昨日見た景色をまたよいと思うかは分からない
PTSD治療薬を飲まなくなって一週間が経つ。
絶不調なのか好調なのか分からないまま毎日を過ごしている。今朝も昨日と同じ青い空の下、同じ場所に立って白く雪をかぶった富士山を見ている。
睡眠薬を飲んでも上手く眠れなくて、常にハイ。やっと眠れたと思うと幻覚を見る。辛かったら飲んでくださいと医者からもらった頓服薬を飲むと、ボーッとして仕事が手につかない。何も飲まなくなった。怒りが沸く。悲しみが湧く。特に意味なく涙が出る。仕事を辞めたくなる。それでも多分、周りは私の変化に気付かないだろう。私は今日も笑って、変わらず喋り続けているから。
本来の自分が分からない。
上司からはキツいのだったら休んだらどうかと言われた。でも私はいつも通りだ。
長男だけは私の変化に気づいて心配してくれる。「ママ辛いんだったら休みなよ。」
この病気になる前の自分ってどんな性格だったっけ?薬が抜けた状態が前の自分?
ぜんぜんそれが分からない。怒りっぽくて、情緒不安定で、耳を塞ぎたくて、物を投げたくなる。投げないけど(笑)
治ってないと言われたらまた最初からやり直しみたいで癪だから、たぶんもう薬を飲むことはしないけど、次に元夫に会って自分がまた壊れてしまうかが怖い。
今日があたたかい。
昨日、次男が年長さんだった時のクラスLINEで、当時担任だった先生が亡くなったと聞いた。いまも末っ子はその保育園に通っているので子どもに聞くと、先週その先生が亡くなりましたと園長先生が泣きながら話したという。
次男は障がい児が通う療育園に通っていたのだが、元夫からの経済DVで一文無しになって急遽、保育園に並行通園することになった。
通常学級を断られてきた子だったから次男を保育園に入れるには勇気が要った。その先生が障害に偏見なく次男を迎え入れてくれたことで母はどんなに安心して仕事に行けたことか。
とても感謝している。
どうか安らかに__
大人になると価値観に試される。普通って何?日曜に都内にギャラリー巡りに行って、たまたま会えた写真仲間が言っていた。セリフは違うが"普通じゃなくなりたい“と。才能ある人は皆変だよと。
写真をやってない人から見ると、暗室行ってるというだけですごい写真に傾倒してる人に見られる。でも私よりガチで写真やってる人なんて五万といるし、私は常に写真のことは考えでるけど壊れたカメラで撮っちゃう、いい加減でどちらかといえば軽度な写真狂であると思っている。その友人が言ってくれた。
「おほさん綺麗になったね」
こんなに内心荒れてるわたしを褒めてくれる。狂っててもいいんだ、壊れててもいいんだ。なんだかとても安心した。
耳触りの良い言葉なんて要らない。だめでもいい。ただ生きることを諦めないで生きようと思います。
今日のこの日にまた写真を撮ったり、作品作っている同士がいること誇りに思います。
春休みは久しぶりにまた長男と暗室入って作品焼こうと思います。
皆がんばってるな〜
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。©︎OHOKANAKO 2024 All lights reserved.
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