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#1年でBリーグ全アリーナ制覇の旅 旅行記 山口編(3/54:強くしなやかで美しい)

はじめに

どうも。もう山口行ってから1ヶ月半経過している事に気付き、自分の遅筆さを嘆いているはおーです。
悪い癖ですね。頑張って追いつきます。

越谷編では、最後に都内の宿へピットインしたところで終了しておりました。今回はその続きとなります。
山口へ向かったのは10/8(土)。この土日でBリーグは土曜日に山口だけ観戦し、翌日の日曜は下関から在来線で30分弱で行ける北九州でJリーグを見に行くプランを計画しました。

旅の記録・山口編

「宇部には何もない」って聞いたので実際に行ってみたら

羽田を7時過ぎに出る便で山口県は山口宇部空港へ。
どういった繋がりなのかはわかりませんが、エヴァとのコラボイベントを行っていました。

そのまま市街地行きのバスを使い、宇部新川駅へ。
仲のいいゲーム友達が山口県出身だったので、事前に宇部近辺に何かあるか聞いてみたところ、「宇部は本当に何もないよ」って言われたので、試合開始までどうやって時間潰そうかなと考えながら向かったんですが……。

宇部新川駅前の看板で、ときわ公園という大き目の公園がある事を知ったので、そちらの方向へ向かう事に。
Googleマップで調べたら、ちょっと時間はかかるものの、アリーナまでも徒歩で行ける範囲という事だったので、丁度よかったですね。

山陽本線で東新川駅、そこから徒歩でときわ公園へ。

ときわ公園は常盤湖の外周に展開されている公園で、中央にはこんな感じで湖のパノラマが広がる休憩所のような場所があります。
この日は午前中曇っていたから薄暗いですが、景色自体は開けていて凄く気持ちよかったです。

公園の敷地内には植物園も。この写真はサボテンエリアのものですね。

後はちょっとした遊園地も併設。特に何かアトラクションに乗ったりはしませんでしたが、こんな感じでときわ公園だけで数時間は過ごす事ができますのでアリーナ行く前後に時間ができたらおすすめの場所となっております。
友人よ、少なくとも何もないことはなかったぞ!

お昼はご当地ラーメンの1つ、宇部ラーメン三久ラーメン 常盤店でいただく事に。
宇部ラーメンは豚骨ラーメンの一種で、博多ラーメンのような白いラーメンではなく、少し茶色気味の色が入ったスープ特徴。食べた事ないですが、久留米ラーメンに近いものらしいです。
食べる前はガツンとした味なのかな?と想像していましたが、濃厚さの中でも意外と食べやすい味。

2年目だけど特色は意外と生まれていたり

ラーメン屋から概ね2キロ弱歩いたところに、今回のアリーナがある恩田運動公園があります。
ここは今回の目的地である俵田翁記念体育館の他に、プロ野球の地方開催経験のあるユーピーアールスタジアムや陸上競技場があります。
数年前までは50mプールもあったようですね。

という訳で俵田翁記念体育館に到着。1959年竣工という事もあってか、造形はレトロ感満載。
ただ、2018年に改修工事を行っていて、外壁なんかは結構綺麗になっています。

特にこの看板が昭和の香りを残していますね。

名前についている「俵田翁」って何ぞや?と思って調べたんですが、俵田明という方を顕彰しているもののようですね。このアリーナを建設した企業であるUBEの初代社長だそうです。

アリーナにはキッチンカーがあって、自分は普段あまりアリーナグルメを食べる事はないんですが、この日はまあまあ歩き疲れていた事もあって身体が甘いものを欲しており、売っていたラシャンドルールみかんクレープを注文。確か500円だったかな。
皮がモチモチ、みかんと生クリームがそれぞれ違うベクトルの甘さで、持った感じ結構ずっしりな量だったクレープを飽きが来ずにペロリと完食。久々に食べるとクレープもいいもんだなあ。

そんな訳で観戦。この日の対戦相手は岐阜です。
ここは山口ペイトリオッツが創設される前も何度かプロバスケの試合を開催した事があり、ライジング福岡(現・ライジングゼファー福岡)がbjリーグ時代にたまに試合をやっていたようです。

ベンチ側にステージがあるのでそちら側の2階席は存在しないのですが、全体で見てみると2階席は結構座席数があったように見えました。傾斜も結構あって、観難さはそこまで感じなかったかな?
1階のスペースで言うとサイドよりもエンドが狭いので、2階で見るのであればエンドで見た方が近さという意味でコスパはいいかも。
(エンドが近すぎて座席によっては手前側が見えない可能性有)

リングが試合前虹色に光ってて笑いました。ゲーミングバスケットゴール爆誕。

また、これは素人の気付きなんですが、このチームのチアであるBloomはダンスジャンルが所謂チアダンスではなく、K-POPやガールズのようなダンスが目立っていたように見えました。自分はダンス素人なので厳密な違いを論理的に説明する事は難しいんですが、なんとなくアイドルっぽいダンスだなーと。
この点は独自性があってペイトリオッツの1つの特色になっているのかな?と思います。

試合は71-90で岐阜が勝利
1Qで言えば互角、もしくは微妙に岐阜が押してるかな?くらいの本当にいいゲームだったんですが、2Qになって岐阜がギアを1段階アップ。山口はいい形でショットに持っていけた攻撃が殆どなく、逆に岐阜は堅守からどんどん点差を離していく展開。
山口も後半からディフェンスでダブルチームなど積極的にボール奪取の動きを見せていましたが、そこを岐阜が冷静に交わし、逆にオープンショットへ繋げていました。

総じて岐阜が1枚上手ではありましたが、山口も座して負けた訳ではなく、逆転の為にディフェンスから動いてはいたので、中立で見ている側としてはいいゲームに感じました。

この試合のビーコルポイントは岐阜のハンター・コート。1Q途中から出場するとそのまま連続得点を見せるなど、均衡していた試合で流れを山口へ渡し切らない良い活躍を見せていました。
2Q以降はPTが殆ど与えられず。この日は動きにキレがあったので、もう少し見たかったなあというのが本音。

「新」の字も読めないのか

試合終了後は東新川駅まで歩いて、この日の宿がある下関へ向かう事に。
試合終了時刻と電車の時間がうまくかみ合わず駅舎で40分ほど待機する事になりましたが、この人は下関で宿を取ったつもりだったんですが、どうやら新下関に宿を取っていたらしく。
電車内で宿の場所を改めて確認しなければ、下関まで行ってそこから折り返すというまぬけをやらかすところでした。

そんなこんなで新下関の宿に荷物を置いた後、夕飯をどこで食べようかと駅周辺を散策。
おっと、獺祭の看板がある……?よし、このあじとというお店にしてみようか。

ビールうまー。これの他にとらふぐのから揚げとたこわさをチョイス。
ここの名物はちゃんこ料理のようですが、ちゃんこはご当地料理という訳ではないので、まあ関東でも食べれるしいいかなと思っていたんですが、メニューをよく見ると、どうやらここのちゃんこはとらふぐの成分が入っているとか何とか。

それはご当地料理と言えるわ。ちゃんこ鍋食べよう。

そして看板に書いてあった獺祭も勿論飲もう。
いいねえ、とらふぐのコラーゲンが入ったちゃんこ鍋に地元が誇る至高の日本酒。いい夜だ。ちゃんこ鍋の〆は勿論おうどん。

……と、ゆったり時間を過ごしている中で店員さんが。
「あの、もしまだお食事できるようでしたら、牛すじ煮込みが絶品で本当におすすめなので、良ければ食べてみませんか?」

おすすめされたら食べるしかないじゃん。食べよう。

やばい。食い過ぎた。胃が破裂しちゃう。でも全部美味しかった。酒も美味しかった。いい夜だ。でも苦しい。幸せの中で苦しい。さっさと寝よう。

地元民お墨付きの聖地

先述した山口県民の友人から、山口へ行くにあたり唯一おすすめしてもらったのが、唐戸市場
有名な魚市場ではありますが、地元民としても美味しいお魚が楽しめるという事で間違いのない場所のようです。

という訳でやってきました。この日の天気は小雨。

こんな感じで、市場内には様々な屋台があり、下関で水揚げされたものを中心に、寿司や海鮮丼、刺身やご家庭で使える加工品などが沢山売ってあります。

下関と言えばやっぱりふぐ。折角なので天然ふぐの刺身を食べてみる事に。
相場がわからないですが、天然ふぐが刺身で1500円程度で食べられるのは安いのかな?と思います。

自分は舌が肥えていないので、味はもみじをつけて初めて「あ、美味しい」と感じましたが(ポン酢だけだと味が薄すぎるように感じた)、弾力というか食感は歯ごたえがあって凄く好みでした。美味しかったです。
あとふぐの皮も刺身についてきたんですが、これは刺身に比べるとしっかり味がついていたので、ポン酢につけて十分楽しむ事ができました。

そして下関もう1つの名物はくじら。こちらは寿司でいただく事に。
個人的にくじらの生肉は味が好きなのですが、寿司で食べるとまた違った味わいがありますね。てかこのくじらめっちゃ食べやすかったな。癖が全然ない。

そんなこんなで唐戸市場で贅沢なブランチをいただいたところで、山口の旅は終了。Jリーグ観戦の為に北九州へ向かいました。
友人に勧めてもらった唐戸市場、間違いない場所でした。
アリーナのある宇部からもそこまで遠くないので、遠征で行かれた際は足を伸ばしてみる事をおすすめします。

あとがきとおまけの1枚

ペイトリオッツは創設2年目でまだまだ試行錯誤を行っているチーム。事業規模も恐らくそこまで大きくなく、ホームゲームの出展や演出も特別多いものではありません。まだまだとライアンドエラーの最中にあると思います。
更に、アリーナ自体も観戦に最適化されているものでは決してないので、そういった部分の雰囲気作りの難しさというのもあると思います。

ただその中でも、キッチンカーの増設(クレープのキッチンカーはこの節限定?もしくはこの節から?のようでした)を行ったり、先述のチアで特色を作ろうとしたりなどで、少しずつお客さんに幅広く楽しんでもらおうと成長を続けているようには感じました。
B1のようなバッチバチに凝られたエンタメはすぐには難しいと思いますが、地元のファンと手を取り合って、長い目で成長を見守りたいなと、私のような第三者にも思わせてくれるようなアリーナでした。

この後向かった北九州のゲームセンターで施設の停電に見舞われました。

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