#1年でBリーグ全アリーナ制覇の旅 旅行記 新潟編(34/54:アイ)
はじめに
どうも。夏のコミケに出す本の担当分が漸く執筆完了しました。はおーです。
だからnoteの更新が滞っていたんですね←
前回の富山編から1日経って、本日は新潟アルビレックスBB観戦記となります。
プロバスケットボールチームとしては埼玉と共に最古参に入るアルビ。今回は新潟の、bjの、日本プロバスケのルーツを見つける旅という事もあって、いつもよりワクワク感増量でアリーナへ向かいました。
旅の想い出・新潟編
亜空間
富山から新幹線と在来線を駆使して長岡駅へ到着。
長岡にも新幹線は通っているんですが、富山へ行く新幹線とはまた別なんですよね。旅行日程立てている時にこの事に気付かなかったのは内緒。
という訳でシティホールプラザアオーレ長岡に到着しました。この日は中々な雪の降り具合でしたが、駅直結の屋根付き通路で快適移動。
2012年に竣工したアリーナ。もう10年も経つんですね。
市役所や市民交流ホールなどの公共施設を一堂に集約させた複合施設で、その中の1つにアリーナがある、という変わった構造になっています。
前述の通り駅から直結でアクセスも良いので、どのシーズンでも遠征民に優しいアリーナですね。
建物に入ってすぐの場所はナカドマという屋根付きの広場になっており、グッズやグルメの販売はここで行っています。
このエリアはチケット確認より手前側にあるので、例えば試合を見に来た訳ではないけど、アオーレ内の他施設に用事があるっていう人もアリーナグルメが楽しめたりします。
テーブルや椅子も完備されていて、ちょっとしたフードコートみたいになっているのはいいですね。
後は左上に大きいモニターが映っていますが、ここでは試合時間にBリーグの中継映像を流しています。フードコートでご飯を食べながら映像で観戦、なんていうカジュアルな楽しみ方もできますね。
グッズショップは選手別にグッズが並べられているタイプ。広島編で紹介したようなレイアウトに近いですね。やっぱりこの置き方流行ってるのかな。
自分はだいたい試合開始1時間前とかにアリーナ入りするので、開場直後にチアリーダーの皆さんがグリーディングしている時間に行く事が結構新鮮だったり。
どうやらこの日はこんなものが限定販売されていたようで。
チアリーダーがお米を作った……?米どころ新潟ならでは感があって面白いですね。
早速食べてみました。
辛さ控えめでスパイスのコクと肉の味をしっかり感じるお味のキーマカレーでした。
肝心の米は勿論美味しかったです。雑味が全くない。しっかりキーマカレーに合った食感だったのでその点もGoodでした。
という訳で観戦。この日の対戦相手は三河です。
非常にコンパクトなアリーナだと思います。なのでどこから見ても臨場感は高い。
特に2階と3階からコートまでの距離は近く、3階からの視線は上から見下ろすのに近いものがあります。
ただ、座席の感覚は前後左右共に他アリーナよりは狭め。コンパクトな敷地の中に客席数を稼いでいる構造ではあります。
ちょっとこの写真だとわかりにくいかもしれませんが、1階サイドの雛壇は特に注意が必要。
座る面積と足元の幅がとにかく狭く、通常の成人が座るにはかなり窮屈な構造になっています。
ただ、ダイナミックプライシングによってこの座席は値段がお安く設定される事が多いのはちょっとしたメリットでもあります。2階席より安く設定されていた時は笑ったけど。
2階席はこんな感じで、1階雛壇に比べると大分余裕のある座席配置になっています。
木製の椅子なのでちょっと固めですけどね。
あとアルビといえばこのビッグフラッグ。旧JBLから掲げてきた由緒ある装飾になります。
中継なんかでもちょくちょく映し出されるので、印象深いブースターの方も多いと思います。
経年劣化によりこの2か月後掲出が中止されたんですが、募金活動が成就して昨季最終節に同じデザインの新フラッグが掲出されたらしいです。いい伝統。
試合は77-81で三河の勝利。
本当に差のない一戦でした。
三河はは外国籍2名が合流して間もないこともあり、連携面に粗のみられる状態での試合。その中でアルビがコーバーンの引力を使いつつ上手くスペースを作りながら試合できていたんですが、最終的には三河が逆転した展開。
勿体なかったのは新潟のファウルコントロールで、1ポゼッションを争う時間が長かったにも関わらず、4Qのファウルが最終的に2つしか貯まっておらずファウルゲームができなかったんですよね。結果どうなってたかはわからないけど、ファウルゲームいけた世界線は見てみたかったなあ。
勝った三河は西田が抜群のパフォーマンス。FG8/10の20得点、アシストも4つと1人で三河の殆どを背負った活躍をしていました。新潟もケアはしていたんですが、あれだけシュート落ちないとなると精神的にもダメージを与えられますよね。完全に比江島二世でした。
新潟はやっぱりコーバーンが魅力的でした。
この日、三河はチーム全体で「コーバーンにだけはやられないようにする、他に決められるのはOK」というディフェンスを貫いていたんですね。なのにこの人7割近くFG決めて19点取っていたんですよね。速いし強いし止めようがない選手ですよほんと。
あとこれ、照明の使い方がかっこよかったので是非音付きで御覧ください。
頭も体も使っているのだろう
試合後は長岡駅へ戻り、小嶋屋へ。名物のへぎそばを食べました。
つなぎに布海苔を使っている蕎麦で、通常の蕎麦よりも心なしかのどごしが良く感じる。食感もしっかりめで、全体的にスルスルと食べられる感覚でした。
個人的には通常の蕎麦よりも好きだったかも。
右下に見切れていますが、日本酒との相性も◎でした。
再びアオーレへ。
この日はWリーグとの共催デーだったんですよね。新潟アルビレックスBBラビッツvsアランマーレ秋田の一戦を観戦しました。
女子バスケを現地観戦するのは2回目なんですが、やっぱり同じ競技なのに男子と全然戦術が違って面白いですね。より新鮮な気持ちで観戦できました。
あとWリーグは対戦相手のポゼッション時、ディフェンスBGMではなく、相手が使用しているオフェンスBGMを流すんですね。文化もBリーグも違って勉強になる。
ちなみに試合はOTの末、65-69でアランマーレ秋田が勝利。逆転勝利お見事でした。
試合終了時点では19時を超えており、すっかり日も落ちていました。
アルビレックスカラーのイルミネーションに見送られながら、新幹線で帰路へ。本当は夕飯も長岡で食べたかったんですが、そこは次回の宿題ですね。
あとがきとおまけの1枚
新潟は初訪問でした。
何遍かこのシリーズで「地元のお祭り」感っていう場所を紹介してきましたが、ここはその部類に入るかなと思います。
やっぱり驚いたのはチケットがなくても様々なコンテンツが楽しめる(なんなら試合も映像で観れる)点。建物自体が特殊、かつバスケ以外の所用が生まれやすい場所である事を逆手に取って、たまたま立ち寄った層にもアピールできることは強みですね。
似たようなことをプロ野球のベイスターズがビアガーデンという作りで球場外のスペースでやっていますが、アレに近い感覚。
同じ北陸でも富山はグルメや演出面でグラウジーズ独自の雰囲気が強かったですが、アルビレックスはその点は比較的オーソドックス。僕らの想像するBリーグの姿があります。没個性という意味ではないよ、念の為。
思えばプロバスケの源流的な存在なので、オーソドックスなのは当たり前なんですよね。色んなチームがここのホーム運営を参考にしたと思います。想像だけど。
なので、ある意味冒頭に書いたプロバスケのルーツっていうものは、確かに20年以上経った今でも肌で感じることができると思います。ある意味聖地巡礼的な意味でも是非一度皆さんに訪れて欲しい場所でした。
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