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「寝ても覚めてもずっと痛い腕の痛み」の原因と治り方のハナシ
何をしても左腕が痛い、とイス軸法パーソナル3回目のCさん。起きている間だけでなく寝ていてもずっと痛いそう。
特に腕を上げると痛くて、日常はもちろん
健康のためのヨガでも苦戦されているとのこと。
ケガや炎症を起こしているわけではないのに
「ずっと痛い」というのはちょっとめずらしい。
腕の痛みの原因
腕を上げると痛い理由
四十肩とか五十肩みたいに
腕を上げると痛い、痛くて上がらない場合は
肩甲骨が動きにくくなっていることが原因。
(私が見てきた中では大体そう)
何かしらの理由で肩甲骨が動かなくなっているのに、腕の筋肉を使って力づくで腕を上げようとするので無理な負荷がかけると腕が痛む。
Cさんの動きをサポートして
肩甲骨を下げながら力を入れずに腕を上げてもらった。これなら痛くないとのこと。
特に腕を上げると痛い理由は
やはり肩甲骨が動かない&力づくのせい。
肩甲骨が動かなくなる理由は運動不足とか、
老化による体の硬直とか、日常生活で腕を上げることが少ないとかいろいろ。
現代生活では窓の拭き掃除とか、ホコリ叩きとか、雑巾がけとか(両腕を上げる体勢に近い)、日常で腕を上げる動きが少ないし
食べ過ぎや飲みすぎ、ストレスなどで内臓の働きが悪く硬くなってしまっていることも考えられる。お話を聞いたところCさんは胃腸がもともと弱めだそう。
ずっと痛い理由
腕を上げていなくてもずっと痛い理由は。
後ろから見るとかなり左寄りに体が傾いていた。
一言でいうと骨盤の歪み。
「左腕にずっと寄りかかっている状態だから?」と推測して、試しに右重心で座ってもらった。そうしたら腕の痛みがかなり軽くなったそう。
ずっと腕が痛いのは体が左に傾いていることが原因みたい。これは左右差を無くす作戦がよさそう。
イス軸法を使った治り方
ここで役立つのがYouTubeでも公開されている
基本の上下軸。
これまでの経験上、左右差には上下軸の精度を上げることが一番効きます。
※上下軸がうまくできない人だったら別の作戦があります
今のCさんの体にぴったりのフォームになるように上下軸のレッスンをして、
胃の不調も考慮した骨盤の歪みを変えるためのイス軸法もやってもらった。
レッスンの終わりにはCさんの体の傾きが減っていた。左側に寄りかかった感じは消えてほぼ真ん中に座れていた。
実際に左腕の痛みはかなり軽くなったそう!
Cさんからヨガについても相談が。
「ダウンドッグしても左腕が痛い」
見せてもらったらダウンドッグも左重心!
Cさんにとっては真ん中のつもりだったそうだけど、左腕荷重だった。
試しに少し右腕に重心を変えてもらったら痛みは消えた。
イス軸法実践する上で大切なこと
そこでCさんに大切なことをお伝え。
「今はためしに右重心にしてもらいましたが
『日常でも右重心を意識してください』
ということではありません。
日々イス軸法を実践して体軸を定着させることが
一番効果的です。
左腕の痛みがでたら『左重心すぎるのかも』と
思い出すのはアリですが、
日常で重心を意識して
コントロールしないでください!
イス軸法だけを続けてください!」
イス軸法だけやっていればよろしい。
少し極端かもしれないけど
割と口にするアドバイス。
自然に痛みを避けて重心が移動していた、
ならアリ。
「こっち重心にした方がいい」みたいにコントロールすると体軸が抜けてしまうし、自然に良くなろうとする体の邪魔をする。
これは体軸を身に付けたい人のための話。
体軸なんかいらん!痛みを取りたいのじゃ!
って場合は、
体軸のない人生を歩むつもりの場合は、
重心を意識するのもコントロールも
ありかもしれない。
なぜイス軸法なのか
Cさんの左腕の痛みの原因を改善するのに
イス軸法以外の方法を使うこともできる。
体軸を身に付けなくても変わることはできる。
だけどなぜイス軸法がよいかというと
なんてったって
変化するスピードが早い。
体が回復する精度が高い。
カラダへの気持ちへの負担が違う。
しかも自分で治れる。
自分で治れる、というのは私が常々大切にしていること。
先日、違うお客様から
「調子が悪かったので連絡しようと思いましたが、丁寧にイス軸法と縦スワイショウとスワイショウをやったら良くなりました!」
とメールをもらった。
これは本当にテンションあがった!
頼ってもらえるのも嬉しいけど
自分で何とかできました、って報告が一番嬉しい。
ずっと誰かに治してもらい続けるのではなく
自分で治れる体になる。
イス軸法ならできます!
不調が長いこと続いている、そんな方は
ぜひイス軸法を。
ピンタのパーソナル↓
須田先生のパーソナル↓