自律神経の乱れは残念な漫才に似ている
足踏みセラピーの現場から。
朝が来れば目覚めて活動し、夜がくればのんびりすごして眠る。
動物としての人間の、自然なサイクル。
わたしたち、けっこうそのことから離れた生活をしていますよね。
交感神経と副交感神経という2つの神経が、交互に活発になることで体を「活動」と「休息」のモードに切り替えている仕組み。
このことはよく「アクセル」と「ブレーキ」に例えられますが、それはちょっと違うかもしれないな、と思っております。
ここでちょっとね、漫才を思い浮かべてください。
交「はーいどうも~、交感神経です!!」
副「、、どうも、、副交感神経です、、ふたりあわせて、、」
交・副「「自律神経です!!」です~!」
っていう感じだとして。
ちゃきちゃきスピーディーで元気なのが交感神経。
おっとりのんびり小声で穏やかな副交感神経。
現代人に多いパターンは、
交感神経ばっかり喋っていて、極限まで喋って喋っていきなり黙り込み、副交感神経がおろおろしたり、やる気を出しすぎたりするパターン。
それから、交感神経と副交感神経が二人とも、相方のいうことはお構いなしに喋りっぱなしでやかましいパターン。
ちょっと珍しいパターンだと、
副交感神経がずっと喋っていて、交感神経が何度もズッコケてみせるパターン。(交「わたしいま、寝てましたわww」)
そんな漫才では、
テンポがよくない。息が合ってない。面白くない。聞いていて疲れる。
なんていう辛口の採点が想像に難くありません。とほほ。
さて、この漫才の聴衆が私たちの”体”だとしたら?
「聞いていて疲れる」
コレに尽きます。
元気で勢いのある交感神経の声は、聴衆が元気になってやる気に満ちる。
優しくおっとりした副交感神経の声は、のんびり穏やかな気持ちになる。
日々そんなリズムの繰り返しで生きるのが、わたしたち人間の動物としての自然な姿。
いいリズムの漫才、取り戻して聴衆(体)を元気にしたいものです。