白いカラスの高配当投資

40代後半のサラリーマンです。高配当株を中心に株式投資やってます。

白いカラスの高配当投資

40代後半のサラリーマンです。高配当株を中心に株式投資やってます。

最近の記事

夢を持っていない日本の大企業経営者

先日、会社で社長との意見交換の場としてタウンホールミーティングが実施されました。私の会社は、過去に品質不祥事を起こしたことがあるまさにThe Japanease Traditional Companyの代表的な会社なのですが、風土改革をしたとかビジネス誌で取り上げられることはあるものの、内部の一従業員からすると、変わったってアピールはすごいけど、実際の本質的なところは変わってないよね、という冷めた人が多いというのが現実です。 社長も社内ではあまりいい噂は聞かない人なのですが

    • 日本企業に明確なコンセプトがない理由

      労働市場の流動性と日本企業のコンセプトの関係 先日、研修でコンセプトについて考える機会があったのですが、外資系企業には、GoogleやAmazon,Tesla等明確なヴィジョンや企業コンセプトを発信しているところが多いが、日本企業にはそのような会社は少ないという話がありました。」 この違いの背景には、労働市場の流動性が大きく影響しているのではないかと考えました。そこで、労働市場の流動性と企業コンセプトの関係について考えてみました。 労働市場の流動性とは 労働市場の流動

      • 私の株式投資スタイルの変遷

        私は、社会人になって少し経った2003年頃から株式投資を始めました。今年で投資歴20年です。といってもそんなにいろいろ経験しているわけではなく、日本株の個別株で、しかもほとんど現物ばかりです(信用取引は、つなぎ売りで、ごくまれに空売りするくらい)。 株式投資を始めた2000年代前半は、ちょうどライブドアがプロ野球球団の近鉄を買収を発表したり、楽天や村上ファンド、サイバーエージェントがヒルズ族の代表として注目を浴びていた時期でした。 また、ケネディクスやダヴィンチ・アドバイ

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        • ホリエモンが語る宇宙ビジネスの未来

          4/24(水)~26日(金)に東京ビックサイトで開催されていた「宇宙ビジネス展示会SPEXA」に行ってきました。丁度訪問した時に「宇宙の仕事、世界で選ばれる日本のロケット開発」というテーマでトークセッションが行われていたので傍聴したのですが、大変面白い内容でした。 インターステラテクノロジズ(株) 堀江 貴文 (株)SPACEWAKER 眞鍋 顕秀 将来宇宙輸送システム(株) 畑田 康二 (株)ロケットリンクテクノロジーズ 森田 泰弘 イノベーション・エンジン(株) 小松

          87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え  資産18億円を築いた「投資術」

          87歳でいまだに現役トレーダーの藤本茂さんの投資に対する姿勢、取り組み方、考え方等をまとめた大変参考になる本でした。 正月早々新年初売りで近くの大型ショッピングモールに行った際に偶然目にしてパラパラ立ち読みしてみたら全部読みたくなってしまい、新年早々購入してみました。 本屋に行くと、このような偶然の出会いがあるのでいいですね。最近、家の近所にある30年前から営業しているTSUTAYAが閉店することになり、ついに家の近所から本屋がなくなってしまいました。Amazonでは、あ

          87歳、現役トレーダー シゲルさんの教え  資産18億円を築いた「投資術」

          ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け – ピーター リンチ (著), ジョン ロスチャイルド (著)

          米国の伝説の大投資家ピーターリンチの「株で勝つ」は何度読んでも勉強になる素晴らしい本です。その中で印象に残っている内容を備忘録も兼ねてご紹介します。 <カクテル・パーティー理論> バブルとはこういうものだということをたとえ話で分かりやすく説明してくれているものです。なるほどなあ、と思ってしまいます。この理論でいくと今はバブルですね。 第1段階:過熱感全くなし パーティーでは誰も株の話をしない。リンチが株式トレーダーであることにほとんど関心なし。株の話よりもバスケット

          ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け – ピーター リンチ (著), ジョン ロスチャイルド (著)

          みうらじゅん「ない仕事」の作り方

          7年ほど前にタイトルに惹かれて衝動買いした本です。 大企業のサラリーマンが最も苦手とするもの、それは何もないところから仕事を作ることなのではないかと思います。大企業は歴史があるところが多いだけに、業務の多くは過去から継続して行われてきたものだからという理由で前任から引き継ぎ、続けている業務がたくさんあります。また事務処理の量も膨大なため、「なぜこの作業が必要なのか?」や「この業務をやめたら問題はあるのか?」という疑問は置いておいて、まずは処理することが一番で、深く考えずに既

          みうらじゅん「ない仕事」の作り方

          みうらじゅん「比較三原則」- 出世している友人と比較しない

          日経新聞には、上場企業の人事情報が載っていて、先日、昔の友人の名前を偶然発見しました。 某メーカーで働いていることは知っていましたが、事業部長になっていてビックリ。自分は40代で一度も部下を持ったことがないので、ずいぶん差がついてしまったなあ、とついつい比較してしまいました。 その際にみうらじゅんが唱える「比較三原則」を思い出し、”人は人、自分は自分”と気にしないようにしましたが、改めて比較三原則を実践するのは難しいなあ、と痛感しました。 ■ ”最後の講義「みらうじゅん

          みうらじゅん「比較三原則」- 出世している友人と比較しない

          「紳竜の研究」 楽しく戦略論を学ぶ方法

          久しぶりに「紳竜の研究」のDVDをみました。このDVDは、私がビジネススクールに通っていた時に戦略論の先生が授業で取り上げたことで知り、内容の濃さに衝撃を受けDVDを購入したのですが、見直すたびに島田紳助の戦略論的な物事の見方・考え方に感銘を受けます。 ■紳竜の研究 [DVD] 島田紳助2011年に反社勢力とのお付き合いで芸能界を引退した島田紳助が、かつて紳助・竜介という漫才コンビを組んでいたことを知る若い人も少なくなってきているのではないかと思います。 このDVDには、

          「紳竜の研究」 楽しく戦略論を学ぶ方法

          生物はなぜ死ぬのか~小林武彦~(講談社現代新書)

          最近ビジネス本とか株の本ばかり読んでいたので、大学時代に自然科学を勉強していた頃を思い出し、生物と死という永遠の関係のタイトルに魅かれ、読んでみました。個人的に面白かったという内容を備忘録も兼ねてブログに記録しておきます。 <「この世の始まり」を見る方法> 宇宙は138億円ほど前に「ビックバン」と呼ばれる大爆発から始まった。 宇宙には無数の銀河があるが、宇宙のあらゆる方向で銀河が地球から遠ざかる動きをしており、宇宙が膨張していると考えられている。 その膨張の始まりは1

          生物はなぜ死ぬのか~小林武彦~(講談社現代新書)

          ダチョウはアホだが役にたつ~塚本康浩~(幻冬舎)

          塚本さんは、京都府立大学の学長さんなのですが、経歴が非常に面白い方で、小学生の時は、鳥の世話をするために引き籠って不登校となり、高校卒業後は、大手エアコン会社に就職し、工場で室外機の組み立てをしていたものの、やはり大学に行きたくなったとのことで予備校に入り、一度社会に出てから獣医大学に入り、そのまま研究の道に進んだという異色の経歴の方です。 また在学中に起業してビジネスもやっていたりと、なかなかこんな学者さんはいません。文部科学省の指導要領に沿った画一的な教育しかしない義務

          ダチョウはアホだが役にたつ~塚本康浩~(幻冬舎)

          あきらめるとうまくいく 藤野智哉

          うちの妻が読み終わった本が棚の上に置いてあったので、偶然手に取った本なのですが、なんとなく読んでいたら面白くてついつい全部読んでしまいました。 その中で、常日頃から私が思っていることがずばり書かれていたので、備忘録もかねてブログに書いておくことにしました。 トピックは”沈黙”についてです。私は昔から沈黙が苦手で、人といて沈黙になると、沈黙の居心地の悪さに耐え切れず、つい何か言わないとと思ってしまうことがよくあります。で、無理やり話題を探すもんだから、言わなくてもいいことや

          あきらめるとうまくいく 藤野智哉

          野村 克也 全語録~語り継がれる人生哲学~

          ”リーダーの器以上に、組織は大きくならない” まさにその通りですね。チームは監督の力量以上には伸びないし、監督の器よりも大きくなることはない。これは組織論の原則とのこと。つまり組織が強くなれるかどうかは、リーダーの力量にかかっているということだそうです。器とは、業務に関する知識と理論、さらに戦略、戦術に長けていることは当然のことであり、人望、信頼、度量、貫禄、威厳といった人格的な要素に加え、表現力に優れ、的確な言葉を使えることも重要なポイントとのこと。その中でも、野村監督は

          野村 克也 全語録~語り継がれる人生哲学~

          シン・二ホン 安宅和人

          021年のビジネス本総合第1位の本とのことで読んでみました。 本の中で1点、興味深い話が書かれました。 10年ほど前にマッキンゼーの戦略研究グループが世界の主要企業3,000社以上を対象に世界規模のスタディを行ったとのこと。 テーマは、「事業の成長を決める本当の要因は何か?」について。 選ばれた要素は4つ。戦略、実行力、リーダー、市場。 結果は「事業成長の7割以上は市場によって説明出来る」というものだった。 つまりどれほど優れた戦略があろうと、どれほど偉大なリーダー

          シン・二ホン 安宅和人