鳥Aves note I-xxxi
空と雲の写真とともに、断章詩篇『鳥Aves note I』をお届けします。
鳥Aves note I-xxxi
向こう側のないしたがって裏もない瞬間明滅を繰り返すpixel擬葉の透けるしかないままの葉層にどう言葉を移植してゆくか。厚みも薄みも奥も深みも浅みもない疑似現場にも刻々生起する現象に鳥、鳥たちは小刻みに揺さぶりをかける。その揺さぶりの振幅離接を打鍵すること。打鍵してゆくわたし、私たちの震える指の思考断裂。鳥、鳥たちは外と表を二つながら交互に同時に飛んでいる。