「鶺鴒一册」04
箋注は灌漑への干渉である/
/灌漑は遅れる
ごく淺(あさ)い帰省にも/
/欄/干までに遐邇(かじ)があり/
/卒(にわ)かに水の薄まる箋篠で/
/鶺鴒も抜萃に傷悴する/
/////////遐邇(かじ)がそのまま傷となる
〈薺(ナズナ)振り〉〈水芹(ミズゼリ)摘み〉/
/いずれも淺(あさ)い帰省の傷/傷
たぶん20代後半のもの。この頃、使っていたワープロは、Sharpの「書院」。使わなくなって姪っ子に譲ったけれど、数年後に戻ってきて処分してしまった。仕舞っておけばよかったなあ。たくさんのフロッピーはまだ手元にあるけれど、もう開けない。