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はじめに


2023年9月に第一子を出産した。赤子はとてもとても可愛い存在。これから赤子を愛でながら家事に育児に仕事の復帰もがんばろうっと思っていたけれど、心を保たせるのがこんなに大変なんて。

妊娠期間に保健センターで沐浴指導とこれからの育児との向き合い方、また出産を経ての夫婦間の変化のお話を聞いた。

産後は女性ホルモンの急降下やガルガル期などにより、旦那と不仲になるという。

これは一般的なお話であって私には起こらないかもな〜とその時は呑気に聞いていた。

でもあら不思議。見事に旦那の言動にいちいち反応してしまう自分がいた。自分で言うのも何だが妊娠前は割と旦那に愛情を注いできた方だと思う。みんなから「よく四六時中いっしょにいれるね。」とも言われてきた。私たちは職場で出会い結婚した。なので本当に四六時中いっしょにいたし、休日も2人でお出かけするのが大半。友達との予定を入れるのも珍しい。(2人とも地元に友人が少ない。)

いっしょになろうと思えた理由も、「この人とならずっといっしょに仕事ができる。なら生活もいっしょにできるんじゃないかな。」というもの。

なのに今ではちょっとでも自分の機嫌が悪くなれば先のデートのお誘いでも「1人で行ってこれば!」とか言ってしまう。

気分の浮き沈みが多く、心を保てなくなったのはきっとホルモンバランスだけではない。出産前までは休みの日もあまり家にいないくらい、本当に仕事でもプライベートでも外に出ていた。今は赤子と2人っきりの時間を多く過ごしている。私にとってこれはかなり精神的にくるもんなんだなと最近分かった。

2人で過ごすことがひたすら苦痛という訳ではない。赤子との生活はとにかく幸せに満ちていて、ずっとこの子の成長を近くで見守りたいという気持ちもある。でもその生活に私らしさはあるのだろうか?子の成長を見守り、家事をして、家庭を守ることが人生を通して私のしたいことなのか?という自問自答。そのような生活の仕方もあるだろうけど、私はきっと外に飛び出したくなる。

思えば私はかなりの自由人だった。社会人3年間で貯めたお金で英語のブラッシュアップとしてヨーロッパのマルタという国に半年の語学留学。その後自分のバイタリティとコミュニケーション能力だけで生活基盤が作れるのか挑戦したいという思いでカナダのモントリオールに。ここでは長くなるので割愛するが色んな仕事を経験した。その結果、日本の文化と技術は素晴らしいという考えに至り、帰国を決めた。

そんな自由人が赤子を産んで、育児に励む中、周りのみんなが自分らしい仕事や自分を表現をしているのをみて、素直に「いいな。」という感情に。私も何かわくわくできることに打ち込みたい。産後4ヶ月にして自分を表現することを模索。

「自分を表現する」には色んな方法があるだろう。その中で今の自分に合った表現方法とは?を考えるとそれは言葉じゃないかなという考えにいきつく。

産後というものは母にとって幸せであり辛い時期でもある。そう言った辛いことや言葉にしづらい気持ちを綴ることで救われることもあるのではないか?

私はどちらかというと自分の思いを言葉にすることは得意な方だと思う。それを読んで心救われる同士のお母さんたちがいるかも知れない。でもそれが一番の目的というよりは、自分のためって言った方が正解かも。

私が辛いことや怒ってしまったことを言葉にする時、現在進行形では言葉にしない。次の日なり時間が経ってから、あの時の気持ちを言葉に置き換えるとどうだろう?と客観的視点に立って綴ってみる。そうすることにより、「こう思ってたんだね、自分。」とその時の気持ちを自分で受け止めてあげる。自分で自分を認めてあげるような感覚。

意固地になるのではなく、自分の気持ちを認めてあげることにより、気持ちを落ち着かせてまた家族と歩み寄ることができる。

今の私にはぴったりな表現方法。

赤裸々にはなるけれど、きっとこのネガティブな感情をも受け止めることが大切。

自分が自分でいられる表現。

なのでこのnoteでは日々の私の気持ちの動きや考え事を言葉に残していこうと思う。

自己満足だって、それでいいじゃない。

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