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小江戸川越家紋散歩案内6 大河ドラマ家紋考察2

こんにちは。
小江戸川越家紋散歩案内人のナベです。
大河ドラマは三話が終わりました。
皆さんは何を主題に見ていますか。
私は勿論ドラマに出て来る家紋に注目しています。
今回はその三話に始めて出て来た、家紋について考察します。

前二話でも葵らしき紋は出たのですが、二話ともぼやけた映像でした。
今回の映像で始めて、はっきりとした「三つ葵」紋が出てきました。
ただ、これも家紋資料には無い家紋なので、私が図を作り名を付けました。
これから松平から徳川に名が変わって行くに従って、この「三つ葵」紋も変化して行くと思いますので注目して下さい。



「今川赤鳥」紋。冒頭の場面で瞬きをしている間に流れてしまいました。
それもTV画面の右上に小さくです。
覚えていない方も多いのではないですか。
今川家を代表する家紋は三話でようやく出て来ました。それもほんの一瞬。
この「赤鳥」紋は馬櫛からとの説があります。
今川家では別の説で、当時女性が馬に乗る時に衣服が汚れない様に、「赤垂」という布を掛けたので、そこからの「赤垂」が「赤取」なったとの説があります。他の説もありますので参考までに。
家紋資料での「今川赤鳥」紋は黒紋が一般的ですが、ドラマでは少し変えているようです。当時は全て手書きですから、残っている資料にもバラツキがあるのも仕方ないですね。

「水野沢瀉」紋。凄い家紋が出て来ました。江戸時代は下総国結城藩水野家で、天保の改革で有名は水野忠邦に繋がっています。水野家は徳川家康の母の実家ですからね名門です。
沢瀉は水性植物で、茎の下の波線は水野の水と合わせて水を表しているのです。別名「面髙」といい、面目が立つという説もあります。
また葉の形が「鏃」に似ている事から、「勝軍草」と呼ばれ多くの武家で使用されています。

鏃沢瀉





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