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2020年度のおわりに
年度最後の授業日になると、子どもたちから「お礼のメッセージ」なるものをいただくことがあります。
多くは担任の示唆で子どもたちが動き出し・・・というもので、私自身は特別そのようなことを唆す者ではないので、いつも子どもたちが忖度ばかりで大変だろうに・・・などと思っていました。
ただ、2020年度に転勤1年目でいただいたメッセージは、RW/WWに初めて出会った子どもたちの(たぶん)素直な気持ちが書かれていると感じました。
というわけで、ここで紹介します。
勉強が苦手で書字が整わないAさん
ぼくがレターエッセイをかくといつも「すごいね」や「前より全然ちがう」などほめてくれました。ぼくはこれがすごくうれしかったです。
うまく物事を関連付けて考えられないBさん
にがてだった国語が大好きになりました。これからも時間があるときにレターエッセイを書きたいと思っています。
読むことは好きだけど読みっぱなしの小学校時代だったCさん
本を読むインプットだけでなく、アウトプットが大切だと考えて、中学校ではすごいことするなと感じました。
転勤したての担任を信用していなかったDさん
入って1年目が新入生のたんにんでだいじょうぶかなと思いましたが、生徒の話にしんけんに向かってくれたりしてうれしかったです」
絵本とWWで授業時間をすごしたEさん
RWで今までになかった読み方や本を読んでとても楽しい時間を過ごせました。
国語係のFさん
最初はとまどったリーディングワークショップは、今では私たちの学びをとても広げてくれています。
勉強が嫌い、国語が嫌い、授業に意味を見出せなかったGさん
三角ロジックなどをほめてくださり、自分の自信になりました。
成績はいいのに国語が嫌いなHさん
国語と言う教科だけでなく、将来に通じる様々な技能を教えてもらえてとてもためになりました。
成績はいいのに文章を書くことが嫌いだったIさん
私は昔から作文が嫌いで、小学校の宿題は四苦八苦。でも、作文を書くのが楽しくなりましたー!今までの国語の先生で一番良かったー!
国語嫌いを公言していたJさん、Kさん
今まで受けてきた国語の時間で一番革命的な授業でした。めっちゃ分かりやすくて楽しかったです!
国語はいろんなスキルを使うことで理解できることを先生から学びました。これからもいろいろなスキルを使って勉強していきたいと思いました。
物語を書く趣味を隠していたLさん
物語を書くスキルを教えていただいたりしてすごく楽しかったです!
勉強ができてプライドも高いMさん
RWやWWでアドバイスやコメントをしていただき、ありがとうございました。楽しかったです!
その他 辛口評価紹介
文法をもうちょっとしっかり教えるべきだと思った。
RW/WW、ワークショップ授業、生徒に学びの責任を持たせる授業で、子どもたちが学びを嫌いにならず、自己の成長のポイントを見つけられる手助けをしたいというのが私の願いです。
文科大臣が「テストの成績が全ての評価ではない」という趣旨の発言をしたことが、とても意味のあることだと思いました。
しかし、来年度は・・・私自身初めての7クラス210人の担当です。教員が足りません。事実上の「教育崩壊」が起こっています。ブラック企業化はどんどん進んでいきます。この状況では私も離職を考えざるを得ません。教育業界の課題は、また別の時に。
最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。