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#11 2度目の面接
体験入店中にリピートしてくださったお客様から別のお店を勧められ、面接に行ってみることにしました。
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最初のお店も面接までとても丁寧に対応してくださいましたが、2店舗目のお店はさらにより懇親的に面接までアシストしてくれました。
(どこも女の子に苦労してるのかな)
そんなことを思いながら、指定されたビルに到着。
やはりお店の看板などはないものの、ポストには🔞の張り紙がされてあります。
交通量の多い大通りに面したビルなので、雰囲気も物々しくはなく普通のテナントビルといった佇まいでした。
指定された階に上がるとすぐに自動扉があり、他に通路がなかったのでそのまま扉の中に進みました。
中に入ると受付カウンターがあり、中にいたスーツを着た若い男性の方が「いらっしゃいませ!」と元気よく挨拶してくれました。
とても感じの良い雰囲気で、1度目ほどではないものの少し緊張していた私は少し気が楽になりました。
私が何か答える前にその男性の方がカウンターから出て近寄ってきてくれて、
「面接の方ですね?こちらにどうぞ」
と笑顔で案内してくれました。
カウンターの裏はカーテンで仕切られていて、裏方スペースになっていました。
机と椅子があり私はそこに座るように促され、また前と同じようなプロフィールシートを記入しました。
シート記入して少し待っていると、さっきの男性の方が来てくれました。
背が高くスラッとしていて、20代に見える若い方です。スーツもとてもよく似合っています。
正直言って(どうしてこのお仕事してるんだろう…)と思いました。
昼職でもどこでもやっていけそうです。
後で知りましたが、この方がここの店長さんでした。
私の余計なお世話はともかく、面接が始まりました。
私は現在体験入店中であること、
そこで通ってくれているお客様に言われてここに来たことを正直に伝えました。
男性店長さんは驚いて、「そんなお客様がいるんですね」と言いました。
タナカ様の言っていたことは間違いではなく、お手当も今のお店よりよく、広告にも力を入れて集客しているようでした。
女の子のランクは1〜10まであり、人気が出るほど上がっていくと言っていました。
私なら3からスタートして十分やっていけると言われました。
※これは多分常套文句で、大体の子は3スタートだと思います。約1年働いてトップ取り続けてますが、ランクがどうとかいう話は現在のところされたことがありません。
※求人広告には入店祝い金があると書かれてましたが、これもいただいてません。
なんだか後になるほど言いにくくなりますね。
アクセスのいい場所なのでお仕事帰りのサラリーマンが多く、場所も駅から近いので来やすいです。
「うちとしてはぜひ働いていただきたいですが、いかがですか?」
そう言われて私は、特に不都合もなかったので「お願いします」と答えました。
そのお店は掛け持ちができないとのことでしたので(もともとするつもりはなかったですが)、今のお店に出している今週分のシフトが終わったらこちらに来ることを約束しました。
写真だけ先に撮っておきたいので、初出勤日の前に一度別店舗のお店に来るように言われました。
源氏名はその場で決めました。
最初"かなえ"さんはいかがですか?と言われましたが、あんまりしっくり来なかったので"かな"さんにしてもらいました。
偶然ですが、"かな"ちゃんは私が女の子が生まれたらつけたかった名前でした。
アプリのパスワードなどに"kana"と入れたりしていたので、思い入れがありなんだか嬉しかったです。
今のお店に不満があるわけではなかったので少し悪い気がしましたが、こうなることもあっての体験入店中なので私は割り切って移籍を決めました。
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#12 体験入店最後のお客様
体験入店中でも何人かいらした本指名様の中で、印象強かった方のお話