ドイツ人からの問い
「女性は、結婚していい家庭を築く。それが女性のしあわせ。」
そう周りからもいわれていた時代でした。
私は、学生時代に出会った尊敬できるパートナーに出会い、これが皆がいっていた女性のしあわせだと思って卒業と同時に結婚し、パートナーが東京に就職した後、しばらく北九州市のパートナーの実家で花嫁修業をしたのち上京。パートナの住む千葉県の市川のアパートからほどなく横浜に住まいを移しました。
神奈川で仕事をしながら、家事をこなす毎日。仕事は定時に終わる働きやすい環境ではありましたが、子どもの出産とともに退職。そのころ、結婚、出産による女性の退職は普通でした。産休などといったものも聞いたことがありませんでした。
ここまでは、私が育った中で周りのごく一般の家庭の姿だと思っていました。
子どもが2歳になる前に夫がドイツ本社に転勤。半年の滞在中に東西ドイツの一つのドイツとなる瞬間にドイツの生活スタイルに私の考え方も変わってきました。日本に帰ってきても、しばらく週末の散歩を楽しむようになってきました。
2度目のドイツ転勤の時には、2年間から3年間ぐらいという条件で家族全員でドイツへ。その時には、7歳になった長女と3歳の長男とを連れて南ドイツの大きな社宅へ。もちろん日本人は近所に1人だけ。
赴任してまもなく、子どもの通う現地の学校で先生との面談があり、女性の先生から「お母さんはこれからどのようにして生きていきたいと思っていらっしゃいますか。女としてパートナーとの結婚で妻という役割もあり、子どもたちのお母さんとしての役割もありますね。あなた自身の人生やしあわせ、社会的な役割についてどう考えているのか教えてください。」
衝撃をうけました。
自分の社会的役割とはいったいなんだろう。。。。
その時から私は自分の人生のことについて考えるために、できることはすぐ始めようと思い、家庭以外の場所で自分の社会的な役割にチャレンジすることになりました。
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