私のセミナージプシー物語②「理想の自分になれば、きっと幸せになれるはず」の巻
前回の続きです。
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★理想を追い求め続ける無限ループ
さて、変わったと思ってもすぐに元に戻る私は、まるで砂嵐が吹きすさぶ荒れ果てたゴーストタウンに、「大嫌いな自分」とたった2人取り残されたような感覚によく陥っていました。
私は「大嫌いな自分」「さみしい、満たされない、孤独感、不安、恐怖、不足感」からなんとか逃れたくて、「自分を愛し、周りに愛されている。満たされている。いつも笑顔で幸せな自分=理想の自分」を追い求め続けました。
何かを受けて、一時的に良くなっても、戻る
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「変われないのは、私の努力が足りなかったから」
「変われないのは、私がダメだから」
「変われないのは、手段が合わなかったから」
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「もっと学ばないと」
「もっと頑張らないと」
「このままじゃダメだ。
もっと、もっと、もっと…」
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「あの人の、あのメソッドで変わったって、誰々さんが言ってた」
「あのメソッドならきっと変われる」
「有名なあの人の講座ならきっと変われる」
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「きっといつか幸せになれるはず」
「きっといつか理想の自分になれるはず」
という無限ループで、ずっと理想の自分を追いかけ続けていたんです。
★理想の自分は蜃気楼
この「理想の自分」は、蜃気楼によって砂漠に現れるオアシスのようなもの。
オアシスを目指して歩くものの、近づいたかと思えばオアシスが逃げるように一向に距離が縮まらず、なかなかたどり着きません。
それでも私は「理想の自分になれば幸せになれるはず」と信じ、「いつかきっと」「いつかきっと」と幻想を追い求め続けました。
気づいたら、自己啓発にかけたお金はトータルで、高級車が軽く買えるくらいの金額になっていました。
時間も20年以上、自己啓発に費やしていました。
★学びの知識が私をさらに縛っていく
さらに、今まで学んだ自己啓発やスピや心理学等の色んな知識が、いつの間にか私の中で「べきねば」になっていていました。
ただでさえ自分を愛せなくて苦しいのに、自分を解放するために学んだ知識が私を縛り、余計に苦しめました。
この頃の私は、心のどこかでなんとなく「このまま理想の自分を追い求め続けても、理想の自分=オアシスにはたどり着かないんじゃないか」「…というか、そもそもオアシス自体、本当に存在しているのか」と思い始めていました。
次回、私のセミナージプシー物語③~「私ってセミナージプシー?」の巻~に続きます。
今日も読んでくれて、ありがとうございました♡