なぜ治療に2時間かかるのか?

 治療にかかる時間。

 かかる時間というより、かかってしまう、かけざるを得ない、と言ったほうが良いのですが、私の治療は約2時間かかります。

 内訳は、2回目以降の患者様で、前回後の様子などをお伺いして、問題なく当初の治療方針通り進められそうであれば、まず股関節矯正15分、座布団矯正、腰枕矯正にそれぞれ15分で合わせて30分、両肩を引き胸を開くストレッチに10分、首、後頭骨の下の緩めに10分、ここまでで65分。

 ここでマットからお立ちいただき、屈伸運動を行っていただきますが、はじめは5分程度から,慣れて治療院でしっかり運動していきたい方は30分位。

 そして、再度マットにお休みいただき、股関節矯正でより良い角度に調整後、横向きにおなりいただき両肩の矯正と調整、首のほぐしに約15分~20分、おおよそここまでがレギュラーな治療で時間の計110分。

 これに、質疑応答や生活習慣、歩行の指導が加わるので、約2時間かかります。

 座布団矯正と腰枕矯正にそれぞれ15分をかけるのは靭帯までストレッチをしないと骨格が動いてくれないからなので、これを短縮することは考えられません。

 屈伸運動の時間5~30分は、お時間お急ぎの方などはご自宅でやっていただくこともできますので、時間短縮が必要な時は最後の矯正とここで時間調整をしています。

 体を根本から変えるためには、私のやり方ですとどうしてもこれぐらいの時間はかかってしまうのです。

 その分料金についてもご負担いただきますが、例えば一般的な整体院で1時間5000~6000円のところに週1回通うのであれば、当所に2週間に1回にしていただけば一般の整体院の効果を保証します。

 月に2回通う方でしたら、月に1回でも、断然結果がいいのです。

 それには2つ大事なポイントがあります。

 1つ目は、当所の矯正が体の歪みの根本から行うものだから、断然効果が違うのです。

 2つ目は、ご自宅で、その方が、ご自分できちんと体を整えるストレッチや体操、また体をゆがませてきた生活習慣、歩き方までご指導していますから、だんだんと自己管理ができるようになるからなのです。

 例えば、テレワークでのPC作業を行う時の姿勢ですが、皆さんは「前肩にならないように」、「猫背にならないように」というような注意は聞いたことがあるかもしれませんが(これでさえ、そのためにどうするかまできちんと説明しているところは少ないようですが・・・)「PCを右前で見るようにPCを右に置けますか?」などと言うアドバイスを聞いたことがありますか?

 これは、体の左右差を解消するためには必須の注意点なのですが、ほとんどの方は意識しないでご自分の癖で、左のお尻に体重をたくさんかけていたり、椅子に座っている右ひざが前に出ていたりするのです。

 もしそうした習慣を長い時間行っていれば、いくら整体院に通って、少しばかり筋肉を柔らかくしてもらっても、体の歪みはどんどん悪化をしてしまうでしょうし、筋肉だけ緩めるような治療法だと、その場限りで体の状態を悪化させる危険性さえあるのです。

 テレワークを始めてから、肩こりや頭痛がひどくなったという訴えをよく聞きますが、きちんとした姿勢において気を付けるポイントを知っていただき、どんな作業環境でもいい姿勢を作れるようにおなりいただきたいと思います。

「PCを右に置いて」まで注意点をアドバイスする磯谷式力学療法ベースの整体院 杉並区・西荻窪  鴨下療法所

 

 

 

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