HYAKKEIで仕事と暮らしの曖昧さを感じる / 岐阜県恵那市
かかみがはら暮らし委員会のメンバーで岐阜県、東濃の旅へ。
公園おじさんこと、長縄さんがプランを作ってくれて、私が行きたかったところを全部詰め込んでくれました。最高!ありがとうございます!
東濃の素敵な場所、少しずつ紹介します。
▶︎HYAKKEI / 岐阜県恵那市
岐阜県恵那市、岩村地区にある古民家を改装したシェアスペースです。
クラウドファンディングでの園原さんのメッセージにとても共感していて、もともと行ってみたい場所でした。
というか園原さんに会ってみたかった。
薪ストーブにレトロな家具たち。
日の光が柔らかく入って、ものすごく居心地の良い場所。
カフェやシェアスペースとして使われたりするようですが、店主は日替わりでいろんな人がここで滞在し、人を招く立場にもなり得る、とのこと。
仕事なのか暮らしの一部なのか、緩やかで曖昧な仕組みになっているようです。
田舎の親戚のおうちかな?
こういう古い建物の良さを残しながら現代的に利用した場所が、自分の周りにそんなにないなあと、ふと、思いました。
岐阜県各務原市だとカロトギフとかかな?
私たちかかみがはら暮らし委員会の拠点であるKAKAMIGAHARA STANDも大好きで素晴らしい場所なのですが、少し「ハレ」の要素が強いように感じます。
クールな建築物でおしゃれな若い人たちがたくさんきてくれる。
目の前の広々とした公園は美しく整っていてゆとりがある。
華やかなイベントが行われたり、活動も活発なので、少しキリっとした「動」的な場所であるなと感じます。
それに比べると、HYAKKEIは良い意味でとてもゆるい。
クラファンの記事にちょいちょい出てくるキーワード、緩さや曖昧さが自然とそこに存在していて、「整わない心地よさ」があります。
もちろん、どっちも良いけど、どっちも欲しい。笑
自分自身、ハレ体質(祭り体質)ではないので、緩く、ぼんやりと過ごせる場所も魅力を感じます。
裏は畑。
積み上がる薪。
来た人がみんなで割るそうです。
隣の家も庭と水路で緩やかに繋がり、ご近所で日常を共有しているよう。
その境界線も曖昧で、人の行き来によって繋がったり離れたり、自分の動きだけで調整ができる景色が目に浮かびました。
集まろう!と言わなくても、自然と人がそこにいる。
自分のリズムで離れたり近づいたりすれば良い。
園原さんたちがそこまで意図しているかはともかく、個人的にはその「緩やかさ」「曖昧さ」が無理のない日常の根本のような気がして、とても惹かれる場所でした。
休みたいときには休もう。
人に会いたいときにはふらりと出かけて、みんなで美味しいものを食べても良い。
ひとりで黙々と作業したり、日の光を浴びながら眠ったって良い。
頑張りすぎない暮らし、を、感じられる時間をもうちょっと作りたいな、と思ったひとときでした。
みんなで街を散策。
坂のある風景がすごく良いです。
とりきも定食を。美味しい。(店名失念・・・)
かめやさんで素朴なカステラを購入。
五平もちのみはらさんでは、その場で五平餅を焼いて、お茶やお惣菜?(ナムル?)までいただけました。
これがうちのおもてなしですからね、と。
焼きそばやお好み焼きも美味しそうだったので次きたら食べよう。
園原さん、案内をありがとう。
会えてよかった。
ダウナーな感じも良かった。笑
よく考えたら私も一つの生業ではなく、暮らしと仕事が曖昧なまま、ここ数ヶ月(店をやめてもうすぐ1年!)を過ごしています。
40年生きてきた中で、今が一番心地よい。
小さな小さな「できること」をやって暮らしている。
しばらくはこの感じで行こう。
楽しいからね。
東濃ツアー、続きます。(多分)
恵那の庭文庫、多治見のSHINMACHI BLDG.などについても書きたいな。
続きはこちら。
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