#48 リスクと命の価値と
ぐるぐるいろんな本を読み中。今のデックは以下。
・Notes from apocalypse
・リスク(サイエンス・パレット)
・日はまた昇る
・けものたちは故郷をめざす
・芥川龍之介の全集
・ストーリーとしての競争戦略
・ITエンジニアのための業務知識がわかる本
・利己的な遺伝子
・イスラム2.0
「リスク」はリスク計算の基本的な考え方が分かって面白い。たとえば死因(心臓病とか)と死亡者数のランキングがデータとしてあったときに、どの死因への対策に予算を使うべきか。このとき、「命の価値」または「死の価値」についての計算をすることは避けられなくて、実際に保険業界や政策評価ではそれをやっている。つまり、若者の死と老人の死を同じ1件として扱うか、健康な人の突然死(事故など)と疾病がある人の死を同じ1件として扱うか、といった価値判断から逃れられない。「期待余命損失」などの考え方が使われる。