みうらじゅん「比較三原則」- 出世している友人と比較しない
日経新聞には、上場企業の人事情報が載っていて、先日、昔の友人の名前を偶然発見しました。
某メーカーで働いていることは知っていましたが、事業部長になっていてビックリ。自分は40代で一度も部下を持ったことがないので、ずいぶん差がついてしまったなあ、とついつい比較してしまいました。
その際にみうらじゅんが唱える「比較三原則」を思い出し、”人は人、自分は自分”と気にしないようにしましたが、改めて比較三原則を実践するのは難しいなあ、と痛感しました。
■ ”最後の講義「みらうじゅん」”
みうらじゅんといえば、昔からタモリ倶楽部によく出てくる天狗とかゴムへびとか変わったもののコレクターで、マイブームやゆるキャラという言葉を作った面白くて変わった人という印象でしたが、偶然NHKのBS1で”最後の講義「みらうじゅん」”という番組の再放送を見る機会があり、自分の人生と人生哲学を面白おかしく若者に対して講義をしているみうらさんを食い入るように見てしまいました。
その中で、特に感銘を受けた話が”比較三原則”でした。
人間は弱いもので、常に自分と他人を比較してしまう。
また比較しなければ自分が今どのような位置に立っているかを自覚できない。
比較できるからこそ人類は進歩したのかもしれないが、一方、苦しみを生む原因となっているのかもしれない。
なので、” 他人 ”と” 過去の自分 ”と” 親 ”と自分を比較してはいけない。悩みの根源が比較にあることに気付くことで、楽になれることも多いはず。
ふさげたことばかり言っているように見えますが、非常に中身の濃い50分間でした。