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シンプルが1番難しい。
先々週の金曜日に買ったコーヒー豆がもうすぐ切れそうなので、朝の運動もかねて3キロ離れた焙煎場へ。Seventh waveへはもう1年半以上も通い続けている。自分のお店でもコーヒーを淹れるし、家でもコーヒーを淹れるから頻繁に行くわけじゃないけどおいしいコーヒーが飲みたいときは絶対ここにいく。
気分によってカプチーノだったりラテだったりフィルターコーヒーだったりいろんなコーヒーをいろんなカフェで試すだけど、ロングブラック(アメリカーノ?)は今まで全然好きになれなかった。
ロングブラックとアメリカーノ
ロングブラックはニュージーランド/オーストラリア発祥でお湯にエスプレッソを注ぐコーヒー。アメリカーノはイタリア発祥でエスプレッソにお湯を注ぐタイプのコーヒー。大きな違いはロングブラックはエスプレッソを後から注ぐのでクレマが残りエスプレッソのパンチを感じられる(らしい)。
要するにロングブラックはお湯とエスプレッソでできた飲み物。ラテやカプチーノと違いミルクを使わないのでエスプレッソの美味しさだけで勝負しないといけない。
何度かカフェを変えてロングブラックに挑戦してみたけど今まで全然好きになれなかった。日本ではドリップのブラックコーヒーも美味しいと感じていたし、無糖で飲んでいたけどロングブラックはただただ苦いだけのものばっかり。自分が店で出すロングブラックも正直おいしいとは思っていなかった。私の中ではロングブラック=美味しくないものとなっていた。今日までは!
今日はなんとなくロングブラックを試したい気分だった。どうしてかわからないけどSeventh waveだとおいしいかもしれない気がした。
スリークオーター(カップの4分の3だけ)を勧められたからそれにした。ドキドキしながら一口。苦くない!!!なんというか70%カカオのチョコレートを食べた時みたいなほろにが感。だけどガツンと来る苦さじゃなくて、甘みを引き立てる感じ。温度もふうふうして飲めるくらいのちょうどいい温度感。今までのロングブラック画なんだっただろうと思うような衝撃的な美味しさ。
シンプルすぎるからこそ難しい。ちょうどいいお湯の温度と量と完璧なエスプレッソ。家に帰ってもっとコーヒーのことを勉強しなきゃって思わされた。
もうすぐ新しいエスプレッソマシンを家族に迎える予定なので、もっと練習しやすくなる。ロングブラックはおいしい。
同じ材料で全く違うものができるからコーヒーはやめられない。