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足を組んでも骨盤はゆがまない?

西荻窪駅から徒歩3分の股関節・骨盤矯正の整体・鴨下療法所です。【足を組む】

 先日、義理の母から整体関係の本を貰いました。

 健康関係に興味がある母は色々と本を買って、読み終わった本を私にくれるのです。

 その本の中にすごいことが書いてあるので、反論して皆様にも勘違いしないようにしていただきたいと思います。

 簡単に要約します。

 皆さんは脚を組むと体が歪むと思っていませんか?
 脚を組むとO脚になると思っていませんか?
 これは、どちらもノーです。
 上に組んだ脚の股関節周りの筋肉が緩んで体が望む楽な姿勢ですからこれは体に良いのです。
 さらに、O脚自体は悪いことではありません。
 
 なぜO脚になるかというと、その人に一番いい形状だからです。


 ↑脚を組むのとはまた違いますが、原理は同じで開きたい方の脚を開いているという、習慣になっている体の癖ですね。これを繰り返せば、左右の股関節角度の差は広がるばかりです。

 私も礒谷式力学療法に出会う以前は、右脚を上に組むのが習慣でしたし、骨盤もダラッと寝かせて座るのが楽でした。

 しかし、礒谷式の矯正法を自分でも行うようになると、脚を組まないのが楽になり、骨盤もきちんと起こしておいた方が楽になりました。

 脚を組むことは、骨盤の歪みからやりたくなる習慣ですから、O脚になるのというより体の歪みが大きくなる、と表現したほうがいいわけですが、O脚の人はO脚がひどくなるわけです。(これは、脚を組まなくても骨盤を寝かせて膝を大きく開いていればO脚になると表現できるわけです)

 私の場合は、子供の頃に剣道をしていて右脚が常に前の状態が右骨盤前方転移を癖付けてしまった原因の一つではないかと思っていますが、右の骨盤を前に出していた方が楽な歪んだ体だったために右脚を上に脚を組むのが楽だっただけで、それが良い状態ではなかったことが、それを修正した今だから分かります。

 また、O脚による骨盤の後方転位はさらに猫背の原因ですから、その姿勢が楽だからと続けていけば背中の筋肉の緊張から神経の圧迫を引き起こしあらゆる病気の原因になってしまうのですから、楽だから良い状態というのはあまりにも無責任な発言と言わざるを得ません。

 O脚はその人に一番いい状態だからです、では決してありません。

 それが証拠に、高齢になるほどO脚になり膝痛、腰痛が増えるのはなぜでしょうか?

 もしO脚が良い状態なら、高齢になるほどO脚になり元気にならなければ理屈に合いませんよね。

 私は、良い姿勢とは物理的な均衡が取れているいわゆる自然体ともいうべき筋肉に余計な緊張が無い状態を指していると考えています。

 ですから、脚も均衡が取れたニュートラルな状態がベストだと思います。

 O脚でもX脚でもなく、捻じれもなく足先が真っすぐである状態こそが目指すべき方向ではないでしょうか?

 O脚とは、脚を外に引っ張る力が内に引っ張る力より強いから起こるのですから、拮抗筋のバランスが崩れているという事ですから、関節がズレたり、筋肉の硬縮で神経や血管の圧迫が起きる原因です。

 X脚は、その反対に内に引っ張る筋肉が強いから起こるので、やはり筋肉はアンバランスな状態なのです。

 他の姿勢の歪みもすべてそうです。

 巻き肩・前肩といわれる肩の状態。

 頭部や首が前に突き出す。

 左肩が下がる。

 顔が右に曲がる。

 どれも左右差は筋肉・筋膜の偏った強弱、緊張によるものですから、整える対象です。

 そうした整えるべき対象を整えず、痛みだけ取れればいいやと言う対処療法を行っていればその歪みは先々もっと大きな問題を引き起こす可能性があると思います。

    
  体の歪みを根本から解決したい礒谷式力学療法×cS60の整体院    
        杉並区・西荻窪  鴨下療法所
      杉並区松庵3ー35-21  03-5938-7713

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