有吉の、壁ー！

「今日のお風呂は〈有吉の壁〉だって！」というので
洗濯機の上の入浴剤の空袋をみてみたら
〈有馬の湯〉だった。
有、といえば有吉。。
松、といえば松本、みたいな感覚なのねー。

わが家の大人は前半の時代錯誤のシチュエーションコントを好み、子どもは後半のブレイク選手権に重点を置いている。各々が面白いと思ったことをやる、シンプルだけど忖度なしにやり続ける、なんだか練習風景まで
見せられてるようなストロングスタイル構造に
老いも若きもガッチリハートを鷲掴まれ、
きょうのチョコプラは何やるんだろう、って次女は
昨日も朝からワクワクしてた。

コロナ、コロナで次々とドラマが延期になり、バラエティー番組も撮れないんだろうなー、て内容に切り替わってく文字通り前代未聞のご時世に〈有吉の壁〉のレギュラー放送は彗星の如くあらわれた。

ぐもーんと沈みきったムードの中で
ひときわ輝きを放ち、子どもはもちろんわたしにとっても、ちょっとプロレスをみているような神々しさすらあった。
各々の芸人さんの家からのリモート芸、
殊に安村のバケツで水浸しの部屋を
出番でない時にモップで掃除する姿を見ながら
「奥さんに怒られるだようなー」と有吉もお茶の間も一緒に苦笑する時間には終始シビれたもんだ。

年長さんだった次女が、水曜は幼稚園が午前中で
午後は近所の友達と約束して、遊んでそれでも
別れ難いもんだから7時半にね！といって
LINE電話しながらネクストブレイク選手権みたのも良い思い出。

どんな状況下でも笑わせられるやつが最強
そんな人すべてに尊敬とエールを送りたい、というのが
コロナ禍延長戦のおばちゃんの心境。