あなたの生きる未来を創るー『シン・ニホン』を読んで
雨の匂いがする。雲の流れが早い。なんだか嵐でも来そうな雰囲気だ。
外に洗濯物を干してきてしまったことを思い出す。慌てて帰れば、濡れる前に取り込めるかもしれない。わたしは、今駅に着いたばかりだ。このずっしりとしたバッグを抱えて家まで戻るのは、正直結構面倒くさい。
例によって仕事は溜まっている。早めに出社して、コーヒーでも飲みながら、積み上がったメールを少しでも消化したい。もしかしたら雨は降らないかもしれないし、降ったとしても、小降りくらいで済むかもしれない。
気づかなかったフリ