最近の食生活について
右足骨折の怪我をして、実家での療養生活も2週間ほど経過。
ここ3年ほどは山小屋での住み込みアルバイト、スキー場のパトロール の仕事、スキー場近くのホテルで住み込みの仕事などを転々としたり、自分の登りたい山に登ったりする生活。
直近の仕事は、怪我をするまで働いていた、
長野県のとあるスキー場の近くのちいさな家族経営のホテルでの住み込みの仕事。
2019/20シーズンの冬に働いていたホテルの食事が本当に苦手で。
プラスチックのお弁当容器に入って、宅配される、
だいたいべちゃっとした揚げ物と、何種類かの温野菜と、
やたらと色の濃い、ザ!着色料!っていう漬物が入ってるみたいなお弁当が、朝と夜。
自炊をしようにも最寄りのスーパーまで雪道を30分以上歩かなくては行けないし、住み込み寮の古くて寒いキッチンで料理する気は起きなかった。
次働くところはご飯をちゃんと出してくれるところ!と思って選んだ今回の仕事場は、
確かに食事は美味しいし、手作りのものも多くて、とてもありがたかった。
でも、ここ一年ほどで自分の食に関してのこだわりが出てきたと言うか、
「加工された食品はあまり食べたく無いなー」
「どんなふうに作られてるかわかんないの食べたく無いなー」
という気持ちが強くなってきた気がしている。
その結果住み込みで出してくれるご飯も、食べるのがしんどくなってきていた。
私は現時点ではファミレスもファーストフードも行く。(これも少しずつ自分の中であまり行きたく無い気持ちが生まれてきているのも感じる。)
カップ麺も今日のお昼ご飯に食べた。
ほんとはあまり食べたく無いけど、両手が松葉杖で埋まっており、
調理する気になれなくって、たまに食べちゃう。
でも、それはあくまで「自分で選択して」食べている。
体に良く無いとか、環境に良く無いとか、そんなことは100も承知で、
その罪悪感も自分で感じながら、他の選択肢も選べるけど、
考えた結果、選んでいる。
でも、住み込み仕事で、提供されるご飯はそうじゃない。
ただ、与えられる。私に選択権も決定権もない。
今日は軽いものを食べたい気分だと思っていても、とんかつが出てきたら食べなくてはダメ。
選べないって、不自由で、私にとっては辛いことなんだなぁ。と。
きっと、食に関心がない人ならそれでもいいのかもしれない。
そういえば社会人で、最初の何年かは社員寮で、ご飯付きなんだけど
辛いなーとか言っていた大学時代の友人いたな。
きっと特別まずいとかじゃないんだろうけど。
そう思うと、小学校の頃の給食なんて、ずっと決められてたはずなのに、
全然苦じゃないし、むしろ「わーー!!!今日はからあげ!」とわくわくできてた。
歳を重ねて、いろんなものを知って、自分で作る楽しさも知ったあとだからなのかな。
知らないときの自分にはもう戻れない。
最近肉類を食べるのを減らしている(食卓では家族が食べるので並んでいるけれど、わたしは特に豚肉、牛肉を食べないようにしてる)のだけれど、
これも自分が知りうる知識の中で、気候変動や環境への影響を考えたときに、
食べる量を少しでも減らしたいなと思って自分で選択して行動してる。
その事実を知ってしまったから、もう何も知らなかったときのように、
何も感じずにお肉を食べることはもうできない。
知らない方が能天気に暮らせてたかもしれないけれど、
大きな問題から目を背けたくない。