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#1年でBリーグ全アリーナ制覇の旅 旅行記 横浜BC編(41/54:Ahoy)


はじめに

どうも。開幕しちゃったよ……。はおーです。
という訳で、ここから先の更新は全て、※このnoteは22-23シーズンの旅行記です。という注釈が入ります。いやー遅筆故の失態。申し訳ない。

という訳で今回は3/8(水)、横浜ビー・コルセアーズ観戦記となります。マイホーム。
結局このシーズンはこの日しかホームゲームに行けていないんですが、その前に40ヵ所のホームゲームを見た事でビーコルならではの面白さを見つけられた気がします。その辺が上手く伝わるといいな。

旅の記録・横浜BC編

魂はここに置いていく

平日ナイター特有の初手アリーナ。横浜国際プールへ到着です。

1998年竣工のアリーナ……というか名前の通りプールです。
以前はパンパシフィック選手権などの国際大会も開かれていましたが、最近は国内の全国大会が行われるに留まっています。いや十分凄いんですけどね。
夏季のプールモードと、冬季のアリーナモードを床転換で切り替えています。

2階入場口のロビーでは、選手達の幕が観客をお出迎えしてくれます。
ビーコルの広告や宣材写真は最近ワイルド路線が多めになった気がします。
海賊らしさってやつですかね。

国プは50mプールが設置できる程の大きな敷地を誇るアリーナなので、コートエンド側のスペースが膨大にあります。
移動の導線も含め、長年ここの使い方が課題ではあったんですが、最近のビーコルはそのスペースにグルメブースやグッズショップを配置。上手く建造物を有効活用できるようになってきましたね。

そしてこちらは高飛び込み台。これもプール施設ならではですね。
特にバスケ興行時に何か活きる訳ではありませんが、固有建造物という意味では雰囲気あって好きです。

てか、去年までこんなビッグフラッグあったっけ……

あれ?こんな鐘を鳴らす76ers的演出あったっけ……?

とまあ、今季から導入された新しい装飾や演出に目を見開いたり。

でもビーコルの強みとして変わっていないものもあって。
こちらは横浜ビールという地ビール。ビーコルのスポンサーなんですよね。
アリーナ内では数種類販売しておりまして、その日の気分で地ビールを楽しむことができます
個人的にはヴァイツェンが好き。この日はピルスナーにしたけど。

あとビーコルのチアリーディングチーム・B-ROSEも非常に評判が高いですよね。
パフォーマンスレベルもさることながら、衣装などのコンセプトがチームコンセプト、要は海賊に合わせたものっていうのが大きなポイント。
先の装飾達と含めて、より海賊のホームプール感を演出してくれています。

ただ、暗転ができない事を始め、アリーナ施設を使った演出はどうしてもB1の中ではスケール小さめになってしまっています。
こればっかりはハコ側の問題もあるから仕方ないよなあ……。
以前仮設照明使って暗転やった時、外の光がめっちゃ入ってきて没入感が一切なかったんですよね。なんで多分どうしようもないです。

とは言え、中途半端な暗転をやるのではなく、音響やMC、チアなどを駆使しながらどうやって海賊感を出すか、という方向に走るのは間違いではないと思います。

という訳で観戦。この日の対戦相手は信州です。

観戦環境は他アリーナより若干低いと思います。
1階雛壇は段差が低いので場所によっては見難く、また2階もそれなりに距離を感じてしまう構造。特に2階は50mプールがメイン利用の想定で作られている為、端の席はかなり距離があります。
また、ビジョンがアウェイエンド側の1面しかない為、中立な立場で観戦する際はホーム側の方を選ぶ事をおすすめします。

ビーコルと言えば、相手FT時のクラウドノイズ、通称ブースターディフェンスが名物。
気付いたら相手FT時に色々スライドを出すようになっていて笑いました。この日は相手が信州という事で、長野の特産品で攻めていましたね。
現在は殆どのチームで相手FT時のクラウドノイズを行っていますが、その時間にちょっとしたエンタメを挟むのは、ビーコルと北海道が最たる例かなと思います。もっと増えないかな。

試合は83-71で横浜BCの勝利

点差以上に競った展開でした。
序盤はビーコルが走れていたものの、信州が終始喰らいついて点差を離されないというビーコルにとっては嫌な展開。
4Qの勝負どころに信州が2点差まで詰めたんですが、そこから河村、そして森井の連続スリーで勝負あり。クラッチタイムにおけるメンタルの強さ、そして何だかんだでリードを保ちながら終盤までこれたという体力的余裕、この2つが現れた試合でした。

ビーコルは河村32得点7アシストといつも通りのビックリスタッツを記録しているのは勿論ですが、ジャクソン19得点10リバウンドも相当効きましたね。外も内もこれだけ特典嗅覚に優れた選手がいると、試合も優位に運べるというものです。

信州は9人ロスターと怪我人に苦しむ中の試合、その中で36分出場の岡田17得点とビーコルへ食らいつく要因を作っていました。スリーが来なかったのだけこの日は惜しかったかな。
てかチーム全体で見ても5/30だったんですよね。3Pの精度がもう少し違っていれば……というゲームでした。
元ビーコルの生原もマーシャルもバーンズもいなかったので、次はまた横浜で会いたいですね。

名物のアリーナ前階段は撮影するのを忘れました。
あれ、勝った時と負けた時で、降りる時の足の軽さが全然違うんだよなあ。

住宅街って家計を気にしながら外食するからコスパいい店が結構多いんですよ

試合後はセンター北駅のお好み焼き 杏子へ。
推しが勝った日のハイボールは格別ですね。

この日は勤務後でお腹も減っていたので、がっつり栄養補給できる青ねぎのせ広島焼きを選択。
いやー美味しい。お好み焼きってソースの味が濃すぎる事が往々にしてあるんですが、これは正に丁度いい味。素材の味を感じながらがっつり食べられる。最高です。

あとこのお店は雰囲気がとても良くて、店内は広々としていて、かつ店員さんも凄く丁寧。地元で長年愛されている理由は、味だけでなくこうした居心地の良さなんだろうなあと感じた次第です。

あとがきとおまけの1枚

ビーコルは私のホームなので何度も通っています。初めて行ったのはもう10年前とかかなあ。

アリーナ自体は再三言っている通りプールなので、観戦環境が良いとは言い切れないです。
でも施設自体は綺麗ですし、外も含め広々としたスペースがあるので、人の流れが滞る場所が少なかったり、ブースを設置する場所が多かったりと、国プ特有のメリットもあったりします。

後はその広いスペースに何を置くかなんですが、ここは国プを10年前後使い続けた今でも試行錯誤を続けているように見えます。
グルメ、グッズといった定番スペースはともかく、キッズが遊べるエリアを用意してみたり、キャンペーンエリアやファンクラブブースを移動させてみたり、キッチンカーの場所を変えてみたり。
この辺のオペレーションに関する向上心というものは毎年通っていて感じる部分ではあります。

後は……なんか、気付いたらえらいところまできましたね
河村がプロ契約したという事が間違いなくトリガーにはなっているんですが、思えばbj時代の暗黒期から逆転のB1振り分け、残留プレーオフの奇跡、そこからじわじわと勝率と業績をあげていき、今の爆発的人気。

コート内もコート外もコツコツと出来る事を積み重ねていって、ブースターがその支えになって少しずつ成長して。いいサイクルが出来てきたところが報われたのかな、と思うようにしています。

河村がいつまでもいるとは当然思いませんが、多分このチームなら河村がいなくなった後も一定の人気を確保できる。そんな謎の自信を、観戦する人へ感じさせてくれるホームアリーナだったりします。

次回の行先へは新幹線でGO。
相棒は横浜が誇る崎陽軒のシウマイ弁当。

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