アーティストが考えるアート思考
アーティスト/セラピストKanaです✨
最近初めてアート思考の本を読んだ。
アート思考って名前だけで「私のことっぽい」って勝手に思ってたんだけど、笑 やっぱりそうだった。
13歳からのアート思考という本を読んで、「そうそうこれを私は人生を通してやってきて、今はいかに周りの人に実際に手を動かして実践してもらうかを実験中!」って思った。
そんな本が売れてるこの時代って、みんなが求めてるってことだから、いい時代になったなぁとも思う。昔からこの思考だったけど、昔は言葉になんて出来なかったから。
アート思考の定義はそれぞれ色々だけど、この本では、
自分の内側にある興味に忠実に従い、常識や前提に惑わされず、自分なりの物の見方で世界をとらえ、なぜ?の探求をし続ける。ってある。
探求が目的で、アート作品を完成させることが目的ではない。あくまで思考プロセス。正解や答えを出す目的でもなければ、知識や教養だけ学んで理解することでもない。問いに対して仮説を立て、検証していくのがアーティスト。
常識や前提が目まぐるしく変化する今の時代に必要なのは、固定化した正解ではなく、どんな世界でも自分なりの生き方を創造し、自身が変化出来る力。正解があるというのがそもそも幻想で、自分軸で答えを出していく。
私はずっとこの思考で人生生きてきて、ブログの内容も、まさにそれなんだな。
アート遊びレッスンやパーソナルレッスンは、アート思考の先の、実際に行動に移してもらうっていう実験。本を読んだって美術館に行ったって舞台を見たって、結局個人が自分のやり方考え方で手足を動かさないと始まらない。私の人生で叶えたい夢は全部叶えたから、今は私が1人1人から創造を引き出して、合ったやり方を模索して、やってもらうっていうレッスン。
まぁでも「アート思考」って名前が付いて、付随するものが売れてる時点で、もう資本主義にどっぷり浸かって固定化してるから、アート思考です!!みたいなことはやらないと思うけど。実験はするかも。
だって、もう1冊アート思考に関しての本を読んだら、完全にビジネス思考で嫌気がさしたもんね笑 結局どこまで行っても資本主義の世界から抜け出せないジレンマで、それをわかった上で生き抜いていかないといけないんだよなぁと最近思う。
そこに向き合いつつそれをカタチにしていくのがアーティストだよなって。
だってさ、この世界って、今も自殺者は増え続けていて、戦争は終わらなくて、子が育て親を殺して、人身売買は行われていて、動物も人間も食べられ利用されていて、差別もいじめも貧困の差もなくならない。
一見良さそうな反対運動やオーガニックやエコやベジタリアンやSDGsもずっと辿れば、結局は誰かに利用されビジネスになっていて、たくさんの犠牲の上に成り立ってる。
その犠牲って、こんな世界って、誰かのせいなのかな?腹黒い人間の欲求って、一見真っ白そうな誰の中にもあるもんじゃないのかな?こんな世界を作っているのは、気付かないふりをしてるのは誰?
常識も正義も時代や人によって変わる。表面的には最高〜って言ってる物事に対して、こういう見方や感じ方をして疑問視して表現してる人たちって、どれくらいいるんだろう?
その人たちはみんなアーティストだと思うし、思考を深め行動したら誰でもアーティストだと私は思うな。
世界に対して真摯に疑問を持って考える、そこからどう生きるか探る。それはどこか遠くのお話でも他人事でも作り話でもない。自分の食べてる物や仕事や家や健康や生活や愛する人、全てに繋がってるから。
こうして自分なりの世界の見方、感じ方を文章にするだけでも、誰かにとってその人なりに考えるきっかけを与える可能性がある。でもほんとーは「好き放題のんびり生きてる自己満人間」がネットに載せてる戯言ってだけなのであ〜る。そーして私だけの私なりの世界は、変化しながら流れ流れて人生そのものになっていくのであ〜る。
See you soon!
Love,
Kana
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