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幸せメガネをかければ


昔から、こんな絵を描くのが好きだった。

わたしと、いつか産まれる男の子と女の子の可愛い子ども、そして優しい旦那さん。

家はこんな感じの平屋で、山が見えて、自然がたっぷりある。

男の子は虫取り網を持っている。


ずっとずっと夢見てきたわたしの理想。


すべて、すべて、ひとつも逃さず叶っている。


息子が産まれてからのわたしといったら、
常にどこか不安で不幸で、


理想を叶えたはずなのに満たされない思いでいっぱいだった。


息子が産まれ、息子を通して自分の内面を見させられているようでつらい。



いつも息子に対して、わたしは
ちゃんと愛情を与えてあげているだろうか、

常に自分をジャッジして責めていた。


息子を育てていく中で、
わたしはお母さんにもっと愛して欲しかったと気づき、憎しみ恨んだ。

息子には同じようにしないようにと必死だった。


でも愛を渡そうとしても上手く渡せていないような気がずっとしていた。

息子といるとつらい。

そう思ってしまう自分をまた無意識に責めた。


息子に対して、いつもどこか無理に笑っていて、頑張っている自分がいた。


わたしの母のようなことを自分もやっていた。

母はいつもどこか不安そうで不幸そう。
そんな母が嫌だった。

今となれば母も必死で頑張っていたんだと思える。

子どもからしたら、母には笑っていて欲しいし、ただただ幸せでいて欲しいと思うのだ。

心配もしないでほしい。

親になってみて、やっぱり母のように
自然となっていくのだ。


自ら犠牲者になって、自ら首を絞めている。


母からの愛情が欲しかった。

母には笑っていて欲しかった。

母に母の人生を生きて欲しかった。


その思いに気づけたなら、
今から自分が自分の母親となり
やっていくしかない。


いつも自分のことを責めてはいないだろうか。

どんなことを思っても大丈夫、
ネガティブになってもいい。
自分のことだけは守ってあげよう。


息子のためにと、犠牲になり不幸な自分でいるのはやめよう。

息子もそれは願っていない。


母はやりたいことをやり、
キラキラ笑っていてほしいのだ。


もう、わたしの夢はぜんぶ手に入れている。

これで幸せを感じなければ、なにで感じるのだろうか。

今あるものに目を向けて、大切にしていこう。


今この瞬間から、ないものばっかりが見えるメガネを捨てて、あるものが見える、幸せメガネをかけよう。


もう全部持っている。


幸せメガネをかければ、世の中はもう沢山の幸せと優しさで溢れている。


世の中、身の回りで起こる事すべては、内面を映す鏡だった。


自分の感じ方が変われば世界は変わる。

周りは変えられないけれど、自分は変わる。

すべては捉え方のようだ。


だれかのせいでもなく、自分。


そんなことを気づき、ちょっぴり大人に成長した自分を褒めたい。


息子に育ててもらっている。

いやぁ、子育てっていうより、親育ててもらってます。この意味が身に染みて分かってきた。


子どもというより、自分自身。

自分がどう生きたいのか。


子どものせいにして人生潰すのは
子どもも望んでない。


ちょっと母ちゃんやりすぎじゃねー?
って止められるような
キラキラファンキー母ちゃんになりたい!!

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