若い世代はモノを買わなくなったんじゃなくて、オトナ都合のマーケ催眠術にかからないだけなんじゃない?
今年は大掃除を今頃する羽目になってしまい、そのサボりたい気持ちとともにこれを書いています。(はよ片付け終わりなさいよアタシ。)
まだ、やり残したことだらけで、今年終わっちゃうとか嘘でしょ?という気分。私のこの一年、駆け抜けてきたことは間違いないんですが、体力温存しようとしてロスタイムも多すぎるので、もうちょっと今年を延長してほしい……だめですかね?
ヘッダーの写真は私のお気に入りのものばかりです。
TID Watchesの文字盤黒の時計、TSUGIのイヤリング、ユニクロのざっくりリブのニット。(鍵は人のもんです笑)
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「ミレニアル世代はモノを買わない」は本当か?
ツイッターやnoteには「今年買ってよかったもの」「今年読んだ本」「今年の仕事まとめ」というものが結構溢れているこの年末。
「物を買わない世代」と言われ続けてるわたしより若い世代でも、みんなしっかり消費をしてるんだなあ、とふと気づきました。そして、買ってよかったものがそれぞれ多種多様で、しかもちゃんと理由付きで紹介されています。
そもそも、今ビジネスにガッツリ取り組んでいる20代前半の目立ったプレイヤーは多い印象だし、彼らを見てると決して物欲をはじめとした欲がないようには見えません。むしろちゃんとモノを手に入れている様子をしばしば見かけますし。
ただ、その欲しい気持ちが向かうベクトルが「質」とか「心地よさ」とか「自分の手で作りたい」とか、「自分だけの特別なもの」みたいな所に向かっているだけだと思うんです。所有欲が衰えているわけでもなくて、その消費サイクルとか持ちたいモノの種類がおじさん世代と異なるだけ。
おじさんたちの唱える「ストーリーが大事」論が、なんかズレてる気もする。
ここ最近よく聞くのは、「これからは『コト消費』『トキ消費』だ!」という論で、「ストーリー性が大事だ」「物語があるものが売れる」とかいう言葉をおじさまたちの口から聞くんですが、実はそれもちょっとしっくり来ない文脈もあるよなあと思う瞬間がしばしばあります。
単純に「ストーリー性があるモノは売れるのか?」というと、多分「売れない」んですよね。
物語が分かれば買いたくなる訳ではなく、その背景含めイケてるかどうかまでがジャッジ範囲になったというだけのこと。なので、物語がただ単に感動的だとか、意味があるとか意義深いってだけでは若い世代の食指は動かないんだと思うんです。
そういう「イケてるのか、イケてないのか」をジャッジする材料としてストーリーの提示を求めてるわけで、以前の消費戦争がより厳しい土俵に持ち上げられていることをおじさん世代(だけでなく、若い世代で何かを売ろうと考えている人)は肝に命じて「ストーリー性が大事だ」を唱えなくてはいけない気がしています。
それは多分「世界観」であり、それがプロダクトにも宿っていなくてはいけません。ただ物語があればいい訳ではなく、出来上がったものもイケてないといけない。そもそも、プロダクト自体がイケてなければ、ストーリーすら見てもらえないと思った方がいい。
若者たちは「物を買わなくなった」のではなく、「オトナが作った考えない消費をさせるための催眠術にかからない」だけだと思っています。
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「モノ」ではなく「関係性とか無形の資産」も一緒に買ってるんだと思う
私がこの一年通して、クラウドファンディングやpolcaにいくつか支援をしていて気づいたことがあるんですが、あれは純粋に応援したいとか、リターンのモノが欲しくてお金を差し出している側面もありつつ、それに挑戦している人や、一緒に応援している立場の人との関係性も合わせて買っているようなものなんだな、と。
それを購入して、自分だけで使って楽しんだり、今ある自身の世界で完結するよりも、より自分の世界や人との繋がりに拡張性があるモノとして買っている気がしました。
とはいえ、そういうわたしは今の若者のことをよく知らないんです。ここ半年くらい、そういう話ができる若い世代が身近にあんまりいないなあと思って。
なので、これができることを楽しみにしています。
(一応、私はミレニアル世代らしいんですが、幸か不幸か昭和の最後に生まれてしまったことから、「平成ゆとり世代」には入れてもらえていないっていう感触があるので、「ゆとり」の考えていること、知りたいなあと思っています。)
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さいごに、「わたしの2018年買ってよかったもの」
鯖江のデザイン・企画事務所「TSUGI」のアクセサリーブランド「Sur」のイヤリングですかね。
他にも服とか漆器のお椀とか買ったりしているんですが、使用頻度的に考えるとこの子がBESTだ!と思っています。
メガネの産地鯖江ならではの、フレームや金属などの端材を使って生まれるアクセサリーなんだそうです。(言われてみれば!って感じがまたいいんですよね。語れるモノとしてちゃんと機能しているイマドキなプロダクトです。)個性的なデザインが多くて、好きです。
さあさあ、今年もあと1日。
わたしのnoteノルマはあと2本、さて、間に合うのでしょうか?笑
その前に掃除しろ、ってことでこれから頑張ります。(頑張りたいですw)
※実は、あと2本書けば、1年に書いたnoteが100ちょうどなんです。キリが良いので、実は12月半ばらか目指しつつ細々書いていました。毎日書けない女だけれど、実はちゃんと本数こなしているんですよ、褒めて(笑)
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