「好きな人間の、嫌いな一要素」という概念
私は、世界を変にルール化して見る癖があります。
好奇心からくるものだったら良いのですが、ネガティブな方向に、勝手に自分の中でジャッジしてしまうこともしばしば....
その中の一つに、
「相手の役に立たなければ、自分は好かれない/必要とされないだろう」
というのがあって、これがなかなか手強い。
なので、たとえ相手が好きな人(彼/パートナー)であろうと、「私が彼にとってメリットのない存在だったら、嫌われるだろう/必要とされないだろう/彼の人生から早めにいなくなるべきだ」という考えに陥りがち。
このルールに基づいて生きていると、「あ、誰かを傷つけてしまった」という時に下記のようなアイディアに支配されます。
「私はこの人を傷つけてしまうから、早く目の前から消えた方が良い...!」
「きっと相手も同様のことを考えているはず...!」
冷静に考えると、これって「"悪いヤツ"になりたくない」「これ以上"悪いヤツ"だと思われたくない」 という、あくまでも自分のためを思っての行動なのですが、もう、その瞬間は、「これが常識、きっと相手だって私をもうこれ以上必要としていないはず」と思い込んでいるのです...
でですね、たまーーーーーに、彼とケンカなんてすると、例のごとく、思ってしまうわけです。「私なんて、もう嫌でしょ?」って。「嫌いになったよね?」「あなたの人生にいない方がいいよね?」って。
...まー、面倒臭いヤツです。苦笑
冷静になれば、ね。
その瞬間は、残念ながら、本気なんですよ...
でですね、今までの恋人の場合、結構そこまでいったら、なぁなぁな感じで1日が終わることが多くて、私のその仮説が、ひっくり返されることはなかったのです。
が、今回の彼は違った....!
いつものごとく(と、自分でいうのも悲しいですが)私が悲劇のヒロインモード(本人はいたって本気なんですけどね)になると、今回の(今の)彼は、逆に怒ってきたのです。しかも、私の予想とは反する角度で怒ってきた....!!
「舐めないでよ」
「そんなことで嫌いになるような中途半端な気持ちで一緒にいないよ」
「今回の一件は嫌だったけど、それはあくまでも要素の一つ」
「大前提、カナが好きということが、変わるわけないじゃない」
!!!!!!!!???! 前提...!
「好きな人の、嫌いな一要素がわかった、それだけのことだ」
「だから今回の1件で、"好きなカナ"という前提が崩れるわけないだろ、舐めないでくれ」
....ほぅ....!
なんかこう書くと、ただの惚気みたいになっちゃうんですけど 笑
私としては、この発想は、衝撃的でしたね。
どうやら、「好きな人」という、聖域のようなものがあるらしい....
そこには、「役に立たなくなったら、追放される」という重力が存在していないらしい...
相当傷つけたのに、その聖域に、私は生息していていいらしい....
驚きました。
私がこじれたルールを世界に見出してしまった背景の一つに、
「(何も役に立つことをしなければ)自分は愛に値しない」という価値観があったと思うんですね。
そこを、彼はぶち壊してくれようとしているなと、思いました。
「君は、愛に値するんだよ」と教えてくれようとしているな...と。
天使かよ.....
まぁ、私はこんな感じでラッキーなことに天使が現れたので、今、自分で作った謎のルールから解き放たれようとしています。(まだ道半ばですが)
何が言いたいかというと、
私のように、謎のルールに縛られている人って、多分たくさんいると思うんですよね。(ね?)
その方々に、お伝えしたいんです。
「あなたも、愛に値する人間ですよ」って。
みんな、愛に値する人間ですよって。何もしなくてもね。
私もまだ勉強中だけど。多分みんな愛に値する存在なんです。
だから安心して地球に存在しようねって。
誰のためでもなく、自分のために、心置きなく好きなことしようねって言いたいです。
先日前職の先輩と話していたのですが、旦那さんは早く子供が欲しいけど、彼女自身はまだ子供を産みたくないと気づいたらしく、
「(旦那さんのためを思うと)子供をいますぐ産まない私と結婚なんかしなかったらよかったのに」と思った、というエピソードを聞きました。
その時に、また彼(天使くん)のセリフを思い出したんです。
「すぐに子供を産んでくれそうだから、旦那さんは先輩と結婚したわけじゃないと思いますよ」と、彼のエピソードを話したら、先輩もちょっと納得してくれた(はず)
なので、これを読んだ他の誰かも、気づいてくれるといいなー
良い1週間になりますように。
おわり
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