影を呑んだ少女/フランシス・ハーディング
・近畿地方のある場所について/背筋
・シャーロック・ホームズ スペシャル 100分 de 名著テキスト
・ナイトランド・クォータリー vol.33 人智を超えたものとの契約
・怪と幽 Vol.014
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さて8月はお誕生月だったのでまぁ買いまくった
もちろん読むのは追い付かないよハハハ(笑い事か
これから読書の秋で発売が増えまくるのにどうするんだ(控えろ
それにしても今月はキテレツな(褒めてる)本が多かったのでなるべく画像などを入れて紹介(また長いです

左の本ね(チクタクさん

『チク・タク・チク・タク・(以下略)』※10回連呼
この装丁よくOK出たなぁ笑
『Tik-Tok』が翻訳文庫化(断じて某有名SNSのことじゃないぞ
あの名作『見えないグリーン』『ロデリック』等のスラデックのロボット・ピカレスク(って書いてあった
スラデックさんは作品数が少ない上にほぼ絶版状態なので新翻訳文庫化はめちゃめちゃうれしい
もったいなくてまだ冒頭しか読んでないけど粗筋からちょっとオートマタの機械生命体を連想する
ロボット三原則もアシモフ作なだけで実際これが無かったらロボット業界は今とかなり違っていたんじゃないかとも思ってる(もちろん制御機関は付けるだろうけど
そういやFSSでもダムゲート・コントロール(作中での思考制御プログラム)が外されてるファティマ多かったもんな(もちろん全ての能力と存在自体がチート
世の作品にそういう描写が多いってことは
本当は人類みな制限無しのそれを見てみたいのでは?

1巻と2巻の位置がおかしいよhontoさん

『Fate/strange Fake』1~8
先月のアニメ特番を観直してて
もうめっちゃかっこ良くて血生臭かったし(褒めてる)ラストのセイバーと綾香も印象深いしフラットに完全にコケにされてる(本人は全くそんな意図無いんだろうけど笑)ウェイバーちゃんめっちゃ イイ…
これはやはりTVシリーズ放映(時期未定)の前に原作小説を読んでおかねばと既刊分揃えたくなったので25%offクーポンを使用して大人買い
紙書も考えたけどまだ完結してなくてこの先どれくらい巻数重なるのかわからんので電子で
ていうかセットで買うと巻数の順番入れ替わるの何でなのhontoリーダーさん(画像は1・2巻が逆
明細やhonto with(管理アプリ)の本棚では順番合ってるのにわけわからん

こっちでもフラットめっちゃ目立ってる

『ロード・エルメロイⅡ世の冒険6 フェムの船宴(上)』
fate続きで
アニメイトで予約してたので特典カード(ランダム)の凛ちゃんもらったかわいい(好き
ていうかまだ前の巻が途中なので早よ読みたい(ダメじゃん

本の雑誌の特集タイトルに笑う(違うとこ見てんな

みすず 2020年1・2月合併号
みすず 2021年1・2月合併号
みすず 2023年8月号(休刊号)
ジュンク堂でやってたバックナンバー・フェアで持ってない合併号買えた
「みすず」は今号8月号で休刊
64年の歴史に幕引き
残念だけどこれからはWeb版に移行&年末恒例の読書アンケート合併号は書籍として刊行とのこと
とりあえず続くらしいので良かった

ムダに色っぺぇ義経
帯で言われ放題

『ドリフターズ』7巻
5年ぶりでも相変わらずのヒラコー節
ギャグとシリアスの緩急がたまらん
光速で3回くらい読み返した
アレ前巻なんだっけトシさんとのボロボロ対決中に直が乱入だったっけか
方言だらけでお豊なに喋ってんのかわからん笑う
直との似た者同士どつき漫才笑う
義経も土方もドリフに関わると調子が狂うのかあっさり反旗を翻すの笑う
爺とオッサン軍師たちもアホに見えるほど凄すぎて笑う
『救世の皇子 クロウ様』笑う
犬猫たつおたちかわいい「弾がないワン」
ミルズくんもめっちゃがんばってんなぁ元気でよかった(彼らの奮闘は続く
さて8巻も5年後か?その頃まだワイ生きてんかな笑
ていうか帯で最後にまた笑かしよるw(13人のアレ

『武家屋敷の殺人』※図書館本
8月に読んだのでこちらで
文庫を探したけど絶版らしく図書館で借りたら噂の「わし」「~っす」なノベルズ版でそこばかり気になって筋がなかなか頭に入ってこなくて困った笑
*巷でも不評なこの部分は文庫版で訂正
【やりすぎコージー】異名の通り詰め込み過ぎでえらいことに
多重推理で幾つもの謎解き更にシン・真相というまさに盛り過ぎの作り
個人的には江戸時代の話の謎解きがおもしろかった
しかし兄ちゃんに気付かない妹もどうよ
離れ住まいで馴染みが浅いからとも思ったが途中で気付きかけたのに(岸積と兄の類似点あたり)そこで思考停止なのが惜しい
探偵役はアレな一人称と語尾だけど人情派の川路と無愛想で得体の知れない邦彦のダブル探偵コンビ(not探偵と助手
邦彦の排他的な性格のせいかちぐはぐな感じがした
断片的な挿話は彼の過去だから瑞穂と自分を重ねていたのでは(「女」呼ばわりしてた彼女への認識をラストで改めたし
才藤の正体だけど
実は冒頭の【登場人物紹介】を見直すととても違和感のある説明が付いていて本編を読んでいて「チャラついたキャラと合致しない…?」となるように出来てて上手い
やりすぎのおかげで最後まで目が離せない展開に満足した(遺体移動トリックとか3回くらい読み直したけど
複雑怪奇な話に頭を悩ませるにはおすすめ

『ワトソン力(りょく)』※図書館本
こちらも8月に読んだ図書館本
【ワトソン力(りょく)】を持つ捜査一課の和戸宗志(わとそうし)
彼が何らかの謎に遭遇すると無意識のうちにワトソン力を発揮し一定距離の範囲内に居る人物の推理力を飛躍的に向上させ解決に導く・・・(自身の推理力は上がらず)という連作集
連載時はそれぞれの事件話のみだったが単行本化の際にインタールードが書き下ろされまたひとつの事件になっているのがおもしろい(エピローグのラストはちょっと安直だけど
過去事件録だけだとあっさりし過ぎで物足りないからこの書き下ろし部分は必須かな
主人公の和戸くんが推理するわけではないのでめっちゃ冷静かつ飄々としていて各話で殺人が起きても微妙に緊張感少ないのが変におもしろい(書き下ろし部分では何故か自身の推理力が向上してがんばってる
その分影響された周りの人物たちが推理合戦を始めるときに「如何に(各話で大抵現場に居る)真犯人はその指摘を逃れるか」という点を意識して読むとさらに面白くなると思う
自分もこのワトソン力欲しい
名探偵の優秀なバディになるんだ(無理

古ーい(本が

『しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術』※図書館本
こちらも8月に読み終わり
ヨギ ガンジーシリーズ初読
なるほどこれはたしかにバレ厳禁だわ
いやでも冒頭からわりとしつこく追及されてるからそこに何かが確実にあるんだなとはわかるけど(その『何か』が問題で
『世界でいちばん~』を先に読んでいると本文の仕掛け自体は想像がつきそう・・・だけどもうひとつの仕掛けはさすがにわからん笑
(というかこの本が世界で~の解説に出てきたので読み始めたのだけどね
ギミックはおもしろかったけどテーマはいまいち
作家のせいではなく自分が宗教(新旧合わせて)というものに猜疑的でこの手の背景は苦手なため
ただそのおかげでコイツとこいつ!めっちゃ怪しくね?と思った人物がドンピシャだったので疑り深いのも役には立つ笑
そもそも登場人物ほぼ怪しいヤツしか居ない笑(含メインキャラ
けっこう面白かったのでシリーズ他作品も読んでみる予定

キャラ強すぎて忘れられない彼

余談:
ガンジー先生が「やあれ」言うたびに星威岳哀牙(@逆裁)が脳内でしゃしゃり出てきて困ってた笑

絶妙なコントラストの装丁と帯の文言ですでに怖い
(右のちくまは書店でもらってきた無料配布誌です
御札・・・?Σ(゚Д゚)
巻末の袋とじでさらに増す不安

『近畿地方のある場所について』
今月のキテレツ 極めつけがコレ
もうなんかいろいろすごかった
カクヨム投稿をまとめたこの本(カクヨム版未読なワイ
以前から話題になっててめっちゃ気になってたので発売日に買いに行ったらまず書店で面陳2段展開してて驚いたすげぇ
開いたらなんか御札ステッカー入ってるし巻末に袋閉じだしいろいろマジで大丈夫か持ってるだけで怖いんだけどコレめっちゃヤバい
内容もすげぇ
とある地方の怪談話を集めているうちにじわじわと日常が浸食されていく様が本当にヤバい
ドカーン!と驚かせる系ではなくなんだかよくわからないけど確実に恐ろしい《何か》が近づいてくることだけはわかるのに何もできないまま(ry
みたいな
ウワー怖ぇーーーーーでもめっちゃおもしろいこういうのだいこうぶつなのもっとちょうだい読むの止まらない
あとでweb版(カクヨム)の方も読んでみようかな眠れなくなりそうだけど
読み終わったら個別に感想書きたい考察も楽しそう(今はまだ検索避けてる
てかすげぇとヤバいしか言ってない我の語彙ヤベェ

こんな感じでキテレツ本がたくさん収穫できて満足の8月も終わり
いよいよ【読書の秋】
まぁ自分的には毎日何かしら読んでいるので【通年読書】な訳だが少しでも涼しくなり夜長になれば強化月間というのは良き
確かに暑過ぎると頭がぼややんなってあまり話が入ってこない気もする寒い時は大丈夫なの不思議なんだけどね
積読も無事増やせたので秋冬のお籠もり準備万端さ(だから増やすな

さて来週からは週記もしくは個別感想記事を書き始める予定なのでがんばるがんばれるときがんばればがんばり・・・たい(いきなり尻つぼみか
乞うご期待 いややっぱ期待しないで

※体調不良や買った読んだ本が無い場合はこの限りではありません