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おじさん仕事探しの現実 その6【役職定年編】

こんばんは、役職定年まで残り1ヶ月となった60歳サラリーマン”じぃ”です。
「役職定年後どうするのか?」50代後半から考え始めてはいたのですが、結局、なにも考えていないのと同じ結論「継続雇用」を選択してしまいました。
一方で、早期退職を選択する同僚もいたりしますので、今日はそのあたりのことを書いていきたいと思います。

1.職場で断捨離

今月末異動の発令があるので、とりあえず引継書を作り始めています。そんなに懸案があるわけでもないので、わりと気楽に書いています。

そして、自身が溜め込んでいた古い資料など、これもいらない、あれもいらないと、どんどん捨てていたのですが、捨てているうちに、自分自身も会社から断捨離の対象になっているような気がしてきました。

「組織の新陳代謝」ということを、人事部も明確に言っています。
翻訳すると「高齢社員は古いからもう場所空けてね」ということです。

2.娘の部屋の断捨離

娘が一人住まいを始めるため、先日、自分の部屋の断捨離を始めていました。そうしたら、クローゼットの奥から、懐かしくも、古く色の抜けた「ぬいぐるみ」が。
思わず役職定年間近の自分の境遇を、この古いぬいぐるみに重ね合わせてしまいました。
もう、このぬいぐるみ、他人とは思えません。。。

捨てないで・・・

娘がこの古いぬいぐるみたちを転居先に連れていくのか、それとも捨ててしまうのか?
その判断が気になり、もう自分事のような気持ちで様子を見ていると。。。



なんと娘は「無理、絶対に捨てない!」涙目になりながら言っているではありませんか。

ぬいぐるみ、絶対捨てない!

もう感動のあまり、私までもらい泣きしそうになってしまいました。
ぬいぐるみが古くなっても大切にする。それでこそ我が家の娘!と誇りに思いました。


で、ぬいぐるみたち、新居に連れて行ってもらえたかというと、残念ながら引越し荷物に加えてもらえず、クローゼットの中に放置


「おいおい、置いていくのか? 泣きそうになってたよね?」と心のなかで娘に語りかけました。


でも結局、古いぬいぐるみたちは、新しい活躍の場を与えられることなく、我が家のクローゼットの中で「高齢再雇用」の身分となりました。
いやぁ~、なんとも微妙な立場のぬいぐるみたち。
ほんと他人事とは思えません。

クローゼットの中でくつろぐ

まったく、なんてことでしょうか?
捨てられなかっただけ、まだマシと思うしかありませんが。。。

3.役職定年後の待遇

役職定年となってからの収入はとても気になるところです。先輩方に収入を聞く訳にもいかないので、制度から推測するしかありません。

制度上、今後可能性のあるコースは5種類。
現在の年収を1とすると、役職定年後の年収は、0.63、0.51、0.42、0.35、0.27の5種類の可能性があります。
どうやら0.42の可能性大・・・⤵

どんだけ減るのだろう???

そして、この0.42が継続するのは最長でも63歳までの3年間。
その後65歳までの間は、一番下の0.27となります。
この待遇で、わざわざ通勤電車に乗って都内の職場に行けるのか?というとまったく自信がありません。
おなじくらいの給与なら、都内で働くよりも、地域で働きたいと感じます。

やっぱ多摩川渡りたくないじゃん!

4.家計の断捨離

とりあえず、目先の収入減に備えていくつかやっています
①私と妻の生命保険解約
②財形貯蓄を約10分の1に減額
③ふるさと納税
④スマホは基本的に常時機内モード(毎月1GB以内です)
⑤家の中でも上着着用
⑥娘2人が家を出たので家賃の安いところへの転居検討中
⑦車は9万キロ走ったので手放すか新車購入か悩み中。。。

5.早期退職制度への応募の可能性

継続雇用を選択してもそんなに待遇悪いなら、早期退職すれば良かったんじゃない?という考え方もありそうですが、新聞で報道されているような大手自動車メーカーなどとはまったく比較にならないショボい制度。

45歳以上、60歳未満の社員が対象で、優遇措置としては、退職日時点(定年時点ではない)の退職金に対して乗率1.03~1.50倍になるといった感じです。
私の場合は中途採用で勤続年数が足りないため対象外でした。
一方、同僚の中には申し込む人もいます。

早期退職を選ぶ理由を聞いてみると「仕事をしなくても生活に困ることはなさそうだから」
なんとも羨ましい理由です。
そんなに貯蓄があるのかと聞いてみると、意外とそうでもないのですが、年間100万円ちょっとあれば生活していけるとのこと。
確かに単身赴任中は家賃含めて月10万円以下で十分生活できていたので、そんな生き方もあるかもと思います。

6.これからどうする

若い人は、結婚のこと、子どもを育てることなど、金銭的・時間的制約に縛られがちですが、定年を迎える年頃のおじさんは、そんな制約もなく、最強の時期を迎えていると言えそうです。

単なる憧れかもしれませんが、先日NHKクロ現を見ていて、「海外出稼ぎやってみたい」と思いました。

オーストラリアでブルーベリーを摘むアルバイト。月50万円。
青空の下、運動にもなって、老後の貯蓄もできるなと妄想が広がります。

一方、自宅近くで働きたい気持ちも。
これまでのサラリーマン人生で、通勤に何時間費やしたか計算してみました。おそらく、2万時間を超えています。。。
通勤時間はほんと無駄。今後、徒歩・自転車通勤圏内で働けそうな近所を探索して回りたいと思います。

高収入バイト魅力的

そんな妄想をしながらも、目先4月からは、通勤の少し楽な部署へ異動をさせてもらう予定です。
もうちょっとだけ、今の会社に貢献できるよう頑張っていきたいと思います。

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