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文学フリマへの道2025【第0回】
2025年の文学フリマ札幌10に出店しようと考えている。
私は北海道について書くことが多いから、地元の方に自分の活動を知って貰えたら嬉しい。まだ北海道のことを知らない方に読んで貰えることも幸せだ。
創作活動を通じて地元に友人知人ができたらいいなと、前回の出店から思っていた。
当時、X(Twitter)の創作垢は運用して間もない状態で、フォロワーさんが少なかった。noteの旧垢でも北海道人とのつながりはほとんどない。
宣伝をしても集客は見込めないだろう。そう思うと何度も宣伝するのは躊躇われた。そして当日、予想した通り誰も来ない。作家さんとの出会いもなかった。
見本誌を読んで立ち寄ってくれた人がひとりだけいたが、自分からブースに来てくれた方はそのひとだけだ。
最終的に、うちの優秀な売り子さんが無料配布の合同誌を道行く人に押しつけて、初めての文学フリマは終わった。
次の文学フリマも、このままだとまたブースに誰も来ない事態になると思う。再び知り合いがいないまま臨むことになるかもしれない。それはなるべく避けたいのだ。
私は、友人知人が来てくれたりこちらから出向いて、「こんにちは」と挨拶したい。そんな夢がある。
「これ地元で人気なんですよ!」とお菓子を差し入れしたり、してみたい。
前回は、知り合いが誰もいなくても、初めての経験に胸が高鳴った。良い経験だったし、楽しかった。
けれど、それでもやっぱり誰も来ない、一冊も売れなかったのはショックだったんだよ。
だから次はもっと攻めていこう、ひととつながりを持とう。
それを許せないひとがいるのはわかっていたけど、それでももう立ち止まる気にはなれなかった。
もう一度出店したい。
二回目なら前回の学びを生かして、進化していたい。
今年はお客さんとして参加した。外から見たことで、皆さんの工夫にたくさん気付けた。
購入した本にサインしてあげているひと。
私が本を購入したブースでは、名刺とお菓子を配っていた。
短歌の書かれた栞を作ってるひともいた。
布を敷いたブースの小さなスペースに、思い思いに並べられた本。
表紙の絵、本の装丁、面白くって参考になることばかり。
小説だけのひとも、エッセイや、詩や短歌を置いているひとも。
専門的な本、マンガやイラスト集もあった。
文学フリマに並べられる作品は、「作者が〈文学〉と信じるもの」。
その自由さを、私は好ましいと思っている。
見本誌コーナーをうろうろしていていると、美しい男性の表紙が目を惹いた。ジャケ買いってどうなのかなぁ? と思いながらも、ブースを訪ねて作者の方に話しかけたら、並べてある全作品について熱く解説してくれた。
思わず全部欲しくなったけれど、予算の都合で一冊だけ。
文学フリマはきっと、作者の愛を直に感じられる貴重な場所なのだ。
今回は少しSNSのフォロワーさんも増えていたため、みなさんが購入した本の書影が流れてきた。結構たくさん買っている方が多いという印象。
作品を構想し、執筆してまとめる。またはすでにある作品を用意する。
装丁や表紙を考える。自分で絵を描いたり、絵師さんに頼んだり、デザインやロゴを外注したり。
原稿が整ったら入稿する。自宅でコピー本を作るのも楽しい。
そうそう、文学フリマに出店申し込みすることを忘れちゃいけない。
ノベルティーやグッズを作ったり、お品書きやポスターを用意する。値札やPOPを作る。QRコードを発行して名刺を作る。
おつりを貯めることも大切。
こだわり始めたらいくらでもやることを思いついてしまう。
学校や仕事と両立することは大変だろう。
印刷代が高すぎて、利益もほとんどない(個人的な予想)。
でも楽しい。みんなも楽しそうに見える。
こういうのってなんかいいな、と感じた。
それが私の素直な気持ち。
作家同士で交流を持つことを「馴れ合い」だと嫌がるひともいるけれど。
本当は自分がひとを好きで、楽しむことも大好きだということを思い出したの。だから私はこの道を歩いていくよ。だからどうぞ、よろしくね。
2025年の出店に備えてあれこれ準備していく記事です。
現在2024年秋で、まだまだ先の話ですが、妄想する楽しさも感じながら過ごしていきたいです。
※不定期更新なので、マガジンにまとめておきます。
※羞恥心などの都合で、部分的にメンバーシップ限定箇所があるかもしれません。
※すっかり出店できるつもりでいるけれど、これで抽選に外れたりしたらどうしようねw
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