#1年でBリーグ全アリーナ制覇の旅 旅行記 宇都宮編(15/54:勝利の方程式)
はじめに
どうも。花粉のせいで毎日コンディション絶不調なはおーです。今年は鼻だけじゃなくて目にもくる。
さて今回は11/27(日)の宇都宮ブレックス観戦旅行になります。バイウィークの関係もあり4連続B3などを挟んだ後、1ヶ月ぶりのB1観戦となった今回。昨季王者のホームゲームは、いい意味で安定感のある楽しい楽しいアリーナでしたのでご紹介いたします。
旅の記録・宇都宮編
餃子ってキングダムの時代からある食べ物なんだって
ご存じですか?宇都宮って電車によっては横浜駅から在来線1本で行けるんですよ。めっちゃ楽。という訳で宇都宮到着。時間は11時過ぎくらいだったかな。
知り合いに栃木県出身がいて、事前に宇都宮の観光情報を聞いていたんですが、一押しされた大谷資料館が時間の都合でどうも行って帰ってがギリギリになりそうなので断念。このnoteを読んだ人は俺の代わりに行ってください。必ず(偉そう)。
とりあえずお昼時なので、宇都宮駅から歩いて15分ほどにある来らっせへ。
簡単に言うと餃子屋オンリーのフードコート。流石宇都宮、餃子の話題に事欠かない。
土日のお昼時という事もあって入場するのに数十分待ちそうだったので、整理券を発行し、その間に周辺散策に出かけます。
まずは来らっせの真ん前にある宇都宮二荒山神社。3x3ワールドツアーの会場になったりしていますね。宇都宮のランドマークです。
ここの祭神は豊城入彦命で、第10代天皇・崇神天皇の息子。崇神天皇は4世紀頃の人物で、実在した最初の天皇であるという説があったりなかったりする天皇ですね。
豊城入彦命は勅命を受けて毛野国(今の群馬・栃木)を開拓したとされており、宇都宮という土地においても始祖として長年崇敬されてきました。
ある意味ブレックスというチームがあるのも、豊城入彦命のお陰だったり。
神社の前にある春木屋工房で豆大福を買って小腹満たし。餅がモッチモチで食べ応えあったなあ。
……ギャグじゃないですよ。
そして来らっせの入っている建物には小さなゲームセンターがあるんですが、昔のbeatmania(所謂五鍵)が置いてあってびっくりしました。
時間があったので1プレイ。やっぱりコナミの音ゲーは曲がいいんだよなあ。この筐体に入っている曲だとMiracle Moonとか好き。
色々廻っていたら順番がやってきたので入店。何店舗かの餃子と、餃子浪漫という餃子との食べ合わせのために作られたクラフトビールをいただきました。
このビール結構コクが強く、しっかりした味の餃子とは本当によく合いますね。
根を張るってこういう事
餃子でお腹を、お酒で脳内麻薬を満たしたところで、アリーナへ向かいます。
長年ブレックスの大きな広告を掲出しているTSUTAYA宇都宮東口店。
TSUTAYAはここ数年実店舗を大幅に縮小している傾向がありますが、今後どうなりますかね。
という訳でブレックスアリーナ宇都宮に到着。
宇都宮駅からだいたい20分くらいでしたが、来らっせは西口から歩いて15分、こちらは東口から歩いて20分なので、合計35分歩いてきました。予定立てるのミスった。タクシーで行けばよかった。
ブレアリはこのロビーの熱気がたまらんのよなあ。
この日は昨年ブレックスが優勝して獲得したBリーグトロフィーとリングの展示がありました。
間近で見ると意外と大きいし、何よりピカピカ。これがティファニーの本気……。
トロフィーはこの節限定でしたが、チャンピオンの証はアリーナ内のバナーで恒久的に見る事ができます。優勝チームの特権。
という訳で観戦。この日の対戦相手は京都です。
1979年竣工と40年以上の歴史があるブレアリは随所に老朽化が見られるものの、観戦環境としては座席数に対して比較的コンパクトで見やすいアリーナ。
2階の柵付近など見切れ席もそれなりにありますが、これはHPなので事前に確認する事が出来るので安心。
収容率が高い試合が多いので、いい場所で見るためにも、予定が決まったら早めにチケットを抑えておきたいですね。
あと座席自体の質が1階と2階でかなり違うので、可能なら1階をおすすめします。
個人的な感想なんですが、ブレアリは音で楽しむアリーナだと思っています。音響の質も高いですし、座席数と比較するとコンパクトなアリーナなので、お客さんの手拍子が良く反響する。
更にブレックスのお客さんはBリーグの中でも特に応援参加される方が多い。
勿論ブレックスには熱いお客さんが多いというのもあるんですが、ブレックス側からも「ここで手拍子をするんだよ!」というのを、ビジョンのビジュアルなどでわかりやすく伝えているんですね。なので初見の方でもわかりやすく応援文化に馴染めると思います。
この「お客さんの応援モチベを煽る」っていうのは、MC主導で行うチームは多いんですが、このようにビジョンに一任しているチームはかなり珍しいです。寧ろ「お客さんが創り上げる音を楽しんでくれ」と言わんばかりに、MCのアナウンスは最低限。そのお陰でアリーナの雰囲気は独特かつ熱狂的なものが完成する、というメカニズム(はおー調べ)。
視覚だけじゃなくて聴覚でエンターテイメントを楽しめる事ができるアリーナは数少ないと思いますし、チームとブースター間の信頼関係も感じられる部分なので、凄いなあと思います(急に語彙力なくなる)。
(文字が小さいですが)試合は81-58で宇都宮が勝利。
1stユニットの力関係に大きな差はなく、接戦模様で進んでいたゲーム。鍵となったのは2ndユニットで、宇都宮は荒谷、喜多川、竹内とベンチ出場の選手が大事な場面でシュートをしっかり沈めきるシーンが目立ちました。
京都からしたら息をつくタイミングがほとんど無い試合。結果、4Qは宇都宮側のシュートタッチが良かったことも相まってスリー7本成功など一気に突き放す展開へ。
まさしく総合力で勝ちきった試合と言っていいと思います。
逆に京都はシーズン通しての特徴ではあるんですが、2ndユニットのレベルアップが求められることを痛感した試合だったかもしれません。それでも1stは優位に試合を運ぶ時間も多々ありましたし、外のライト、内のディアロという2枚は強豪相手ですら止められない事が改めて証明された試合だったと思います。
ビーコルポイントは京都の満田。京都ホームを見に行った際は怪我でDNPでしたが、この日は25分出場で6得点。
なんか京都移籍してから段々ピュアシューター寄りのスタイルに近づいているんですよね。元々器用な選手ではあるので、チーム状況に合わせてプレー出来るのは彼の強みだなあと改めて思った試合でした。
あとファウルドローン5って何。すご。
和の優雅さと洋の優雅さ
試合終了後のブレッキーバルーンは背中から見ると物凄い哀愁。
勝ってよかったねえ。
このまま宇都宮駅まで歩いていきますが、その道中に、フォロワーさんにおすすめいただいた牛かつ なかいへ。
牛かつはここ最近都内を中心に増加しており、特徴的なのはレア揚げと調味料の豊富さ。右上にある焼き石でお好みの焼き加減にする事ができます。
個人的に牛かつはわさび醤油で食べるのが1番好きなんですが、ここは山わさびソースが絶品。
更にとろろも調味料としてついてくるんですが、牛かつと食べるのは勿論、ここは普通のご飯ではなく麦飯なのでそれにかけて食べても美味しい。牛かつ屋はこの色々ある食べ合わせを楽しむのが醍醐味だよねえ。
そして宇都宮はカクテルの街としても有名。様々な大会で実績を残してきたバーテンダーが多数お店を出している土地なんです。
今回はBAR YAMANOIというバーへ行ってみることに。
季節フルーツのカクテルを何種類か置いているようで、訪問時ぼちぼちシーズンに入り始めていたいちごのカクテルをオーダー。
フルーツをそのまま使っているので、いちごのつぶつぶ感がしっかりあり、まさにいちごをそのままカクテルにしたような一杯。
他にもカクテルを呑みましたがどれも絶品でしたし、バーテンダーさんとの会話も弾んで、とても良い夜を過ごす事ができました。これが大人の贅沢ってやつなのかな。
あとがきとおまけの1枚
宇都宮はBリーグ初年度か2年目ぶりかな?かなり久々に行きました。
いやー洗練されているアリーナですよ本当に。
この雰囲気が作られているポイントとして大きいのは、やはりプロとしての歴史の長さ。
Bリーグが誕生する前、プロチームの方が少数派だった環境の中で、「バスケを通したエンターテインメントとは何か」っていう事を15年以上丁寧に磨いてきた結果だと思います。
その片鱗が、ブースターへの応援スタイルの浸透度だったり、接客やイベント進行やスムーズさに繋がっていると思います。
後は当たり前ですがチーム側が手を抜いても、ブースター側が手を抜いても成立しない訳で。両者の一体感を味わえるのは日本の中でも片手で数えるしかないと思います。
言わばアリーナの中にいる人全員が演出家であるって言えるかもしれない。両者の向上意識が高い事を感じられるんですよね。
本文で書いた通り、音を中心に、見えるものだけじゃなくあらゆる感性を刺激してくれるアリーナ。貴重な経験ができるいい場所だと思います。
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