#69 ド嬢と春と11月と
「バーナード嬢曰く」の5巻に、アガサ・クリスティの「春にして君を離れ」と、「ムーミン谷の11月」を紹介している回があって、どちらも読んでみたくなった。
「春にして〜」は正しい人生を送っていると思っていた主人公が「本当に自分は正しかったのか。実は独善的な価値観を押し付けていたのでは」と回顧する話と紹介されている。
「ムーミン谷の11月」の方は、シリーズの最終巻なのにムーミン一家が一切出てこないらしい。
このマンガ、連載が長期化するにつれて、一話の中で展開が起こったり、感情の揺れ動きが表現されるようになってきていて面白い。無言で目だけのアップのコマとか、昔はなかった気がする。