【社会教育課程】公務員就活体験記!
地元市役所に就職が決まった歴史民俗学科4年N.A.さんに、社会教育課程に対する想いや、就活の体験記を語っていただきました!
◎初心の思い
漠然としたものではありましたが、将来は地元に貢献したい、公務員になりたいという思いを大学入学当時から抱いていました。
志望がさらに明確となったのは、2年生の頃に受講した社会教育課程の「地域デザイン演習Ⅲ」です。少子化により児童数が減少した小規模校をどのように地域で活かしていくか、という課題を取り上げ、小田原市にある曽我小学校が研究の対象として選定されました。地元住民や学校関係者からのヒアリングなど、現地調査を交えた研究をして、最終的に学生ならではの視点でアイデアを出し、現地で研究報告を行いました。この授業を通して、地域貢献をするやりがいや楽しさを学ぶことができ、生まれ育った地元に貢献したいという思いがより深まりました。
◎社会教育課程を履修した理由
大学在学中に何か資格を取りたいと思ったことがきっかけとしてありました。神大にはいくつかの資格教育課程があると思いますが、そのなかで社会教育士の資格は将来公務員として働くことができた際に特に役立つと思い、履修を決めました。
◎私が変わったとき
私は、人前に出て発表することに少し苦手意識がありました。しかしながら、社教の授業ではプレゼンテーションなど人前で発表する機会が多く、苦手ながらも一つひとつ精一杯取り組んできました。実践の場が多くあったおかげか、徐々に人前に出て発表をすることに対しての抵抗がなくなったように思います。そのおかげで、就活の面接では緊張することなく堂々とした受け答えで熱意を伝えることができ、ここでも社教の学びが活きたのだと嬉しくなりました。
◎身につけることができた力
コミュニケーション力と、相手の立場に立って考えることができる力を伸ばすことができました。私は元々、人とコミュニケーションを取ることが好きでしたが、社教の授業で様々な地域へ行き、子どもから高齢者まで幅広い世代の方との交流を通して、より一層これらの力を伸ばすことができたと感じています。
◎学部と資格教育課程での学び 歴史民俗学科×社会教育課程
私は、歴史民俗学科に所属していますが、ここでの学びは社会教育ともつながりがあると思います。歴民では、フィールドワークとして実際に現地へ行き、その土地の人びとからのお話をもとに調査を進めたりしています。これは、現地へ行き、交流する社教の授業とも共通しており、この2つとも「人とのつながり」が大切な点で似ていると感じています。
また、まちづくりに関わりたいという気持ちには、その土地への愛着が欠かせず、その愛着を構成しているのは古くからその土地に根付いてる歴史、文化、民俗であると思っています。学部と資格教育課程での学びを並行して行うなかで、このように歴民と社教の学びにはつながっている部分があるように思えました。
◎いつから、何の勉強をしたの?どんなことを大事にしてきたの?
学内の公務員講座を3年生の夏前から受講し、少しずつ毎日勉強する習慣を身につけていきました。私は、家から大学まで電車で片道約2時間かけて通学しており、人よりも通学時間が長かったため、電車内で教材を見るなどスキマ時間を有効活用していました。直前期には、より集中するために近くの図書館の自習室で勉強をしていました。
私は、試験対策のなかでも特に面接対策に力を入れていました。緊張のあまり、本来の自分を見せられず後悔してしまうことがないように、なるべく早い時期から自己分析を行い、受験先の情報を収集し、模擬面接を重ねるなど自信を持って本番に挑めるようにしていました。受験先の研究はとても大切なので、ある程度は頭に入れておくことをオススメします。あと、これは人によりけりですが、私は面接で聞かれそうな想定質問に対する問答集を作成していました。逆に、作らずにその場で対応する方がやりやすいと感じる人もいるかも知れませんので、自分に合うやり方をぜひ見つけてください!私の場合、本番の面接がある月には、週に2~3回ほど公務員講座の講師、神大の就職アドバイザー、ハローワークの方に面接練習をお願いしていました。面接は練習あるのみ!と今では感じるほど、練習回数を重ねて良かったと改めて思っています。
国際日本学部 歴史民俗学科4年 N.A.
公務員を目指す学生も民間企業を希望している学生も、基本的な心構えはきっと同じですね。自分の目指す未来に向かって、たくさんの経験を積んでください!