コーダ あいのうた

今日は「コーダ あいのうた」というテーマの文章を書きたいと思います。

2021年公開の映画なんですが、ネットで評判が良かったため、Netflixで観てみました。

ろう者である両親、兄貴と暮らす女の子が主人公で、家族のなかで自分だけが何不自由なく耳が聴こえます。

3人の視覚障害を持つ家族と暮らしていくわけですから、もちろん手話でコミュニケーションを取ってます。
女の子は学校や社会でイジメや嫌がらせを受けたり、ろう者の家族も社会で生きていく上で厳しい現実のなかで生きていってます。仕事で立場の弱さにつけ込まれたりとかね。

でも、両親とも明るくてポジティブだし、兄貴も妹思いの優しいお兄ちゃんだし、女の子もすごく家族思いで芯がしっかりしてて、すごく仲の良いファミリーなんですね。

ただ、女の子は「歌の才能」があって、それが評価され、その能力が少しずつ社会に知れ渡るんですが、それがこの家族や女の子の運命を変えていくことになるんです。

耳が聞こえないから娘の歌の才能が分からない、理解できない両親、夢を追うなら家族から離れて音楽の世界に行けという厳しくも優しい兄貴。
心の底から歌や音楽が好きで、歌の世界に魅了され続ける女の子。

この映画を見て、ほんの僅かながら、ろう者の考え方や気持ちに触れることが出来て良かった。
普通に生きてたら、絶対に気付けない視点が得られた。

娘のオーディション会場で3人が娘の歌を見守るシーンはものすごく感動的で美しかった。

家族は漁船で働いてるんですが、そこでいろいろ厳しい状況に立たされたりするわけですが、家族の絆によって乗り越えようとしたりする所とか素敵です。

恋愛も才能がそれを引き裂こうとしたりと、切なさもあり、リアリティーがあっておもしろい。

すごく素晴らしいヒューマンドラマでした。

あと、音楽や歌が素晴らしく、それだけでも観る価値があると思う。

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