かなちか

・引きこもりを脱するために行動した、してること ・メンタルと消化器の療養生活 ・趣味、好きなこと ・日常の話 そんな感じのものを不定期に、好き勝手に、日記やエッセイのかたちで記録しているはずです。たぶん。

かなちか

・引きこもりを脱するために行動した、してること ・メンタルと消化器の療養生活 ・趣味、好きなこと ・日常の話 そんな感じのものを不定期に、好き勝手に、日記やエッセイのかたちで記録しているはずです。たぶん。

マガジン

  • 病院、通院、検査のメモ

    通院をしつつ考えたことや、体調のこと、いろいろな検査の流れ、治療の様子などなど。 来年の自分が「どんなことしたっけな……」と困ったときに読み返して、システムを思い出すためのメモ。

  • どれでもない、どこでもない

    分類するのが難しかったり、なんかよくわからない文章をしまっておく場所。

  • ひきこもごも

    引きこもり、生活、自問自答。 普通の人間を目指して考えたりやったりしたことのまとめ。 あまり役に立たないひとりごと。

  • 行動記録:雑多

    多趣味と無趣味は紙一重、なんて言葉がよく似合う、浅くて広いあれこれの趣味活動の記録。 ゲームとか創作活動とか手芸とか手帳活動とか。

最近の記事

大腸カメラ体験記(完全版)

 大腸カメラについて、途中まで書いてそのまますっかり忘れていたのを思い出した。  来年の自分が困らないようにの覚書も兼ねていたはずなのに、気付けば今年で大腸カメラも五年目。  ……え、もう五回もやってるの? 中堅じゃん! そりゃあスムーズに事も進められるはずだよ!  ということで、大腸カメラ五周年を記念して、いい加減まとめてちゃんとした記録を残しておくことにする。  大腸カメラを受けたほうがいいかもしれないけれど、どんなもんかわからんから怖いな……恥ずかしいな……と思ってい

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    • ばね指の原因になったバッグと、最近編んだもの

       今年も編み物がはかどる季節がやってきました!  などと言いつつ、年がら年中編み物をしている。  なにも編み物に限ったことではない。アクセサリーや布小物、ちょっとした棚といったものを一年通してえっちらおっちら作っている。  こう書くと、物凄く制作意欲にあふれたクリエイティブな人間に見えるけれど、その実はちょっとお恥ずかしいもので、 「買うお金がない。ならば自分で作るしかない」という理由から物づくりをするのがほとんど。だから素材は百円ショップか段ボールが中心。  ゆえに向上心

      • 美味しいご飯を作れたとき、罪悪感が少しだけ薄れる

         引きこもり&無職という身分から成る、家族に対する罪悪感をどうにかこうにか誤魔化そうと、この八年ほど家事をたくさん手伝っている。  もちろんすべてをやってしまうと、高齢に差し掛かっている両親の、生活動作からなる体力維持の機会を奪ってしまい健康にも良くないため、ほどほどに、手の届かない部分だけをしっかりと、という意識は忘れてはいけない。  たとえばお風呂場の隅っこのピンクカビ落としとか、高くて危ない棚の上の掃除とか、栄養面から考えたアシスト系おかず作りとか、重いものの買い物とか

        • 大好きなパン屋さんの話

           幼少期、保育園に通っていた。  朝から夕方、あるいは夜まで預かってもらうのが前提であるため、当然のように、毎日お弁当を持参することになっていた。  お弁当袋は各自手作りで、このサイズのハンカチをこういうふうに縫って作ってください、という指示が園側から出るような時代だったが、お弁当の中身に関しては、特に決まりがなかった。  我が家は父がサラリーマン、母が和裁師という家庭で、母は夏休みの宿題を最終日に慌ててやるタイプであるために、納期の二日ほど前から徹夜で着物を縫い続けるとい

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        • 病院、通院、検査のメモ
          18本
        • どれでもない、どこでもない
          4本
        • 行動記録:雑多
          1本
        • ひきこもごも
          29本

        記事

          来年の手帳の話

           毎年九月も過ぎたあたりで鬼を笑わせてきた私だが、今年も例に漏れず九月に手帳を買い、コツコツと下ごしらえを積み重ねてきた。  そして先日、現在絶賛開催中の無印良品週間にてウィークリーノートをゲットし、ようやく次期に使う手帳が勢揃いと相成った。いやっほう。  そもそも手帳に書くようなスケジュールがあるのか? と思われそうだが、これが意外とあるんだな。通院とか通院とか通院とか。  ほかにもほら、図書館で借りた本の返却日とか、プリンターの印刷テストを毎月するためのチェックとか、な

          来年の手帳の話

          外の世界に紛れ込む練習

           脱引きこもりを目指しての第一歩としてメジャーなものといえば、深夜あるいは早朝の散歩だと思う。  かく言う私も二十年ほど前に、朝四時半からの散歩を母と一緒にする、というところから外出訓練を開始した。付き合ってくれた母には感謝をしてもしきれない。  はじめは家から出て最初の電信柱にたどり着く前に息切れを起こしていたが、今では片道一時間半の場所にある本屋さんまでだって、スイスイと歩いて行ける。人間は成長するものだ。  とはいえ本格的に昼間に外出できるようになった理由は、虫歯が痛

          外の世界に紛れ込む練習

          遺言書を用意しようかな、と考えている話

           数年前に読んだ本で、自筆証書遺言書保管制度というものを知った。  書いた遺言書を法務局に預け、筆者が死亡したさいには指定した人物宛に「遺言書があるよ~」と通知してくれる制度だ。  お値段は3,900円。収入印紙にて納入。収入印紙は法務局の中でも買えるから事前購入不要、何年預けてもお値段は据え置き。お得!  というわけで、使ってみたいなという好奇心と、多分私は長生きせんだろうなという予感もあって、ちょっと試してみてもいいかな……と考えている。  遺言書を残すほどの遺産あるの

          遺言書を用意しようかな、と考えている話

          元気で明るいふりをして生きている

           ……つもりである。  世間的には、病気なら病人らしくじっとしてろとか、引きこもりならそうやって明るくいられないとか、まあそんな色の眼鏡がたくさんあふれ返っている印象がある。  学校を休んでいるなら病院に行く以外で家から出てはいけない、とかね。  昭和や平成初期~中期の価値観がなかなかしぶとく残っている。  物的な価値観ではなく、こう、イメージングの話。  昔は大人がアニメなんてとか言われていたけれど、最近はむしろ大人のほうが見てるよね、みたいな、そういう話。  子どもなの

          元気で明るいふりをして生きている

          鼻からファイバースコープを入れた話

           病院の話が続いております。  ひとまず、十一月の大腸カメラまではこれで最後のはず。  ここ最近は週に一度のペースでどこかの病院に足を運んでいるという不健康ぶり。  九月と十月は体調に気をつけろ、と石井ゆかりさんの一年の占い(私は自分に都合の良いことだけを積極的に信じることにしている不届き者タイプ)にも書いてあった水瓶座なので、きっとこうなることは運命づけられていたに違いない……。  いやそれにしても出費が嵩む。  でもそんなことを言っていられないくらい喉が痛い。  唾液を

          鼻からファイバースコープを入れた話

          問診票に悩む話&婦人科に行ったら流れで子宮頸がん検査をした話

           少し前に重い腰を上げて婦人科の予約をした。  そうか……子宮体がんの検査痛すぎマジウケる事件からもう一年が過ぎたのか……。  今年は去年お世話になった、山を越えた場所にあるハイパーセレブリティキラキラ病院ではなく、そこに務めていた先生が独立した個人病院にかかることにした。  なんといっても山の中にないし、なんなら家からバスで二十分という超近場。しかも開院したばかりなのにいい噂しか聞こえてこない。  これは期待できる。  病院のサイトにあるブログや講演会(スケジュールを確認し

          問診票に悩む話&婦人科に行ったら流れで子宮頸がん検査をした話

          2024夏の成長記録

           二十年遅れの反抗期がやってきたな、と最近思う。  家族、とりわけ母に対して、おいおい待っておくれ、それはちょっといかがなものかと思うのだが? という気持ちが出てくる出てくる。  さすがに切れ散らかして家出をする歳でもなく(そもそも家から出たくない)、二言三言己の考えを告げてその場を去るくらいのものなのだけれど、いやあ、これが噂の反抗心か。  なるほどなるほど、常人はこれを足がかりに親というものから分離し個を得て自立していくのだな。  そんなことを感じることがとても増えた。

          2024夏の成長記録

          家族は難しいなあというぼやき

           不登校だった学生時代や、家から一歩も外出できなかった十代後半から二十代半ばまで。それと無職引きこもりな現在。  我が家族(両親と兄妹)はそんな私の経歴にぜんぶまるっと蓋をして生活しているように感じる。  私自身は不登校の過去も、引きこもりの過去も、精神疾患がある今も、引きこもり無職な自分も、まあこんなもんだろな。それが私よ、This is me! みたいな心持ちで生きているのだけれど、家族は違うらしい。  気を遣われているのか、腫れもの扱いなのか、気まずいのか、何かしら思う

          家族は難しいなあというぼやき

          病院の口コミと歯医者と先生のキャラと

           病院の話が続いている気がする。  そういうお年頃なのでなにとぞ……なにとぞ……。  さて。  細長くて真ん中がくびれていて、中にジュースが入っているアレを凍らせたやつ。通称ポッキンアイス。  我が家の夏はそれが冷凍庫に常備されているので、膝を使いふたつに折って食べては暑さを凌いでいる。  先日もまた暑さに負けそうになり、ここで一発ぽっきんチャージだ! とアイスに食らいついたところ、ガリっという、アイスとは違った歯ごたえが。  ははーん、異物混入ってやつか? と吐き出してみ

          病院の口コミと歯医者と先生のキャラと

          体重の調子が芳しくない話

           体重の調子とは何ぞや、という感じだが、摂食障害(のような、そうじゃないような)の話だ。  以前書いた気がしなくもないかもしれなくもなくもないけれど、メンタルクリニックの前主治医から、痩せてもいいが初潮時の体重を下回ってはいけないと釘を刺されている(無月経になる可能性が高くなるからなんだろうな、と今になって気づいた)程度には、体重の増減を気にしながら生きている。  今の主治医からはまるっとスルーされているためすっかり失念していたが、なんとびっくりあと数百グラムで約束の数値を下

          体重の調子が芳しくない話

          ばね指になった話

           去年ガングリオンで整形外科にかかり、18Gというなかなかの太さの注射針でブスっとやられ、ぎゅうぎゅうと猛烈にコブを押されながら中身をちゅるっと絞り出した。  ぺぺっと塗られた麻酔は針を刺す時だけにしか効果を発揮せず、医者がグイグイ押してくる痛みにはまるで太刀打ちできていなかったせいで、非常に痛い思いをしたのをよく覚えている。痛すぎてちょっと愉快だった。  お医者さんの話や調べた感じからして、再発しやすく何度かちゅるっと出す必要があるかもしれないとのことだったが、幸運なことに

          ばね指になった話

          プライドと諦めの狭間でぐだぐだ考える

           認知が歪んでいる。そしてその自覚がある。  たとえば、私は学歴も学力も教養もなく、社会から逃げて生きてきた(生きている)ため、世界中の誰よりも頭が悪い。  だから私が知っていることを知らない人間は誰一人とてこの世にはいないし、私ができることは誰にだってできる簡単なこと。  仮に幼稚園児でも、私ができることは簡単にこなすことができる。  もちろんそんなわけがない。さすがに幼稚園児には真似できない技術をちゃんと持っている。車の運転とか。  だけど幼稚園児にできるけど私にはでき

          プライドと諦めの狭間でぐだぐだ考える