万物流転・ルーティーン
想定外の七夕飾り作成が入り、スタート出遅れつつ大慌てで夕食の下味準備。
風呂の用意でバスマットが無いと気づき、あぁベランダか、上に行くついでに、今目の前で力尽きているルンバも2階にしまおう、数歩進んで手を伸ばすと、満身創痍のお掃除ロボットの上には葡萄ゼリーがこぼれ落ちている、こいつさっきのオヤツの残骸、よくも思慮深きルンバさまに!ティッシュで拭き取ると、しゃがんだ視線の先、これは昼間の「ポケモンパン」の包み紙か、憤りながら更に手を伸ばすと新たに視界入りした床の髪の毛ホコリもそれらまとめて絡め取り、数歩移動しゴミ箱へ、あぁようやく風呂、向かうとバスマット、ない。ふりだしに戻る。
この世は神か仏か見えざる何かに導かれるさだめ、運命は彼らの手中、せせら笑われながら我々はクリアできぬ難解ダンジョンを未来永劫延々と回り続けているだけなのか、自分自身に絶望しながら娘の体を洗っていると、あれれ濡れてるわたしの髪ってシャンプーしたっけまだだっけ?まじで一瞬分からない。
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