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20180422 ありがとう
「ありがとう」って言うよまだ春
カレーなきごはんクレーンのある夏
知っている傷みを君に課する梅雨
ニュータウン薔薇一輪は重たくて
僕はぼんくら夏野菜を描いてる
TOBICHI京都で4月25日まで行われている『ブイヨンからのおれい』に行ってきた。ブイちゃんの元気な子犬の時代から、家族に見送られる日までの写真の展示。大好きだったボール、ごはんのお皿。糸井さんの思いを伝えることば。母とわたしはいつまでも名残惜しかった。
ブイちゃんへのメッセージを書けるコーナーもあって、これがたまらない。みんな、ありがとうって言い足りなくて仕方ない。ブイちゃんへの愛、自分の家族への愛、全てのいぬやねこたちへの愛。見ていると胸が熱くなる。すすり泣いているひともいる。わたしもメッセージを書こうとペンを取った。「ブイちゃんありがとう。でもちょっと今はさみしい」とつい書いてしまった。
糸井さんとブイヨンとの日々を、ほぼ日を通して毎日たのしみに見ていて、わたしはうちのモカとの付き合いがより愛おしいものになった。メッセージを読んでいるとわかる、この場所に集う人たちみんながそうなのだ。種のちがう君たちと出会って、違いに戸惑ったり面白く思ったりしながら、だんだんと家族になる奇跡。わたしたちは君といることを願った。君はもしかしたら違ったかもしれないけれど。ここにいてくれてありがとう。いつまでもしあわせでいてくれるとうれしいな。わたしは君といてしあわせだよ。だから君をこれからもしあわせにするよ。ありがとう。
メッセージを読んでいて、動けなくなった言葉があった。ここに書き留めさせて欲しい。「ブイちゃんがブイちゃんじゃなかったら、うちのPeaceはジャックじゃなかったかも。ブイちゃんはドコノコ?ブイちゃんはウチノコ。ブイちゃんはミンナノコ。ありがとう」