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おじさん役職定年後の現実 その1【スタート編】

60歳を過ぎていよいよ役職定年後をスタートしたサラリーマン”じぃ”です。
今日は、役職定年後の仕事のこと、収入のこと、家庭での立ち位置など、未知の領域に入った感想など書いていきたいと思います。

勤務する銀行の役職定年は、60歳を迎えた年度の3月末と決まっています。3月末の異動のタイミングに合わせて役職を降り、シニア社員か高齢再雇用社員として再スタートするような制度です。どちらを選択するかは、退職金をこのタイミングで受け取るか、保留するかの違いがある程度で大きな差はありません。

私は、退職金を受け取ってしまうと自制心がなくなることを心配して、とりあえず受け取りを保留。シニア社員を選択しました。

1.役職定年後の仕事

役職定年前の職場が遠距離通勤だったこと、また、同じ職場のままで役職がなくなることへの抵抗感もあり、異動希望を出し、この4月から、経験のなかった監査部門へ異動しました。

新たに監査部門で、ヒラ社員として約2ヶ月勤務してみた感想は「意外といい」ということ。
役職者は、なんとなくそれっぽくしてなくちゃいけないと、何か役職者を演じている感じがあったのかもしれません。ヒラ社員に戻ってみると、自由を取り戻したような感覚があります。
私はどうやら根っからのヒラ社員体質だったようです。
サラリーマン生活で昇進がうれしかったのは、昇進そのものというよりも、収入が増えるからだったのでしょう。

根っからのお金好き!

仕事の方は、システム監査なのですが、これまでシステム開発の現場でずっと監査される立場だったので、まったく知らないわけではありません。
現場でやっていた頃は、「監査する側はチェックして指摘するばっかりでいいよな」みたいに思っていました。
それが、この4月からいよいよ監査する側の立場に(笑)
働いている業界は「やられたらやり返す、倍返しだ!」の世界
(「半沢直樹」の再放送や続編はもうないだろうなー。。。)

左:監査する人、 右:監査される人

これまで、忙しい時期に限って監査が入ったりして、ほんと痛めつけられた印象しかありませんし、苦労してきました。

「やられたらやり返す、倍返しだ!」
なんてことは。。。、内緒ですけどちょっとだけ思ってます。
ウソです(笑)

2.役職定年後の職場環境

職場環境ですが、まず物理的には、大手町ということで比較的通いやすい場所になりました。
周辺のランチは値段が高いのですが、職場の食堂で500円~700円程度で済ませることができています。

それから、心配していた職場内の人間関係ですが、パワハラ系のメンバと言われていた人たちが、すっかりいい感じに変身されていました。ハラスメント研修等の効果なのでしょうか?
また、直属の上司は、私よりほぼ30歳若い元部下ですが、意外とやりにくい感じはなくありがたく思っています。
私が上司だった頃に、パワハラしていなかったのが良かったようです。
もし、当時私がパワハラ上司をやっていたら、今ごろ「やられたらやり返す、倍返しだ!」ということで、メンタルやられたと思います(笑)

そして職場は、シニア社員に対しても差別なく、資格取得支援制度などやってくれているので、調子に乗って「公認情報システム監査人」の資格取得支援策に申し込んじゃったりしています。(受験料が10万円近いので個人では申し込む気になれません)

3.役職定年後の収入

独身寮を出て結婚してから、収入を増やすために頑張ってきました。
ヒラ社員のままでは給料が増えませんので、人並みにそこそこ頑張ったつもりです。途中、苦しい時期もありましたが、なんとか60歳まで生き延びてこれました。

苦しい時期もあったね。。。

でも、60歳を過ぎると収入はどうなるか・・・?

これまでの給与推移と今後の予想が下の棒グラフです。
(20代の頃のデータなし。61歳以降は予想。)

ちょっとヤバい下がり方。もう終わってます。。。
でも、これが現実。。。

給与は額面で4割減、手取りも4割減
長期掛金(厚生年金)変わらず
短期掛金(健康保険)なぜか増加(年齢のせい?)
住民税変わらず
所得税だけ、おかげさまで8割減(ここだけ嬉しい!)
財形貯蓄の積立を9割減らしましたが焼け石に水

いや、ほんとうにムリ。。。

そして、この先、62歳以降も大幅に下がる予定です。

4.家庭での立ち位置

収入は激減ですが、幸い妻が働いています。
妻は近所の小学校で働いていますが、サービス残業が多く、朝は7時前に家を出て帰りはいつも夜10時頃です。
一方、現在、私の方は残業がない上に、5割くらいは在宅勤務なので、家庭での立ち位置は「妻の帰りを待つ夫」

そのようなわけで、平日の家事は、私の担当する比率が増えました。(風呂・洗濯・食器洗い程度)
これから先、家庭での時間がさらに増えると思いますので、食事も作れるようになっておきたいです。

自分でできるといいなー

5.転職活動宣言

実際、役職定年後の生活をスタートしてみると、意外と過ごしやすく、体力的にも精神的にも健康な感じとなっています。
テレワークの日などは、朝ジョギングして風呂に入ってから仕事ができていますので、ほんと若い頃には想像もしていなかったような環境です。

テレワーク前の風呂気持ちいいー

でも、これから先も続く収入の減少と65歳以降は仕事がなくなることを考えると、やはり長く働ける職場に転職したいという気持ちがあります。

いま差し迫って困っているわけではないので、なかなか重い腰を上げることができていませんが、このブログを契機に「転職活動宣言」をして、来週から本格的に就活したいと思います。


ここまでお読みいただきありがとうございました。
次回のブログ予告は「おじさんの仕事探し【続編】」ということにして、就活しながらネタを記録していきます!

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