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自分の『好き』のかたまり
というハッシュタグがついたつぶやきをTwitterで多く見かける
自分の代表作
と言われて、自分もこれまでの作品を振り返ってみたけれど、代表作って何かしら
SNSでいいねがたくさんついた作品なのか
各種SNSのハブアカウントでフィーチャーしてもらった写真なのか
うーーーーん、よくわからん
今でこそ、人をメインに撮影しているけれど、カメラを始めて2年ぐらいはただただ日常の中にある
アレ素敵!
これ好き!
あ、この瞬間たまらない!
そんなものを撮り続けていた
そのうち、知り合いのポートレート撮影の練習台だったり、作品撮りのモデルをするようになって
そこから人を撮ることに興味を持ち
たまにセルフポートレートも撮ったり
平成で始めたカメラという趣味は気付いたら仕事になっていて、今は毎日、色んなカップルさんたちの幸せの形を追っている
カメラを始めて約4年
とにかく色んな写真を撮ってきたけれど、改めて見返したときに
『あぁ…』
ってこころが動く
『やっぱり好きだなぁ』
と思う写真は
ボストンにいた頃の写真
今見返すと、ピントは甘いし、構図もわけわからないし、水平垂直って何それおいしいの??みたいな写真ばかりだけど
でも、そんなものどうでもよくなるような何か
がボストンで撮った写真には秘められている
英語が苦手で、海外なんて縁がない!私は日本にだけいるからいいんだ!!と思っていた私がひょんなご縁で訪れて、運命を感じた街
ボストンに行って数ヶ月
始めは英語が本当にままならなくて
聞き取ることもできないし
聞き取れても単語がわからない
伝えたいこともほとんど伝えられない、伝わらない
そんな中、彼らと私を繋ぐきっかけになってくれたのはカメラだった
私が一番はじめにお世話になったホームステイ先には、3人の留学生がいた
一番後から加わった日本人の私
私と同じ部屋のコロンビア人のお姉さん
私たちとは別部屋のマレーシア人の女の子
留学して約1ヶ月、私は、そのマレーシア人の女の子となかなか打ち解けられずにいた
ある日、大きな音楽イベントがあるということで3人で出かけたことがあった
私はそのイベントにもカメラを持っていて、気の向くままに色々な写真を撮っていた
その日の夜
撮った写真の整理をしている時に、マレーシア人の女の子が私たちの部屋にやってきた
そして、私の手元の写真を見た瞬間、それまで見せたことのなかった興奮した様子で話しかけてきた
他にどんな写真を撮ったのか
素敵な写真だ
他のものも見せて欲しい
見てたら自分もカメラが欲しくなった、どんなカメラがいいか
全く打ち解ける気配も見えなった彼女
写真、というツールだけで一気に距離が縮まった
写真を見せながらなら、私も拙い英語と、写真を組み合わせて会話をすることができて
なによりも写真は明確に『私が何に感動したか』『どんなものが好きか』を表現してくれてたから
それをきっかけに、私たちはお互いの色んな写真を見せ合いながら会話をするようになった
その時の
『写真って世界共通言語だ!!!!』
という感動を、私は今でも覚えている
↑今でも大好きなルームメイト達
そんなエピソードも含め、ボストンにいた時に撮った写真には沢山の思い出や、好き、感動が詰まっていて
写真は見返すたびにそういうものを思い出させてくれる
ただただ、自分のピュアな好き!が詰まったもの
写真ってただそれだけ
それだけでいいんじゃないかな