kanakanazemi

中学校の国語科です。年間60時間以上のワークショップ授業を展開。(WW/RW(Writing workshop/Reading workshop)の授業に取り組んでいます。)Google認定教育者レベル1、Apple Teacherを取得。GIGA生徒指導の基準運用開始

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中学校の国語科です。年間60時間以上のワークショップ授業を展開。(WW/RW(Writing workshop/Reading workshop)の授業に取り組んでいます。)Google認定教育者レベル1、Apple Teacherを取得。GIGA生徒指導の基準運用開始

最近の記事

ファシリについて学び直し。

    • GIGAスクール、どこも大変ですよね。「GIGA生徒指導のガイドライン」「支援と指導の基準(ルーブリック)」を作成、12月2日にローンチしました。評価の本質を捉え、「ルールを期待に置きかえる」指導です。興味ある方、「生徒指導をハックする」必見です!

      • 読者の方にリアクションいただきました!クリエイターへのお問い合わせというものがあることを初めて知り。勉強会などあれば!という嬉しいお声がけをいただきました。評価やRWに興味がある方とは、まずコメントでお話しできればありがたいです!そこからzoomやネットブッククラブなどいかが?

        • とても忙しくて、noteに手が回りません。ワークショップ授業はGIGAとの相性がよく、お知らせしたいのですが…。また、GIGA生徒指導の基準を作っているので、それも紹介したいのです。病弱児学級支援にも取り組んでいます。教育委員会とガチンコ勝負中。AppleTeacher取得!

        • ファシリについて学び直し。

        • GIGAスクール、どこも大変ですよね。「GIGA生徒指導のガイドライン」「支援と指導の基準(ルーブリック)」を作成、12月2日にローンチしました。評価の本質を捉え、「ルールを期待に置きかえる」指導です。興味ある方、「生徒指導をハックする」必見です!

        • 読者の方にリアクションいただきました!クリエイターへのお問い合わせというものがあることを初めて知り。勉強会などあれば!という嬉しいお声がけをいただきました。評価やRWに興味がある方とは、まずコメントでお話しできればありがたいです!そこからzoomやネットブッククラブなどいかが?

        • とても忙しくて、noteに手が回りません。ワークショップ授業はGIGAとの相性がよく、お知らせしたいのですが…。また、GIGA生徒指導の基準を作っているので、それも紹介したいのです。病弱児学級支援にも取り組んでいます。教育委員会とガチンコ勝負中。AppleTeacher取得!

          4月1日朝からギックリ腰。魔女に一撃されました。前途多難な新年度の幕開け。

          4月1日朝からギックリ腰。魔女に一撃されました。前途多難な新年度の幕開け。

          コロナで、所属先の送別会やら歓迎会やらが、持ち帰り可能な昼食会になった。下戸の同僚が「ずっとこれでいい。体にも心にも優しい。お金の使い方としても楽しい。お酒好きな人は、誘い合ってお酒のある送別会やるといい。」そうだね、コロナはどんな人にも優しい会合の持ち方を教えてくれた。

          コロナで、所属先の送別会やら歓迎会やらが、持ち帰り可能な昼食会になった。下戸の同僚が「ずっとこれでいい。体にも心にも優しい。お金の使い方としても楽しい。お酒好きな人は、誘い合ってお酒のある送別会やるといい。」そうだね、コロナはどんな人にも優しい会合の持ち方を教えてくれた。

          2020年度のおわりに

          年度最後の授業日になると、子どもたちから「お礼のメッセージ」なるものをいただくことがあります。 多くは担任の示唆で子どもたちが動き出し・・・というもので、私自身は特別そのようなことを唆す者ではないので、いつも子どもたちが忖度ばかりで大変だろうに・・・などと思っていました。 ただ、2020年度に転勤1年目でいただいたメッセージは、RW/WWに初めて出会った子どもたちの(たぶん)素直な気持ちが書かれていると感じました。 というわけで、ここで紹介します。 勉強が苦手で書字が

          2020年度のおわりに

          GIGA開きファシリ シナリオ(案)©kanakanazemi

              いよいよGIGAスクールが動き出します。 まだまだ準備中ですが、できるところから始めるという文科省の理念に沿って、始めたいと思います! でもでも、学校としての動きは微々たるもので・・・まずは自分が始めて、周囲を巻き込む作戦をとります。というか、学校の先生ICT弱すぎです。そしてICT機器が登場するとそれに目を奪われて、大事な入り口の指導をおろそかにしてしまう…。 ICT機器は道具にすぎません。何を大事にするのかを確認しながら進めていくGIGA開きの授業を考えてみ

          GIGA開きファシリ シナリオ(案)©kanakanazemi

          備忘録 こんな授業したよ① 推測のミニ・レッスン

           私が担当する1年生のあるクラスは「勉強が嫌い」な生徒が8割。  国語が好きという生徒が3割という状況です。RWを楽しそうにやってはいるのですが、年に1度のアンケートによれば国語に対して否定的なイメージの生徒が7割。この結果には度肝を抜かれました。何で?いつもの反応と別人レベルで乖離がありました。  RWを振り返ってみると・・・うん、一部の生徒を除いて、レターエッセイの提出は未達の子が多い。書いたものを私は決して否定はしない。けれど、改善に向かおうとする意識や読みの深まり

          備忘録 こんな授業したよ① 推測のミニ・レッスン

          クリスマス・イヴ 国語科の深い悩み

           クリスマス・イヴ。まだ仕事は終わらない。明日まで授業日だ。コロナの影響で、授業日数の管理が大変だ。いわゆる休業日が削られて、ギリギリまで授業が行われている。  次年度の準備をする時間がない 2021年度より、国語科の評価の観点が5観点から3観点になる。これは国語科にとっては「激震」である。評価の枠組みが非常に大きく変わるのだ。  例えば「鑑賞文」を書かせたとする。今までならば「書くこと」または「読むこと」のどちらかで評価すればよかったのだが、今後は、この「鑑賞文」を基礎

          クリスマス・イヴ 国語科の深い悩み

          ある方からの宿題

           ある方から、宿題を出されました。その返信を書いてみました。 宿題)10月から授業態度が意欲的になったK君にインタビューし、授業に参加できるようになった理由を明らかにせよ。更によくなりための提案も尋ねよ。 まず、K君についてです。4月に異動してきた私が、初めて担当する中2のとあるクラスの生徒、それがK君です。このクラス、9割が国語嫌い。完全アウェーからのスタートでした。 中でもK君は、最初から倦怠感を丸出しにした態度で、体を机にだらーんと投げ出す、教科書はなかなか開かな

          ある方からの宿題

          鉄の掟: 初めてやらせたことで評価してはいけない

          だれにでもある「初めて」について考えました。 教育実習生教育実習生が実習を終え、学校を去りました。 大変優秀な方でした。学歴も十分。教職にはもったいない人材。もったいないオバケが出るから他の仕事に就きたまえと、つい本音を伝えてしまいました。 さりとて、いかに優秀な人材であろうと、教師の仕事を実際にやるのは初めてのこと。それが3週間で身につくわけもなく、授業を受ける側から、授業を回す側になっての苦労は半端ないものだったでしょう。 いいんです、それで。 私も、最初から丸

          鉄の掟: 初めてやらせたことで評価してはいけない

          「作者が書いたテキストは、読者が読んで意味をつくり出すまでは紙に落ちているインクにすぎない」NY大学ルイーズ・ローゼンブラット この言葉、大好きです。国語で教科書の解説するって、意味ないですよね。先生の読みは正解?

          「作者が書いたテキストは、読者が読んで意味をつくり出すまでは紙に落ちているインクにすぎない」NY大学ルイーズ・ローゼンブラット この言葉、大好きです。国語で教科書の解説するって、意味ないですよね。先生の読みは正解?

          思考・判断・表現 つまりは「パフォーマンス」をどう評価する? -指導と評価の一体化ー

          リーディング・ワークショップをやっていると言うと、たいがい返される言葉が「時数足りるの?」「教科書終わるの?」 と、いうことで、例として中学1年生の前期の様子を表にしてみました。 2020年度は、休校がありましたが、休校明けには「総合的な学習の時間」が凍結され、5教科の時数が増えたので、国語科としては休校の影響はほぼ無かった感じです。 およそ23時間のRWの時間を確保できました。 教科書教材を「知識」や「スキル」を学ぶミニ・レッスンの場として扱います。どの教材でどのス

          思考・判断・表現 つまりは「パフォーマンス」をどう評価する? -指導と評価の一体化ー

          前期試験をやってみた②ー失敗は成功のもとと思えたら悪くないだろうー

          第①回に続き、前期試験の報告②です。 今回、子どもたちは「論説」にチャレンジです。 では、試験内容の公開!二ホンカワウソの復活を模索する活動の記事(2013.2.14朝日新聞)を中心に、複数の情報(ウイキペディアの情報、ジュニアアエラのオオカミ復活の記事)と比較したり、関連付けたりして考えられるように構成したテキストです。著作権によって、ここに現物を載せられないのが残念ですが、A3サイズにぎっしりの情報が詰まっています。(こういうものの公開や、著作権について詳しくご指導く

          前期試験をやってみた②ー失敗は成功のもとと思えたら悪くないだろうー

          後期中間テストより。「街道」を「がいどう」と読む生徒が多発。おそらく「街灯(がいとう)」から発想して読んだのだと思う。つまり「街灯」は既有の知識として持っている。が、「街道」を知らないのだ。知らないもの、イメージできないものは覚えられない。当たり前。生活体験って重要。

          後期中間テストより。「街道」を「がいどう」と読む生徒が多発。おそらく「街灯(がいとう)」から発想して読んだのだと思う。つまり「街灯」は既有の知識として持っている。が、「街道」を知らないのだ。知らないもの、イメージできないものは覚えられない。当たり前。生活体験って重要。