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【北欧旅2日目-2】エストニア/タリンのお城みたいなお家に泊まりメルヘンな街を歩く

フィンランドからバルト海を挟んで南側、エストニアに船で渡った。

観光気分でウキウキして、船旅を楽しんだ様子はこちら。

新緑とお花の季節 /T

新緑や美しい花々を見ながら街を歩く。
想像していた以上に街並みが美しい。


我々の今日の宿はこちら。

お城ですか?
石造りの城壁と繋がっている

これが家?お城?
全員、え?!?!となった。

今回の旅は、booking.comやAirbnbなどでホテルではなく基本は民泊で予約している。
民泊は結構直前まで詳細の住所が分からなかったり、外観を特に載せてなかったりもするので、着いてみてびっくり!みたいなこともあるみたい。
それがこれ。

ここも、誰かのお家を貸してくれていると思うのだけど、あまりにも素敵すぎてびっくりした。

「かっこいいぼくんち」に入るまほろ君 /S
ベッドルーム1 お姫様がいてもおかしくない /T
ベッドルーム2 新婚旅行で行くみたいなやつ /T
 ベッドルーム3 明るくてかわいい小部屋 /T

実はベッドルームは合計4つもあり、地下〜1Fのリビングダイニング、中2階、2階までフロアもいくつかに分かれていて、10人くらいまで泊まれるような広い家だった。
部屋ごとに雰囲気も違うので、じゃんけんで好きなベッドを決めた。

素敵な宿に泊まれるのも、旅の醍醐味。

荷物を一旦置いて、この日はタリンの旧市街の散策。
といっても、すでにこのお城みたいなお家が旧市街の出入り口付近なので、歩いて行きやすい。

絵本の中のような風景がずっと続く、ずっとだよ /T
意外とある、ストリートアート /T
教会など荘厳な建築物がそこらじゅうに /T


石畳の坂道をゆっくりと登っていくと、タリンの旧市街を見下ろすような見晴らしの良い場所に出る。

さっき通った美しい三叉路 /S
赤茶色の屋根がかわいい、その先に海 /T
逆方向を眺めると近代的なビル群

旧市街は、古い街並みをそのまま残すことで美しい景色を見せる。
観光地としてお土産やさんもあったり賑わいもある。

一方、タリンの中心地のビル群とははっきりとエリアで分かれているようだ。

古い街並みの向こうは、ピカピカのビル。
こういうのって、旅行雑誌なんかでは見れない景色な気がする。
(ピラミッドが砂漠にポツンとあるわけではなく、意外と普通の街から近い、みたいな感覚)

メルヘンな国ってだけではない、生活が、仕事が、ちゃんとあるのだ。


いやいや。
仕事があるのだ、どころではない。

エストニアは電子国家と言われるほど、キャッシュレス化、オンライン化が進んでいて、行政手続きはほとんどオンラインでシステム化されているという話も。

エストニア語を公用語とする130万人程度の小さな国から、Skypeも生まれているし、IT関連企業も多い。

かわいくて歴史的な建物ばかりの旧市街と、バキバキのIT関連ビジネスタウンが隣り合わせにある、というコントラスト。面白い。

多くの人が英語を話すどころか、複数の言語を扱う人も当たり前のようにいる国。(そもそもヨーロッパ自体が陸続きだし小さな国が多いので、母国語、英語に加え、働いている国の言葉、親の出身国の言葉、など、複数話せる人が多い)

治安もとても良く、安心して過ごせる街。

旧市街の中心広場 /S
素敵な本屋さんに入ったり /T
店員さんが美しすぎるアイスクリーム屋さん /T
おいし! /T
歩き疲れてお茶、何してても楽しい /S

馬が通ったり、たくさんのお花屋さんを発見したり、いつまでも飽きない美しい街並みの中を、ずっとフラフラと散策していた。


ここは旧市街から街に出る門 /S

旧市街から出ると、実際に新しいビルたちも建っていて、ちょっと日常に戻るような感覚。(それでも日本にいる時とは比べ物にならないくらい街の雰囲気がある)

どこにでも木々や野原や公園がある /S

今日の夕食、どうしよう?
せっかくだからということで、お城のおうちのキッチンで何か作るため、近くの市場へ。

旧市街で遊びすぎて閉店ギリギリ /S
市場って本当にカラフルで楽しい! /S

ちなみに、エストニアの物価はフィンランドに比べて低い。
日本にいる感覚で買い物ができるのが嬉しい!

ヘルシンキでは、ランチも2000円くらい平気でするし全体的に高い印象だったけど、エストニアは想像の範囲内。
お土産を買うにも躊躇なく買える!ということで、ここで結構仕入れをした。

食べたかった水餃子みたいなやつのお店はもうしまっていた /S
諦めずに水餃子風の冷凍のものを買う /S

海外の市場やスーパーが大好き。
いや、日本でも地方に行くと道の駅やローカルスーパーに寄ってしまうので、海外に限らず「食」に関するものを見るのが好きなんだろう、私は。

それが、日常的なものでなければないほど、興奮する。
海外は特に、パッケージがカラフルだったり、日本にはない食べ物だったりするからより楽しい。

食べたことがないものを食べたい欲が爆発する。

水餃子みたいなやつは、pelmeenid(ペリメニ)というロシア由来の食べ物らしい。
中は肉類や魚、キノコなどいろんな具の種類があり、パスタ生地のようなもので包んであり、まさにロシア風水餃子とも言われるらしい。
ハーブやサワークリームなどと食べることが多いみたい。

そのままでも味がついているので美味しかった。

それ以外でも、お惣菜も市販のスープもパンも、スーパーで買うようなお手頃なものたちがどれもとても美味しい。

ただし、フィンランドのように水道水が飲めるほど美味しいわけではなく、水は基本買う。
ヨーロッパは炭酸水、硬水、軟水など、少し種類が多いので、選ぶとき気をつけて!

なぜかジブリを見ながら食べる /T

みんなで作って食べるの、本当に楽しい。
途中、コンロがつかなくなってパニックで家主に連絡したり、少ないでしょ!と追加して買いまくったけど、ペリメニもサラダも見た目よりかなりボリュームあって困ったり、買った水が超硬水で塩っぽくて飲めなかったり…。

そんなこと全部が面白い。


DJもティーカップで回る始末 /S

ここのお家はサウナ付き。
みんなで交代でシャワー浴びたり、サウナ入ったり、食べたり飲んだり。
パーティだね!って言いながら、ひとときの大家族感を楽しめた。

こういう時、メンバーによって過ごしやすさって変わると思うんだけど。
フィンランドでの2人はもちろん、今日初めて一緒に泊まったみんな、なんの気兼ねもなく、でもちゃんと相手に配慮もして、とても過ごしやすかった。

優しい人たちが周りにいてくれて嬉しいなあと思う。
気の合う仲間とは、地元でも初めて行く海外の土地でも、同じように振る舞えるのだ。


タリンでは1泊のみだけど、旧市街を楽しむのには十分。

治安の良さ、物価の低さ、食事のおいしさ、街のかわいさなどがコンパクトにまとまった素敵な国エストニア。
良い場所だった!


翌日はまた、フィンランドに戻るよ。

フィンランドでは友人えりちの、フィンランド人のお友達と初対面!
日本の料理や日本のアニメ好き、しかも結構マニアックということで、どこまで我々は対応できるのか?!

(つづく)


タリンでよく見かけた女の子、写真家Saoriに似ていると話題に /T

今回泊まったおうちはこちら。
めちゃめちゃおすすめ!



/S photo by saori0031
/T photo by taku051

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