燃え殻さんのエッセイ

今日は「燃え殻さんのエッセイ」というテーマの文章を書きたいと思います。

燃え殻さんの「愛と忘却の日々」という、最新エッセイを読みました。

やはり、おもしろい。

燃え殻さんのエッセイは週刊新潮で連載してるのもDマガジンで読んでるし、書籍化されたエッセイも全て読んでます。
来年1月発売となる、新作文庫本も買いました。Amazonでポチりました。予約しまさた。

いろんな作家さんのエッセイを読んできましたが、良くも悪くも似てる作家さんが全くいないタイプの作家さんです。

売れてる週刊少年ジャンプの漫画のように、毎回、新鮮な驚きと想像を超えてくる話が飛び出してきます。

渋谷の道玄坂に住んでるらしく、つまり、日本で一番新しいネタが飛び込んでくる場所で豊かなインプットを得てるのでしょう。
そんな環境が独自性のある文章を紡ぎ出す源泉となっているのかもしれません。
間違いなく、少しは影響しているはずです。

よくこんなにトラブルに巻き込まれたり、変なことが起きたり、変わった人との繋がりができるよなぁと感心しますし、思わず笑っちゃいます。

彼が紡ぎ出すゆるーい感じのエッセイは現実離れしてるようで、すごくリアリティーがある文章なんですよね。その矛盾してるような感じが良い。

そして、芸能とかアーティストとか、華やかな世界の話もちょくちょく出てきて、そこもいいですね。興味深い話がいろいろ出てきておもしろい。
彼のエッセイに出てくる登場人物のユニークさが文章を面白くしてる一つの要因なのは間違いありません。

まぁ、彼の人気の秘密を私なりに分析すると、「着眼点」と「文体」にあるんじゃないかなぁと思います。

独自の世界観を持ってて、視点がすごくユニークでおもしろいんですよね。
そして、それを文章に上手に落とし込む文体力がすさまじい。文体に瑞々しさがある。

真面目さとかも大事だけれど、ユニークさってそれ以上に大切なんじゃないかと気づかされる稀有な作家さんです。

あぁ、渋谷じゃなくてもいいから東京に住んで、ワクワクする経験や体験をたくさん積みたいなぁ。

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