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#1年でBリーグ全アリーナ制覇の旅 旅行記 川崎編(16/54:Off your feet!)

はじめに

どうも。前回コナミの音楽ゲームの話をしましたが、ゲーム音楽というジャンルならコーエーテクモの音楽が1番好きなはおーです。
無双OROCHIとか名曲の宝庫。

今回は11/30(水)、ミッドウィークの川崎ブレイブサンダース観戦になります。
新アリーナのニュースなどここ数年は話題の尽きない川崎ですが、その本陣となるホームゲームにはどのようなこだわりが入っているのでしょうか。

旅の記録・川崎編

臙脂山

首都圏特有の初手アリーナ。この日は昼間に用事を済ませて、そのまま等々力緑地まで。Jリーグ・川崎フロンターレのホームスタジアムも同敷地内にあります。
この付近の観光地っていうとどこがあるかな……。ちょっと遠いけど川崎大師とか工場夜景とかかな?

川崎市とどろきアリーナに到着。右側からせり出しているのはサブアリーナです。
1995年竣工のアリーナになりますが、個人的にはバレーボールでよく利用されるという印象がありまして、調べてみたら世界選手権やバレーボール天皇杯などの大きな試合でも使用された事があるそうです。

ロビーでは大きなネオンサインがお出迎え。

このポスターも、ネオンサインもそうだけど、ブレサンが使用するデザインや楽曲ってどことなく90年代感があるように感じます。でも別に古臭い感じはしない。このバランスが絶妙で面白いですよね。

ブレサンの運営元であるDeNAは、ご存知の方も多いですがプロ野球チームを持つ会社でもあり、そこのノウハウが活きているからか、恐らくどのBリーグチームよりも多様なニーズのお客さんを想定しているのだろうな、と感じる点が多々ありました。

まずフードメニュー。オリジナルメニューが兎に角多い。グルメ好きの方をきちんと押さえているのは勿論、自分のように普段アリーナグルメを食べない人でも、「ここでしか食べれないなら……」とつい食指を伸ばしてしまいます。

後は試合中のビジョンを用いたタイムアウトの説明。
これは実践しているチーム結構ありますが、肌感だと減りつつある気もしていて。
まだまだBリーグは10周年も迎えていない若いリーグなので、初見の方を意識する上ではとても大事だと思います。

あとびっくりしたのがイヤーマフの無料貸出
Bリーグってブザーなど大きい音をどうしても必要とする興行なので、普段Bリーグに見に行く事がかなわない人でも安心して行く事ができるという意味ではとても大事な事だと思います。
今は多様性の時代でもありますし、個人的にこの辺は数年かけてでもいいからB1全チーム義務化して欲しいかも。

……とまあこのように、多種多様なニーズを極力満たそうと、できる事はとりあえず少しでも効果があるものは導入してみる、という姿勢を感じるのがブレサンの大きな強みだと思います。
フロントの意識の高さというものは、大きな大きな財産ですよ。

という訳で観戦。この日の対戦相手は横浜BCです。
……最推しチームですが、この旅は一貫してホーム寄りの感情で見るという事で。

1階席は段差が緩いものの、見辛いという事は恐らくなさそう。ただ問題は2階席で、キャパ大き目のアリーナではあるものの、それを考慮しても少し遠く感じてしまいます。なのでどちらかというと1階から観戦を個人的には推奨したいところ。
あと一部例外はあるものの、殆どの席でドリンクホルダーを設置しているのはポイント高いですね。

あとブレサンはやっぱり場内演出が凄い

他の会場だとプロジェクションマッピング重視とか、炎による演出重視とか光の使い方重視とか、何かしら大きな長所があると思うんですけど、川崎は全部重視している。お客さんのテンションを上げてくれる要素を80点くらいで全部詰めにして、結果合計点数めっちゃ高い的な。
で、しかもセレモニーの時間がかなり長い。じっくり見せてくれるので、高揚感を持った状態で試合に入れるってのがポイントだと思います。

そしてBリーグ屈指の人気を誇るロウル
愛らしい見た目もそうなんですが、動きがちょこまかしていて本当に可愛らしい。
手の肉球?が雷模様になっているのもポイントですね。

試合は98-60で川崎が勝利

この試合は天皇杯で横浜BCが勝利し、川崎から見たらリベンジマッチのような構図。序盤2分の時点で、双方がこの試合にどの程度重点を置いているかがはっきりわかる展開でした。
この日の川崎は半プレーオフモード。それくらい力を込めた試合の入りだったと思います。
1Qから10点以上の差、そのまま川崎が駆け抜け3Qまでに大勢が決した試合。4Qの後半はお互いベンチメンバーを出す展開となりました。

特に川崎は捻挫からの復帰となったヒースを始め、今季ここまで不調だったスリーが好調。試合通して12本成功、率は41.4%と、チーム全体で復調のきっかけをつかんだ試合だったと思います。
誰がいいっていうかほんと全員良かった

対するビーコルは入りで完全に面食らってしまい、そこから修正方法を見失ったまま大差をつけられたゲームになってしまいましたね。
試合を通してスリーの試投数が36と詰める姿勢を見せたものの、それも悉く外れてしまい実らず。
ただ、ビーコルの場合はこういった強豪チームが一段ギアを上げてきた際の対戦経験が皆無に等しいので、それを経験できたという意味では全くの無駄という訳ではなかったと思います。

ワインって世界一度数と飲みやすさの釣り合わないお酒だと思う

武蔵小杉まで歩いてまいりました。所謂タワマンの街。

夕飯はフォロワーさんにおすすめいただいたイタリアン酒場ナチュラへ。店の入口に魚介が立ち並ぶ、魚介イタリアンが中心のお店です。
とりあえずワインを注文。この日はビーコルが負けたのにテンションも高く、1杯だけで終わる気がしなかったので、デカンタを注文。終電まで短時間、かつ1人だけどなんとかなるよね……?

季節魚のカルパッチョや4種のチーズピザなども美味しかったのですが、この日のメインはカレイのフリット。日本語に訳すと揚げ魚。
目の前でねぎ入りソースをたっぷりかけてくれる神演出つきで。食べるとカレイの持つ旨味とガーリックが入ったソースの旨味がダブルで直接脳に届く。
ソースが若干濃いめなのでワインにもよく合い、気が付いたらデカンタを完飲していました。
店員さんの接客もとても親切でしたし、最高の夜だったなあ。家から近いし行きつけにしよ。

あとがきとおまけの1枚

川崎は最後に行ったのは東芝体制時代なので、DeNA体制に代わってからは初めて行きました。
あの頃と比べると運営面は9割方変わっていると言っていいと思います。

ブレサンはBリーグの中でも群を抜いてYoutubeを中心としたデジタルマーケティングを活用しているチームなので、「初見」「若い世代」が他チームと比べても多くいらっしゃる印象がありますし、実際現地でもそのような客層が多かったです。
このマーケティング面は自分も凄いなあと思う反面、今回の主題ではないので一旦割愛。

本題はこちら。
そもそもBリーグを見に行った事がない人にチケットを買ってもらって、足を運んでもらうという努力だけでも物凄いんですが、エンターテインメントって「来てもらうまで」以上に「来てもらってから」がとっても重要
ブレサンはそこの意識が本当に高くて、それが先程から言っている「多様な方に多様な楽しみ方を提供する」姿勢に繋がっているんだと思います。
ここまで一連でやりこんで、初めていい循環になると思っています。

でもそれをやりきれるチームって、そこまで手を回し切れないという事も含め、様々な事情から少ない。なので、全部でなくてもいいから、その意識やノウハウっていうものを、全Bリーグチームが少しずつお手本にしていくと、リーグ全体がより良いものになるんだろうなって思います。

言わばブレサンはそれらお手本を詰め込んだヒントの宝石箱。これからも様々なノウハウを展開して、自分達Bリーグファンを楽しませていって欲しいと思います。

スポンサーの川崎競馬。この画像は次々回レポートの伏線。

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