#1年でBリーグ全アリーナ制覇の旅 旅行記 秋田編(26/54:旋風)
はじめに
どうも。サクラローレルのトレーナー、はおーです。
ウマ娘の話です。ハピネッツと同じピンクがイメージカラーのかわいい子。先日ゲームの方にも実装されたので、是非ストーリーだけでも見てやってください。
今回は大晦日、12/31(土)の秋田ノーザンハピネッツ観戦旅行記になります。
ここから怒涛の東北3連戦となります。東北ならではの「人の暖かさ」と、「ブースターの底知れない熱」、この2つを沢山味わった3日間、その1日目をお届けします。
遂に2022年分の旅行記がこの記事で終わりますね。長かった……。
旅の記録・秋田編
俺が世間のカレンダーに合わせる努力をしろ
前日、12月30日の夜。この日が仕事納めだった為、その足で深夜バスへ駆け込みます。スーツ姿で。動きにくい。
バスに揺られること約9時間半。秋田駅へ到着しました。
気温は0℃だったので体感まだましな方かな?スーツ姿である事を除けばね!
着いて私服に着替え、早速朝飯へ。
秋田市民市場へ足を運びました。市場は山口編で下関へ行って以来ですね。
ここも中々良き雰囲気。
この市場にはのっけ丼というのがあって、ご飯を指定の場所で購入し、市場内の各店舗で魚の切り身や薬味を購入し、自分好みにカスタマイズされた海鮮丼が楽しめるというもの。
ただ、この日は大晦日。市場の方々も、親戚一同が集まる宴会向け商品、例えば魚丸々一匹や、鯛などの縁起物を中心に取り扱う日という事もあり、のっけ丼の注文は非推奨の日となっていました。なので自分も諦め。
……てかそうだよな、世間一般の年末年始はそうやって過ごすんだよな。反省。
この場で食べれそうなものも一応売っていたので調達。白米とハタハタ切り寿司。ハタハタを米麴で漬けた、秋田の郷土料理です。
味の想像があまりつかなかったんですが、米麴なので当然米の甘味があり、それがハタハタ自体の甘味を加速させているように感じました。
美味しい。これは焼酎に合うと思う。この時は飲まなかったけど。
腹が満たされたところで、久保田城跡へ。千秋公園の中にある史跡です。
画像は二の丸跡。
初代久保田藩主の佐竹義宣が築城したお城ですね。義宣は伊達家の血も入っている人だったりします。
千秋公園を囲む堀の水ががっつり凍っていました。北東北の冬なんだからそらそうか。
こちらは敷地内にある湖月池。風流。心が涼むね。涼むっていうレベルの気温じゃないけど。
久保田城は6月頃にはあやめが綺麗に咲くとの事なんで、その時期にまた行ってみたいですね。Bリーグオフシーズンだけど。
FFXで雪と言えばガガゼト山
千秋公園からバスで、本日のメインであるCNAアリーナ★あきたへ到着。
1994年に竣工したこのアリーナは、秋田市の管理施設として様々なイベントで使用。各種スポーツは勿論、コンサートなどにも対応可能な施設です。
ワールドゲームスや国体の会場としても使用実績があります。
CNAアリーナ最大の特徴は、やはり異国感溢れるこの外観。「縄文首都のオリンピア神殿」がコンセプトらしいんですが、個人的にはファイナルファンタジーXのザナルカンドに世界観が似ているなあと思います。
なのでこのアリーナを外から見たり、中を歩いていたりすると、さながらRPGの主人公のような冒険感覚に駆り出されたり。
あ、FFXは名作なんで、もし未プレイの方いらっしゃいましたら是非やってみてください。
ハピネッツの中でも興味深かったのはグッズショップ。
定番のアパレルや応援グッズだけでも相当種類があり、特にアパレルは全部合わせると50以上ありそうな感じ。ごめんなさいザックリ計算なので具体的な数字は信じないでください。でもめっちゃあります。
更に日用品や記念品もバラエティに富んでおり、まるで東急ハンズの中でモノを探しているような楽しさを感じました。
あと、グッズショップがアリーナ内の一室にあったり、フードの出店がサブアリーナ内でまとめて行っていたりと、アリーナの構造を工夫して、隅々までホームゲームに落とし込んでいる点が面白かったです。
さながらアリーナ全体を探検しているような感覚。あれ、やっぱりハピネッツのホームゲームはRPGの街探索か何か?
ちなみに画像はサブアリーナ。
クソデカビッキーがお出迎えしてくれます。
本日の酒クズ。秋田あくらビールのなまはげIPA。
IPA特有の苦みと香りがガツンと来る感覚がたまりません。でもこのビールはIPAの中でも柑橘系のような香りをそことなく感じるので、IPA初心者にピッタリのビールかも。個人的にはかなり好みの味です。
ちなみにこの日は秋田あくらビールがゲームスポンサーである記念で、ビッグサイズが少しだけ増量されていました。
ただ、今回はレギュラーにしました。完全に日和った。こんだけ美味かったらビッグサイズにすればよかった。
という訳で観戦。この日の対戦相手は三河です。
エンドの座席数が限られている事は特徴ですね。
この日は2階のサイドから見ていたんですが、特に不満はなかったです。1階の雛壇もそれぞれ傾斜が確保されているようなので、外れの座席が少ない印象。
強いて言うならエンド後方の雛壇は前列見辛そうに見えるくらい?あ、あと座席の質は1階と2階でかなり違うので注意。2階の座席は固くて少し座りにくいです。
あと面白かったのが、足元に暖房を完備している点。雪国ならではですね。
秋田と言えばやはりオープニングセレモニーでしょう。
ブースターによるサイリウム……通称ビガビガに包まれたアリーナは幻想的な雰囲気。ブースターのサイリウム所持率で言えば間違いなく日本一ですね。
ショー自体の演出も素晴らしいんですが、熱狂的なハピネッツブースターによるアシストがあって完成するセレモニーだと思います。これを初めて見た時は思わず息をのみました。
ちなみにアウェイ選手の入場時は、該当チームのカラーでお出迎え。ハピネッツ……は勿論なんですが、東北チームが持つ人の暖かさを強烈に感じる瞬間です。
これ見ると「また行きたいな」と思えますよね。まだ試合始まってないのに。
試合は79-71で秋田の勝利。
秋田は日本人に離脱者が相次いだ中でのゲームだったんですが、出場選手全員がよく足を動かしていましたし、攻守に渡って積極性が見られたので、いいゲームだったと思います。あ、ここで言う積極性っていうのは、よくドライブ仕掛けたり、ディフェンスも身体少しでも近付けたりっていう姿勢の事です。
中でもザックの活躍は素晴らしく、この日は10得点15リバウンド7アシスト。フィニッシャーでも司令塔でもないけど、全てのタスクを適切にこなす、チームのモーターと言える役割だなと感じました。
逆に三河はしんどかったですね。
ザックと中山がボールを持った時の解答を出せず、その2人を追い詰める1歩手前までいったと思ったら、今度はボールを捌かれて他の選手にいい形でのシュートを許してしまう。もしくは中山がタフショットを決め切る。ここは中山が上手かったという面もありますが。
総じて三河にとっては、バスケIQもフィジカルも求められる大変なゲームだったと思います。
ただ、ローレンスが攻守に渡ってよく機能していたのは印象的でした。敏捷性などの身体能力が高いから、多少不利な局面でも強引に突破が出来るのは強みですね。
ビーコルポイントは三河の細谷。
スターターだったものの、この日は良さが中々活きず、ディフェンスでは対面にドライブインを突破される場面も目立ちました。
それでもシュートは1本しか落ちなかったので、タッチの良さはまだまだ現在でしたね。
三河の中村も元ビーコル海賊なんですが、この日はほぼプレイタイムがありませんでした。
ちなみに試合中のビジョンスライドはCGの癖が若干強め。
嫌いじゃない。
年越し……米?
試合が終わった事で、2022年最後の食事へ赴くことに。
秋田のおすすめ店舗をTwitterでフォロワーさんから幾つか聞いていたんですが、殆どの店舗が臨時休業になっており、貴重な開店店舗も予約でいっぱいという始末。
そうか、大晦日なの忘れてた……。
とりあえずGoogleマップに頼って、開いていてそこそこ評判の良さそうな秋田番屋酒場へ。
お通しがホタテのバター醤油焼きとは中々驚き。初手から贅沢極まれり。
田沢湖ビールも頼んで一人宴会開始。
ここは男鹿市と提携を結び、新鮮な魚介や漁師料理を楽しめるお店との事。
という訳で早速魚介類を注文。シマアジの刺身と、好物のタコ。
新鮮な魚特有のしっかりした歯ごたえを感じて絶品。日本食はやっぱり安心感ぱないね。
また、衝撃だったのが、ネギの一本焼き。確か秋田産のものだったと思うんですが、鰹節と塩をかけてあるだけなのにあそこまで甘いのはカルチャーショックでした。ネギ好きはおーの知らないネギの世界だった。
大晦日だからもう一店舗行っちゃうもんね!
同じビルにあるとっぴんぱらりのぷで一人二次会。
ここは有名な新政酒造が作ったお酒だけでもとんでもない種類があり、こちらは生成エクリュ2021。
めちゃくちゃ甘い。米の甘味というより麹の甘さ。ベタベタした味わいではないので、飲みやすさと味の濃さを両立したお酒です。
そして2022年最後の食事が到着。秋田と言えばきりたんぽ鍋!
まず思ったよりきりたんぽが大きい。で、その大きなきりたんぽがしっかり鶏をベースにしたスープの味を纏っているので食べ応え抜群。
鍋の中にある具も種類が多く、1人前を頼んだのに2人前食べたかのようなボリュームと満足感でした。秋田って肉も魚も農作物も、何食べても美味しいんだな……。
このお店で比内地鶏の焼き鳥も食べてます。明らかに食べすぎだし飲みすぎ。
そんな感じで胃袋が限界になるまで秋田の恵みを堪能したところで、この日……いや、2022年の旅が終了しました。
あとがきとおまけの1枚
秋田は初訪問でした。なんなら秋田県が初めてでした。
いや、秋田県民ハピネッツ好きすぎだし、バスケが好きすぎですね。凄い熱量でした。
アウェイチームへのおもてなしライトから始まり、試合中もハピネッツの好プレーには全力で盛り上がるんですが、三河の好プレーにも声が出る人が多かったり、タイムアウト中もノリノリでタオル掲げたりウェーブに参加する人の率が多かったのが印象的でした。
また、お客さんの世代も本当に多岐に渡ってて、文字通り老若男女あらゆる層の方をアリーナ内でお見かけしました。そして皆さん総じてピンクを着ている。ハピネッツが文字通りこの土地の英雄なんだろうなっていうのをあらゆる面から感じました。
勿論、ここまで地元の英雄になったのはハピネッツの努力があるからに他ならないと思います。
バラエティ豊かなグッズで日常のあらゆる面からハピネッツを感じて貰ったり、試合前から試合終了まで、ずっと観客をワクワクさせる仕組みが先述したように張り巡らされていて。
本当に細かいところをあげればキリがないくらい、あらゆる面から観客と向き合ったホームゲームだと思います。
あと印象的だったのは笑顔ですね。
あ、ここからちょっと論理的では無い話が入ります。読者の方は頑張ってついてきてくださいね。
ボランティアの方もスタッフの方もブースターの方も、自然な笑顔で過ごされている方が多いんですよ。それがとても印象的で。
いや伝えるの難しいな。アリーナ内で積極されている方々が営業スマイルじゃないように感じるのもありますし、ブースターの方々もニコニコしている方が多かったように感じたんですよ。
ハピネッツが勝ったから?それは半分あるかもだけど、試合前から感じてたんだよな。
ちょっと最後は自分の主観話で終わってしまい申し訳ありませんが、とにかく!このアリーナにいた全ての方がハピネッツを、バスケを、心の底から愛して楽しんでいた。それが自分の心に伝わってきた。的な。
そんな感じの1日でした。伝われ。
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