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横乗り系彼氏にライフスタイルを合わせたら1日が充実しすぎている

どうもです、かなみです。

「横乗り」
板に乗るスポーツ、つまりスノーボード、スケートボード、サーフィンのエクストリームスポーツの総称。
この頭文字を取って3Sと呼ばれていたりもします。
最近はオリンピック種目に加わったことで話題になってますよね。

わたしの好きになったひとはこの3Sを極めているひとです。

秋〜春は時間さえあれば山に行ってしまうので遠距離恋愛なの?ってくらい会えない時もあるし、サーフィンは季節問わず、波さえあれば早起きして海へ行く。スケートボードはいつも持ち歩いていてどこでも乗れるようにしてる。

わたしは今までそんな生活とは無縁の人生だったので、彼のそのライフスタイルについては分からないことだらけでした。
正直、横乗りとわたしどっちが大事なのよ!と漫画のように問いかけたくなる時もあります。
ですが、一緒にいてみてどれだけ3Sを充実させられるかを常に考えて行動している姿勢は心底尊敬します。本当にかっこいい。
とにかく時間の使い方が上手い。無駄な時間は作らない。常に何かを生み出す努力を怠らない。これを徹底しているんです。

つまり効率の鬼

わたしの考える普通のカップルなら、「次の休みはどこかいこうか」とか、「今日はカフェでゆっくりしよう」とか、そんな予定の立て方がよくある感じかなって思います。

だけど彼は違う。
全ての予定は波次第。

天気図や国土交通省が公開しているデータ、波高計など様々な情報を満遍なくチェックして波を予想する。
それからどのポイントが適しているかを割り出す。

1週間の移動距離はおそらく500km以上。
こんなのたまにいく旅行の距離。
これを毎週のように1年中繰り返しています。
朝にサーフィン、午後にスケートかスノーボードみたいな日も。

こんな彼から学んだ人生に大切なことを1日の流れに合わせてまとめました。

早起きは三文の徳(得)

誰もが知っているこのことわざ。
先人が言うことはいつだって間違いない!
休日に平日と同じくらいに起きて、今日は1日が長い、みたいな感覚はあっても、まさにこれが徳!となることは今まであまりありませんでした。

サーフィンをする朝は遅くて5時起き。
スノーボードへ行く時も、スキー場のオープン時間から逆算して深夜に出発しています。
日の出と共に動き出しても遅いとのことで、明るくなる時間帯(夏ならば4時頃)には海に着いていないといけない。
彼曰く「朝を制するものは横乗りを制する」らしいのです。
そんな彼に合わせてサーフトリップへ行くときは午前2時に起きることも日常茶飯事。
いや、これ早起きっていう時間?ってくらい早すぎるのですが、前日は22時頃に就寝して、何が何でも起きます。

出発する時間は真っ暗ですが、信じられないほど綺麗な星空だったり、月だったり、今まで見たことのない景色に出会えました。

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もうこれで三文以上の得した気分です。(三文とは大体今の100円くらいの価値らしい)

AM2:00飛ばすハイウェイ|センスを磨く時間

朝の移動時間は音楽を聴いてることが多いです。
帰りは眠気覚ましのために雑学クイズをすることも。

無駄な時間を過ごしたくない彼にとって、移動時間も大切な24時間の一部。
ひとりで移動するときは動画やラジオで勉強しています。意識の高さ。

彼とわたしの好きな音楽は同じものもあれば、もちろん全然違うものもあるので、これは音楽をやっているわたしにとって大きな学びになりました。
夜明け前にカーステレオから流れてくる”渋谷系”の音といったらとんでもなくおしゃれで感覚が研ぎ澄まされて。

歌詞についてだったり、音の作り方だったり、彼はミュージシャンではないけれどクリエイター視点でわたしの知らないことを教えてくれる。
動画を作るときに音楽は重要で、そのアンテナをいつも張っている彼のおすすめしてくれる音楽は、作曲活動に為になることが多くあります。
横乗りってセンスが大事、っていつも言ってるので、そのセンスというものを磨かせてくれているような。

これは通勤時間で聴いたり、作詞作曲の材料集めに聴く、”手段”としての音楽の聴き方とはまた違う方法で、新しい音楽とたくさん出会えました。

自然と一体化できるヘルシーな朝|朝日と共に動き出す

朝日が昇る頃、彼は海へ出て、わたしは海岸で撮影を始めます。

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朝に陽の光を浴びる。
ただそれだけなんですが、これをすることでかなりポジティブになれます。
暑かろうが寒かろうが、そんなの気にならないくらいに。
苦手な虫も気にならないくらいに。
足全体で砂を踏みしめて、全身で風を感じて、朝日を浴びる。
こんなに気持ちいいことがあるのかと衝撃でした。

この時間は夏の海岸でも誰もいません。

普段都会の喧騒の中にいるわたしにとって心を空っぽにするこの時間は本当に大切な時間になっています。

彼はその間ずっと波に乗り続けます。
友人と一緒に行くこともありますが、彼は誰よりも早く沖へ出て、誰よりも長く海にいる。
海にいる間、疲れたなんて言葉は一度も聞いたことがありません。
そのストイックさは誰にでも真似できることではないといつも感心する。
そんなのところもかっこいい。

海の近くの贅沢ごはん|地産地消を肌で感じる

午前2時から活動して、5時半には入水、長くて10時頃まで海にいても、まだお昼前。
大体お昼は近くの漁港で食べます。
こんなに自分の好き嫌いを悔やんだことはありません。
なぜならわたしは魚介類が食べられないのです・・・(アレルギーも有り)
ただし、火が通してあるお魚はOK。
彼はいつもその土地ならではのお刺身定食や海鮮丼を注文しています。
いいなあ、と横目で見つつ、わたしは煮魚や焼き魚を頼みます。
火が通っていてもものすごくおいしい。新鮮なのがわかる。
きっとお刺身好きさんにはたまらないと思います。

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地域の特産品を実際にその場で味わえるってすごくいい。
大体道の駅やお土産屋さんが併設されているので、海産物以外にも出会えます。
ここでこんなものが採れるんだ!という驚きもあったり。
料理好きにとってはこれも楽しみのひとつで学びになっています。

わたしのターン!|海沿いカフェでチル

効率の鬼の目にも涙。(失礼)
サーフトリップへ一緒に行く時は、「事前に行きたいところ調べておいてね」と言ってくれます。優しさ。
カフェ巡りが趣味のわたしにとって初めて行く場所でのカフェタイムは最高にテンションが上がります。
下調べしたところへ行く時もあれば、たまたま見つけたところへ入ることもあります。

ついこの間、御前崎へ行った帰り道。
大通り沿いから見たら普通のお家。
でもかき氷ののぼりが出てる。
なんだろね、くらいの感覚で通り過ぎようとしたその時。
「表に看板出てる」
「なんか本格的っぽいやつ」
「木の看板だった」
ふたりとも少し気になる外観でした。
近くに車を停めてもらい、かき氷が大好きなわたしはすぐさま調べました。

「あのお店人気店だ」

この日も実は事前調査して行こうとしていたお店があったのですが、すぐに来た道を戻ってもらいました。

普段のお店の様子をSNSで見たら外まで大行列。
この日は幸運にも空いていたので並ぶことなくすぐ入店できました。

わたしはいちごみるく。彼は黒糖きなこに。

静岡県御前崎市「ささや」さんのかき氷

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この美しいビジュアル!シロップは底までたっぷり!これぞまさに理想のかき氷!

漁港で天丼をたらふく食べたあとでしたがその油を溶かしてくれるかのよう。ペロッと完食。

カフェで話すのは将来のことだったり、どんなお店をやりたいかとか。
わたしがいつも嬉しくなるのはそこで今まで知らなかった彼のビジョンや、自分自身の理想が知れること。
彼はこんなことやりたいんだ、とか、わたしはこういうことが好きだったとか、必ず気づきがあります。

ちなみにこのかき氷を食べた時にしたのは、彼がかき氷屋さんをやるなら、という話で、実際にわたしは自分のカフェでかき氷をやっていたので具体例を挙げられたし、彼は得意な横乗りを取り入れたメニュー考案や営業方法を話してくれました。
現実になるかどうかは置いといて、ジャストアイデアでもこうやって夢が膨らんでいくのはすごく楽しくて大好きな時間です。

充実しすぎている1日|継続は力なり

ざっと1日の流れはこんな感じです。
深夜に出発して、朝一でサーフィンして、わたしの行きたいところに付き合ってくれて、帰路につく。

ここで新事実をお伝えします。
わたしは運転ができません。実は免許すら持っていないんです。
なので運転も全て彼がしてくれています。一生足を向けて寝られない。
助手席で助手としての務めも大してせずに船を漕いでいるわたしに、寝てていいよ、とまで言ってくれる彼に本当に本当に感謝です。

彼が帰り道に必ずと言っていいほど決まって言うのが「サーフィンしたのがもうずっと前のことみたい」という台詞。
これは1日が充実している証だとわたしは思っています。
そんな彼から発信される言葉や映像は、横乗りをしないわたしにも響くものです。
わたしも何かしないと、と思わせてくれる。

このnoteもそうでした。

彼の周りにはいつも人が集まり、発信したもので心を動かされるのは、彼の今までの努力の積み重ねがあるからこそで、そして好きを極めているから。
好きなことがあれば発信したらいい、何もしないのはもったいない、と。
本当にその通りだと思います。

彼から教わった一番大切なことはまずやってみること。
当たり前だけどやってないのに最初から無理っていうのはよくない。

早起きもしてみないと何がいいのか分からなかったし、新しい場所にも行ってみないと何も知らないまま。

文章を書くのに長けているわけではないけれど、わたしの好きなことをここに残し続けていくことが当分の目標です。

というわけで次はレシピの記事を投稿します!

追記:
わたしもこの度スケートボードを購入しました!
横乗りのひとつくらい彼と一緒にやってみたいという勢いだけで。
オリンピックを見て感化されたのもひとつの理由です。
スケートボードの選手たち、雰囲気、めっちゃ良かったですよね。
技術的な部分はなんとなくわかる、という感じですが、スケートボードのカルチャーとしてのかっこよさが見えたというか、人種も年齢も性別も上手下手も関係なしにみんなで称え合えるって素敵。そしておしゃれ!
ああいうのいいな、って憧れてしまいました。笑

初心者がどれくらいできるようになるのか、もしかしたらnoteにも書きはじめちゃうかもしれません。

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