見出し画像

自臭症って知ってますか?

最近、少しずつ耳にするようになった「自臭症」は、「自分の体から不快なにおいが出ていて、人に避けられているのでは」と思い込む症状です。実際ににおいがない場合や病気が原因でない場合でも起こり、対人関係の不安の一種とされています。自臭症には体臭だけでなく口臭も含まれます。この症状は特に10代の若い世代に多くみられ、「無臭が良い」という社会の清潔志向が背景にあると考えられています。

自臭症は「自己臭恐怖症」や「自己臭妄想症」とも呼ばれ、自分の体からにおいがしていると強く感じる人がいます。実際ににおいがあるかどうかは関係なく、周囲が否定してもその思いは変わりません。訴えられるにおいもさまざまで、口臭やわきが、頭、汗、便、おりもののにおいなど多岐にわたります。「自分にはにおわないが周囲にはにおっている」と感じる場合もあります。

もし、自分でにおいが気になる場合は、原因に応じた医療機関を受診するのも良いでしょう。例えば、口臭であれば歯科、わきがなら皮膚科や形成外科です。

医療機関での受診結果が問題ない場合は、ご自身の思い込みの可能性もあります。その場合、カウンセリングや認知行動療法が改善に役立つことがあります。病院やカウンセリングは敷居が高いかもしれませんが、生活が辛く感じているなら早めの対処を考えましょう。オンラインカウンセリングも、こうしたお悩みに寄り添いますので、ぜひ気軽にご相談ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?