バブル ふたりのカリスマ経営者
今日は「バブル ふたりのカリスマ経営者」というテーマの文章を書きたいと思います。
NHKで「映像の世紀バタフライエフェクト」という番組があって、そのシリーズが結構好きで面白そうなテーマや興味が沸く内容であれば、よく見てます。
昨夜はリアルタイムで見てたんですがバブル期の経営者として、ダイエーの中内功、セゾングループの堤清二、この2人を取り上げた内容でした。
私は彼らが一世を風靡してた頃に産まれた世代なので、彼らの名前は聞いたことはありますが顔もよく知らなかったです。
今でいうと、孫さんとか柳井さんみたいな立場でしょうか?
しかし、1980年代、1990年代のバブルの勃興、そして、崩壊は知ってるし、そのバブル期の象徴でもあったダイエーやセゾングループを率いていたトップがどんな感じで会社を成長させていたのか、それが映像とともに知ることができ、なかなか興味深かったです。
ダイエー中内氏は不動産を担保にどんどんお金を借りて店舗を増やしていく。
一方の堤氏は先進的でお洒落なパルコをつくったり、百貨店の最上階でアートを展示したりなど、派手で裕福な顧客をどんどん取り込んでいく。
当時は「財テク」という言葉が広がってて、社長室の隣の部屋に為替取引ができる場所があったりり、東京の不動産価格が数年で5倍に膨れ上がったり、よく聞く話では、東京23区内でアメリカ全土が買える。みたいな話が出てたそうです。
ジャパンアズナンバーワン。
日本に敵なし!みたいな「浮かれた」日本人がその当時ほとんどだったのでしょう。
欲望にまみれた時代といっても過言ではないでしょう。
簡単にお金が手に入り、資産が増え、そして、それを使って欲望を満たす、モノを買う時代。
しかし、「バブル」はやっぱり崩壊するんですね。
ダイエーやセゾングループがダメになった背景には、「ずっと未来は明るい」という希望しか見えてなかったこと、見てなかったからなんじゃないかなぁとこの番組を見て思いました。
高速道路を走るスポーツカーが簡単に止まれないように、ブレーキの掛け方すら忘れてしまってたんじゃないかと。欲に溺れたって言葉がありますが、まさに、そんな状態だったんじゃないかと想像します。
過剰とも言える投資がバブル崩壊によって、負債を抱える状態になるという負のループ、構造なっていった。
あと、映像を見てて象徴的だなぁと思ったのは、ダイエーが保有してた球団をソフトバンク=孫さんが買ったこと。
これは、まさに、流通小売りの時代からITの時代へと日本が移り変わっていく転換点だなぁと。
孫さんはいまはAIに全力で投資を進めてます。
そして、ソフトバンクはいまも絶好調。
やはり、経営者は、ちゃんと時代を見据えて行動し、的確に投資をしたり事業をしたり、会社を拡げたりしていくことが大切だよなぁと思いました。
あと、人生も同じで、絶好調なときもあれば不調に陥ってしまうことは誰にでもある。
大事なことは、調子に乗らないこと。
ダメな時でも諦めないこと。
そして、欲に溺れないこと。
これが大事だよなぁと思いました。