ヴィーガン(菜食主義者)



今日は書評を綴ります。

今回の本は
『How Veganism Can Save Us』by Emma Hakanssonです。
イギリスの書店で出会いました。

みなさんはヴィーガン(菜食主義者)を知っていますか?
簡単に言うと、”環境や動物保護のために、動物性の食品や製品を避ける人”のことです。

海外ではごく当たり前に存在しているヴィーガン。
カナダでスターバックスで働いていた時は、毎日のようにお客さんから
ヴィーガンメニューを聞かれていました。
また、現在働いている飲食店もヴィーガンメニューを取り扱っています。
私はそれまでベジタリアンとの違いも分からなかったですが、
調べてみると、ヴィーガンの考え方に心惹かれました。

この本では、地球が抱える様々な問題たち、

・気候変動
・人種差別
 ‐ある人種の人たちが過酷な環境労働しないといけない状況にあること
・ジェエンダーに基ずく暴力(身体的暴力・経済的暴力)
・当たり前のように行われる動物虐待

について、ヴィーガン(ヴィーガニズム)がどのように救ってくれるのか、問題の解決に繋がるのか、ということがテーマになっています。

まず、私はこれらの問題について知らないことが多くあり、
私たちが快適に過ごすことができているその裏には、
人や動物たち、そして地球環境の犠牲に上に成り立ってしまっている
ことをひしひしと感じました。

例えば、地球の人間が住める陸上の50%が農産業に使用されていて、
その77%が動物性食品のために使われ、土地が劣化していっています。

食肉処理場で働くということは肉体的にも精神的にも大きなダメージを与えていて、移民や有色人種の人が生活のためにそこで働かないといけない状況があります。
そこで働いていた方が実際の様子をインタビューで話してくれているのですが、かなり酷い環境であることが読み取れました。

セーターなどで使われてい羊の毛。春に生まれるのが通常であるが、
冬に生まれる場合ももちろんあります。そこで生まれた子羊は放置され、
死んでしまいます。冬の間、餌を与え続けるのはコストがかかるからです。
人間がこのような扱いを受けるなんてありえないですよね。
動物だから許されているのでしょうか…と考えさせられてしまいます。

小学校の先生をしていた時、受け持っていた児童たちは本当に動物が大好きで、大人が気にもとめないダンゴムシとか、小さなカエルを大事に大事に育てていました。子どもの方が動物を人と同じくらい大事に扱えていますね。

私の座右の銘は
Be kind, be useful
優しく、役に立つ人であるです。

前までは”人に”優しくしか考えれていなかったように思います。
ヴィーガンに出会い、”地球にも動物にも人に”も優しい人に
なれるように勉強してみたり、買い物の時に何を買うか気を付けて
みたりしています。


ヴィーガンについてもう知ってる×環境問題などに興味がある
そんな方がもう一歩深い学びを得ることができる1冊でした!!

最後まで読んでくださりありがとうございました。
今日も素敵な1日になりますように。




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