個人が手軽に書籍を出せる時代へ
Amazonは、個人著者が「Kindleストア」に本を出版できるサービス「Kindle ダイレクト・パブリッシング」において、紙書籍での出版サービスを開始した、とのこと。
「Kindle ダイレクト・パブリッシング」における紙書籍出版では、注文に応じて印刷を行うため、著者が在庫を抱える必要がない。販売価格は著者自身で設定でき、紙書籍で60%、電子書籍で最大70%のロイヤリティを受け取ることができるが、紙書籍の場合はロイヤリティから印刷費が差し引かれる。
物書きにとっては、すごく嬉しいニュースです。
文章を書くのが好きな人、ずっとブログを書き続けてきた人、物書きとして生計を立てたいという夢を持つ人、お小遣い程度でも良いので自分が書いた文章をより多くの人にも読んでもらいたいと思ってた人などにとって、このニュースは朗報ではないでしょうか。
さすが、Amazonですね。
おそらく、Amazonとしては有能なクリエイターを発掘し、集めて、コンテンツを豊かなものにしていって、ユーザーを集め、一人でも多くのAmazonファンをつくっていきたいんだと思います。当然ながら、アカウントを増やしやしたいという思いも強いはず。
これまでは、特定の限られた作家やクリエイターしか紙の書籍は出せませんでした。
出版社側としても、売れないリスク、在庫を抱える訳にはいきませんので、売れることが見越せる特定の人が描いた作品しか世の中に書籍が流通しないという現実がありました。
また、今回、最も素晴らしいなと思った点は、Amazonを通じて、注文が入った後に印刷を行うので、著者の在庫リスクがゼロ、というところ。
つまり、著者は、作品をクリエイトすることに専念できる、ということです。
ただし、売れるかどうかは作品次第というシビアな世界なのは間違いありません。
なので、個人的には、noteやTwitterなどで実力を伸ばしたり、知名度を上げたり、ファンをつくって、それから出版する。という流れをつくるのが良いのかなぁと思います。
たとえ作品の中身がすごく面白かったとしても、聞いたことのない人の本が読まれる、買われる可能性はとても小さいでしょう。
また、本を出版するところまではなんとか漕ぎ着けたとしても、中身が面白くなかったり、買ってまで読む価値がないと多くの人に思われたら、レビューで酷評される可能性だってあります。
いやー、ほんと、物書きにとってこのAmazonの新サービスは興奮させてくれるものがありますよね。
人生楽しくなってきましたー
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